起業直後は特に、経理だけに時間を使うことはできません。そこでおすすめしたいのが会計ソフトの利用です。手書きでの帳簿作成をしていると、途中で金額の誤りに気づき、訂正するとそれ以後の計算がやり直し……という悲しい状況に出会ったことはありませんか? もしPCが苦手でも、一度会計ソフトの操作を覚えると、時間をかけずにしっかりした帳簿をつくることが可能です。

今回は、会計ソフト入力時のちょっとした工夫を紹介します。

会計ソフトの基本は税込入力!

多く会計ソフトでは、ソフトが勝手に仕訳してくれるので、消費税を意識せず、税込金額で入力しましょう。簿記経験者の方にありがちな処理が、税抜金額と消費税額を分けて入力してしまうことです。裏を返せば、簿記を経験していなくても入力できるのが会計ソフトなのです。

前月と同じ処理を引き継いでスピードアップ

月によって取引先が大きく変動することがない項目は、「仕訳辞書登録」機能を利用すると、「この取引先にこの勘定科目」という指定可能で、作業のスピードアップにつながります。

さらにその時点でわからない費目は付箋機能や未確認勘定の仕訳を使い、まとめて会計事務所に相談するとスムーズに問題が解決できます。ほとんどのソフトに付与されている機能ですが、弥生会計では、「未確定勘定」という費目で登録可能です。

現預金・売掛・買掛・給与を抑えれば 80%完成

経理会計で毎月どのぐらいの項目を処理するのか、ついつい膨大な書類記載が必要と思われがちですが、会計ソフトに入力するのは現預金取引をはじめとして売掛金(売上)・買掛金(支払)と給与の仕訳を入力すると、8割方完成してしまいます。

数字をソフトの上から下へ入力し、その金額の合計をみていく出納帳形式の入力方法が可能な会計ソフトや、日付をバラバラに入れても、自動的に日付ごとに並べ替えてくれるソフトもあります。

残高を確認しながら、家計簿感覚で記帳することが可能

ここでは出納帳入力ができるソフトとして弥生会計を例に挙げて説明します。赤字にあるように摘要、勘定科目、入金・出金を入力すると支払金額だけや入金だけを合算し、残高を算出することが可能です。簿記で勉強するような細かな仕訳が必要ないため、経理初心者でも簡単に入力が可能です。

自動機能で、入力をさらにラクする方法も!

最近の会計ソフトには、銀行預金や売掛金、買掛金、カードの支払いなどについて、ネットバンキングやクラウド請求書発行サービスと連動することで、自動的に取引を仕訳に変換して取り込むことができるソフトが多く存在します。うまく利用することで、ほとんど手間がかからずに帳簿の80パーセントぐらいが完成します。時間を節約しながら正確に経理処理をしたいという方におすすめです。

自動取込 自動仕訳
松波 竜太 まつなみ りょうた
会計事務所業界に20年、税理士資格取得後独立し12年間となる。
500社以上の中小企業に関与し、特に資金繰りと銀行交渉については113社をサポート。
お客様の手元資金をサポート前の最大17倍(平均3倍)金利は1/2以下とした目からウロコの手法を、誰にでもできるよう再現性のあるセオリーにまとめ、書籍「借入は減らすな! 新しいウィンドウで開く」(あさ出版)を出版。
「決算書が読めない経営者でも銀行交渉ができる」をコンセプトに説明資料の準備から、アピールすべき点、想定される質問、さらには交渉の継続判断など具体的な「次の一手」をアドバイスし、中小企業経営者から絶大な信用を得ている。
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