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2012年05月29日

日本最大の起業支援プラットフォーム「ドリームゲート」と協業し 事業継続支援サイト「開業計画NAVI」を立ち上げ 2,369社の事業継続性を指標「安全率」で評価、事業継続可能な計画書作成を支援

業務ソフト「弥生シリーズ」を提供する弥生株式会社(本社:東京都千代田区、代表者:岡本 浩一郎、以下 弥生)と、日本最大の起業支援プラットフォーム「ドリームゲート」を運営する株式会社プロジェクトニッポン(本社:東京都新宿区、代表者:松谷 卓也、以下プロジェクトニッポン)は、協業により起業家の開業を支援するウェブサイト「開業計画NAVI」を立ち上げました。この「開業計画NAVI」は、実際にゼロから起業し、経営を行っている企業経営者2,369名を対象に実施したアンケート調査をもとに、事業計画書作成から会計・税務の専門家への無料相談まで幅広いコンテンツで事業を継続するために必要となる知識やポイントなどをわかりやすくまとめたものです。特に、事業の継続性を「安全率」という指標を用いて診断できることが特長です。
  • 1.「安全率」とは
    仮に売上が0円となった場合、何カ月先まで事業を継続できるかを示すもので、企業が保有しているキャッシュを毎月の運転資金で割って算出します。この比率が高いほど、事業の継続性も高くなり健全な企業と言えます。 1ポイントはおよそ1ヶ月分の運転資金になります。

  • 2. 調査結果サマリー:黒字企業・赤字企業と安全率の関係
    ・黒字企業・赤字企業とも開業2年目は、事業継続の “ターニングポイント”
    ・ターニングポイントでは、黒字企業と赤字企業の安全率に1ヶ月半の差
今回の調査の結果、黒字経営している企業(以下:黒字化企業)と、赤字経営に陥っている企業(以下:赤字化企業)では、その安全率の推移に特徴的な違いがあることがわかりました。黒字化企業、赤字化企業ともに、開業後2年目の安全率が急激に下がり、3年目になると再び上昇しています。これは、開業2年目あたりで、経営を安定させ、事業の方向性を修正・改善するための出費を伴うことが原因と考えられます。この 2年目前後の“ターニングポイント”で、黒字化企業と赤字化企業の2年目の安全率を比べると2.75ポイントと1.15ポイントで運転資金に1カ月半の差が見られました。“ターニングポイント”を乗り越え、事業を継続するためには、その存在を認識し、早い段階で少しでも多くの手元資金を確保したり、運転資金を減らし“安全率”を高めておくことが必要だということが、この調査から読み取れます。

不況や震災の影響により経営者を取り巻く環境は依然厳しいものですが、「安全率」に沿って経営を計画的に行うことで、起業後も、不測の問題に対して時間的にも精神的にも余裕を持って、事業継続に向けた次の対策を講じることができます。

【黒字化起業と赤字化起業の安全率】
黒字化起業と赤字化起業の安全率


【ターニングポイントを乗り越え安定期に】
ターニングポイントを乗り越え安定期に

「開業計画NAVI」について

「開業計画NAVI」では、飲食業、小売業、理美容など、業界別に「安全率」を抽出し、それをもとに事業計画書を作成できるツールを開発しました。これにより起業を考える業種で事業を興した場合、どのくらいの資金確保が必要かを確認し事業計画書を作成することが可能です。その他、事業計画書の事例集、起業や会計の専門家に無料で質問できるページなど、起業や開業する際には欠かせない情報やサービスを提供しています。起業家は、先輩経営者の経験談や苦労から学んだ点などの「いきた経験」から事業継続のためのノウハウを手軽にかつ、わかりやすい形で学び、参考にすることができます。
弥生とプロジェクトニッポンは、ひとりでも多くの起業家が事業を継続していけるよう、今後も起業家を支援するためにコンテンツの拡充や豊富な情報提供を協力し行っていきます。

起業継続支援サイト「開業計画NAVI」 概要

サイト名称 開業計画NAVI
公開日 2012年5月29日(火)
サイト概要
  • 【1】 開業リポート2012
    創業経営者や個人事業主など「先輩起業家」2,369名にアンケート調査を実施し、「開業リポート2012」を作成しました。実際に起業して経営が続いている経営者を調査したアンケート結果や数字をもとに、事業の継続に必要な備えやポイントをわかりやすくまとめたリポートです。 このリポートでは、「安全率」という指標を提案しています。安全率とは、保有しているキャッシュと毎月の運転資金の割合を数値化したもので、この数値が高ければ高いほど、事業を長く継続できるという結果がアンケート調査の結果、明らかになりました。
  • 【2】 事業計画作成サポートツール
    アンケート調査をもとに、ブラウザ上での簡単な操作だけで事業計画書が作成できるWebサービス「事業計画作成サポートツール(以下サポートツール)」を開発しました。サポートツールでは代表的な9業種を選び、画面の案内に従っていくだけで簡易な事業計画書を作成できます。作成したものは保存する事も可能(注1)です。作成した事業計画書は、Excel(CSV)形式でダウンロードできますので、そのまま銀行や投資家に出す資料としても活用できます。
  • 【3】 事業計画事例集~先輩経営者のインタビューと事業計画
    アンケート調査に回答を寄せた経営者に取材して、事業内容や創業プロセス、特に経営者なら誰しもが経験するお金についての苦労話などをまとめて掲載しています。また、取材やアンケート調査をもとに、成功事業のリアルな事業計画書のサンプルも掲載しました。毎月、様々な業種で更新していく予定です。
  • 【4】 会計の専門家検索・無料相談
    「ドリームゲート」上で、起業家・起業家予備軍に対して、起業・経営・成長支援を行う専門家であるドリームゲート・アドバイザーの中から、起業時に頼りになるお薦めの会計の専門家を検索でき、無料で相談できます。
  • 【5】 会計FAQ
    会計や起業についてのFAQを掲載しているほか、専門家に無料(注2)で質問もできるサービスです。
  • 注1,2 ドリームゲートの会員登録が必要です。