経営においては、ヒト・モノ・カネの3つの要素を管理し、適切に組み立てていくことが大切ですが、一方で、事業が行き詰まるのはあっという間。何かを成し遂げたいと起業したなら、それを守るために必要なことはお金の管理であり、「経理業務」なのです。会社を立ち上げたら、次は経理業務。営業と同様に非常に重要な業務です。読んで、転ばぬ先の杖にしてください。

経営に欠かせない3要素

事業を成長させるためには、ヒト・モノ・カネの3要素をマネジメントすることが必要不可欠です。「成長させるため」と言いましたが、成長させることは事業を開始し、企業を存続させることと一緒です。

人(ヒト)がいなければ事業ができませんし、発展もしないでしょう。営業場所や設備も必要になりますが、設備(モノ)が充実していなければ商売ができません。さらに、従業員を雇うためには、資金が必要です。

別の視点で考えると、商品を仕入なければ販売もできません。そして事業自体が成り立ちません。モノをそろえるため、ヒトを集めるためには、資金(カネ)が必要です。

ヒトの仕組み たとえば…・人材の採用と育成・安心して働ける職場 モノの仕組み たとえば…・必要な資金を調達・入金や出金の仕組みの理解・資金管理 カネの仕組み たとえば…・店舗/工場/設備の建設・品揃えや専門性 経営の3要素の仕組みがうまくかみ合い、はじめて企業が成長する

経営が続けられなくなるとき

事業展開が順調でも、会社を運営・維持するためのお金が尽きた瞬間に「黒字倒産」を迎えてしまう状況を何度も多く見てきました。ヒト・モノ・カネの3要素をしっかり管理しなければ事業がうまくいきません。自分の事業の現在位置を理解していないと、適切な打ち手を打てなくなります。時間をかけ設立した会社も、すばらしい能力の経営者が経営していても、つぶれるときはあっという間です。

それを防ぐのがお金の管理、つまり「経理業務」です。特に調子がいいときこそチェックをおろそかにせず、数カ月後に向けて対策を打ちましょう。そこでの判断で会社の将来が大きく変化することもあります。

「お金の管理」から見えてくる、会社の現在位置

「経理は利益を生まない……」と、営業活動を優先させてしまう経営者も多くいます。しかし、経理業務は事業の成績表と捉えると、見方が少し変わるのではないでしょうか。営業がうまくいっている理由を探ったり、どこかに落とし穴がないか探ったりと現状を分析するための仕事が「経理業務」です。

この起業応援プロジェクトは、法人として起業する方の背中を押したいと、法人起業の仕方から普段の経理業務、決算作業での注意したいポイントを、専門家の方の意見を踏まえながらまとめたコンテンツです。

「夢は起業のエンジンだ」という方がいます。夢は、起業家を駆り立てるために欠かせないものです。夢があるからこそ、辛い時でも走り続けることができるのです。夢を持ち続けるためにも、足元をおろそかにしないことが重要ではないでしょうか。夢を持ち続け、実現するためにも、足元の「お金の管理」をしっかりしましょう。

松波 竜太 まつなみ りょうた
会計事務所業界に20年、税理士資格取得後独立し12年間となる。
500社以上の中小企業に関与し、特に資金繰りと銀行交渉については113社をサポート。
お客様の手元資金をサポート前の最大17倍(平均3倍)金利は1/2以下とした目からウロコの手法を、誰にでもできるよう再現性のあるセオリーにまとめ、書籍「借入は減らすな! 新しいウィンドウで開く」(あさ出版)を出版。
「決算書が読めない経営者でも銀行交渉ができる」をコンセプトに説明資料の準備から、アピールすべき点、想定される質問、さらには交渉の継続判断など具体的な「次の一手」をアドバイスし、中小企業経営者から絶大な信用を得ている。
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弥生のかんたん会社設立