弥生会計 12 サービスパック Ver.18.2.1

対応内容

『弥生会計 12 サービスパック Ver.18.2.1』(以下、新プログラム)では以下の内容に対応しています。

  • 簡易課税で消費税申告書の「基準期間の課税売上高」が5千万円を超えた場合に警告メッセージを表示
    消費税申告書の「基準期間の課税売上高」が5千万円を超えた場合、簡易課税での申告を行うことはできません。
    新プログラムでは、[消費税事業所設定]の課税方式が「簡易課税」になっている場合、消費税申告書の「基準期間の課税売上高」が5千万円を超えると警告メッセージが表示されるようになりました。

消費税申告書(簡易)

  • 弥生販売からの仕訳取り込みについての改善
    弥生販売から弥生会計へ仕訳転送を行う場合、転送元の弥生販売と転送先の弥生会計で消費税に関する設定が異なっていると、弥生会計で仕訳を取り込んだ後に仕訳の科目や税区分を修正する必要がありました。
    新プログラムでは、[消費税設定]の設定内容を書き出したファイルが自動生成されます。また、弥生販売 12(Ver.15.1.1)以降で仕訳転送を行った場合は、弥生会計から生成された消費税設定ファイルを読み込み、弥生会計の消費税設定に応じた仕訳を生成できるようになりました。
    ・ 弥生販売で「外税」(税抜)で伝票入力しているが、弥生会計の経理方式が「税込」の場合
    ・ 弥生会計で課税方式が「簡易課税」の場合
    なお、弥生会計の消費税設定のファイルは自動で生成されますので、弥生会計の操作はこれまでと変更ありません。
【注意】
この変更を適用するには、『弥生会計 12 サービスパック』(Ver.18.2.1)以降および『弥生販売 12 サービスパック』(Ver.15.1.1)以降を使用する必要があります。『弥生販売 12 サービスパック』の提供につきましてはこちらを参照してください。
  • 不具合対応
    『弥生会計 平成23年度税制改正対応版』(Ver.18.1.1)で発生した以下の不具合に対応しました。
  • ・ 消費税申告書の「基準期間の課税売上高」に金額を入力した後に画面を閉じずに印刷/印刷プレビューを実行すると、入力した金額が印刷/プレビュー表示に反映されない場合がある
  • ・ 平成24年4月1日以降に開始する課税期間で輸出取引があり、かつ課税売上高が5億円を超える場合、消費税申告書の「控除税額の計算方法」が正しく判定されないことがある
  • ・ Windows XPのマシン環境において、[ファイル]メニューの[データバックアップサービスの起動]をクリックしてもデータバックアップサービスが起動しない

『弥生会計 12』(Ver.18.0.1)以降で発生した以下の不具合に対応しました。

  • ・ <法人データのみ>
    [データ送受信]機能を使用して差分データでのやり取りを行っている場合、一方で勘定科目を追加したデータを差分送信すると、差分データを受信した際に決算書項目の表示が不正な状態になる場合がある
  • ※ 不具合に該当していた場合は、新プログラムのインストール後に事業所データを開くとデータの修復が行われます。
  • 平成23年度 税制改正への対応(Ver.18.1.1で対応済み)
    サービスパック(Ver.18.2.1)には、『弥生会計 平成23年度税制改正対応版(Ver.18.1.1)』以前で対応した内容も含まれます。平成23年度税制改正対応版の対応内容につきましてはこちらをご参照ください。

オンラインアップデートを利用する前の確認事項

『弥生会計 サービスパック Ver.18.2.1』は『弥生会計 12』の差分プログラムです。
新プログラムのアップデートは既に『弥生会計 12』がインストールされているコンピューターで行ってください。

オンラインアップデートでの操作手順

※ お客様の環境によっては、ダウンロードに時間がかかる場合があります。

  • 1. メニューバーから[ヘルプ]−[オンラインアップデート]をクリックして[弥生オンラインアップデート]画面を表示します。
  • 2. モジュール名[弥生会計 ○○○ Ver.18.2.1]にチェックが付いていることを確認します。

