
みなさん、弥生は何を扱っている会社だとお思いですか?
きっと、多くの方が、会計ソフトとお答えになるでしょう。
はい、大正解です。でも、これからは、もう大正解とは言えなくなります。
なぜなら、弥生は「事業コンシェルジュ」へと変わっていくからです。お店や会社を経営したり、起業するときの悩みって、経理などの数字の話ばかりではありませんよね。だから、弥生はどんな相談事にもきっちりと応えられる存在をめざしていきたいのです。単に業務ソフトをご提供するだけの弥生から、ビジネスを支える多彩なサービスをご提供できる会社へ。
それがまさに「事業コンシェルジュ」という言葉にこめた思いなのです。
では、質疑応答に入りましょう。
弥生は、日本でもっとも利用いただいている業務ソフトを提供している会社ですし、それを安心してご利用いただけるよう、サポート&サービスも充実させています。しかし、量販店の店頭で弥生製品をお買い上げいただくお客さまの顔を拝見していると、残念ながらあまりニコニコしていないように感じるのです。義務で買うというか、仕方なく買うというか。ゲームソフトならワクワク、ニコニコしますよね。冷静に考えてみると、お客さまは業務ソフトそのものを欲しいわけではないんです。業務ソフトを買うことは目的ではないと思います。
お客さまが本当に達成したいのは、自分の事業を成功させることなのではないでしょうか。業務ソフトは、そのための、あくまでも手段でしかない。そういったお客さまのニーズを踏まえると、私たちはこれまでの業務ソフトベンダーでは足りないと思っているんです。業務ソフトを提供して終わりではなくて、お客さまが事業でお困りのことにさまざまなお手伝いをすることで、お客さまの事業の成功をより確実なものにしていきたいと思っています。
私たちの願いはお客さまの事業が成功すること。そのためには、お客さまが何を求め、どう感じてらっしゃるのかを知るのは非常に重要なことです。そのための努力は相当に意識してやらなければならないと思っています。弥生製品のように、誰でもが使うものこそお客さま中心であるべきですが、実際には、お客さまを意識しないと、お客さまから離れていってしまうんですね。唯我独尊というか、プロダクトアウトというか、お客さま不在になりかねない。だからこそ常に、お客さまはどういう方で、何を悩んでらっしゃるのかを、全社員で意識していかいないといけないと思うんです。
スケールによる圧倒的メリットを提供しつつ、可能な限り、お客さまの個々のニーズに合った解も提供していきたいと考えています。お陰さまで、弥生には100万以上の登録ユーザーがいます。弥生会計は、この25年で軽く見積もっても100 億円以上の開発投資をしていますが、100 万の登録ユーザーでその投資を分けあっているからこそ、比較的手軽な費用でソフトを利用頂くことができています。つまり、みんなで「共有」することにより、圧倒的なスケール・メリットを提供しているわけです。一方で、一般的にスケールを追求すればするほど、個別のニーズに寄り添っていくことは難しくなります。しかし、弥生には約5,000 の会計事務所パートナーがいます。弥生自身は圧倒的なスケール・メリットの価値を提供しつつ、個別のもう少し難しい問題については、パートナーと協力して、さらなる価値を示せるようにしていきたいと考えています。
私たち弥生はいま、業務ソフトベンダーから事業コンシェルジュに進化しようとしています。業務ソフトという従前からの価値はこれからも弥生の中心ではありますが、これまで以上にお客さまの本質的なニーズにお応えし、お客さまの事業の成功のお手伝いをしたいと願っています。新しい価値を提供していくこれからの弥生に、中小企業、個人事業主、起業家としての悩みをぶつけてほしいですし、何よりも期待していただきたいと思います。