『弥生会計』やその他の弥生製品が起動している場合は手順3.以降を行う前に弥生製品を終了してください。

  • 3. [アップデート]ボタンをクリックします。画面の指示に従ってインストールします。
【注意】
セキュリティソフトをご利用の場合は、ダウンロード中のプログレスバーが最後まで進んでもファイルの更新に時間がかかることがあります。そのままの状態でお待ちください。しばらくすると作業が再開されます。
  • 4. インストールが完了すると[オンラインアップデートの完了]画面が表示されます。[OK]をクリックします。

更新プログラムのバージョンは「Ver.18.2.1」になります。バージョンは、メニューバーの[ヘルプ]−[バージョン情報]で確認できます。

セキュリティソフトの警告メッセージが表示された場合

インターネットに接続する際にセキュリティソフトが通信を制限しているとオンラインアップデートの機能が使用できない場合があります。
セキュリティソフトの警告メッセージが表示された場合は、弥生製品に関するプログラムの通信を許可してください。
許可するプログラムについては、Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]−[弥生シリーズ]−[弥生会計 12]−[はじめにお読みください]をクリックし「セキュリティプログラムの通信許可の設定」を参照してください。

新プログラムによるデータチェック

新プログラムのインストール後、データを開いたタイミングまたは[決算書作成]画面を開いたタイミングで「事業所データの決算書項目設定に不整合がありました」のメッセージが表示される場合があります。
このメッセージは、「[データ送受信]機能を使用して差分データでのやり取りを行っている場合」の不具合に該当した場合にのみ表示されます。
※ 不具合に該当していない場合は、メッセージは表示されません。

事業所データの修復

メッセージを[OK]で閉じると、データの修復箇所を示すログ(テキストファイル)が開いて表示されます。
ログの内容に従って勘定科目および決算書項目設定の内容をご確認ください。

  • ログに「以下の決算書項目の区分を修復しました」と出ている場合
    不具合によって不正な状態になっていた決算書項目の区分名が自動的に修復されています。
    このログが表示された場合、[科目設定]画面で決算書項目が「指定なし」になっている勘定科目が存在します。クイックナビゲータの[導入]タブから[科目設定]を開き、ログに出ている区分の勘定科目を確認してください。決算書項目が「指定なし」になっているものは、手動で決算書項目の割当を行ってください。
    (決算書項目の割当方法についてはこちらを参照してください)
  • ログに「以下の決算書項目の区分が初期状態から変更されています」と出ている場合
    決算書項目の区分名のうち、任意に変更可能な決算書項目区分が初期設定から変更されている場合にこのログが出力されます。
    このログが表示された場合は、クイックナビゲータの[決算・申告]タブ[決算書項目設定]でログに表示された決算書項目区分をご確認のうえ、必要に応じて手修正をお願いいたします。(決算書項目区分名の初期設定については、『弥生会計 12』の[ヘルプ]メニューから[マニュアル]−[初期設定一覧]を参照してください)
    また、このログが表示された場合[科目設定]画面で決算書項目が「指定なし」になっている勘定科目が存在します。クイックナビゲータの[導入]タブから[科目設定]を開き、ログに出ている区分の勘定科目を確認してください。決算書項目が「指定なし」になっているものは、手動で決算書項目の割当を行ってください。
    (決算書項目の割当方法についてはこちらを参照してください)
  • ログに「以下の決算書項目の内部データを修復しました」と出ている場合
    決算書項目の内部情報に不整合があった場合にこのログが出力されます。
    このログが表示された場合は自動的に修復が行われていますので、お客様側でデータの修正を行う必要はありません。

この度はプログラムの不具合により、お客様に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫びいたします。
今後はこのようなことの無きよう努めてまいりますので、引き続き弊社および弊社製品へ倍旧のご厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。