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 弥生ビジネスパートナーインタビュー

弥生シリーズを税務サービスに活かし、顧問先のメリットを創造する
株式会社第一経理/税理士法人第一経理(東京都豊島区)

税務会計事務所として50年にわたる歴史を誇る株式会社第一経理。弥生シリーズのサポートをおこなう弥生パートナーとしても数多くの導入支援実績がある。顧問先の自計化を推進し、より質の高い税務サービスを提供しているほか、弥生シリーズのみの顧客にも、税務サービスを通じて蓄積した広範な知識と、IT化に関するノウハウを活かしたサポートを提供している。

株式会社第一経理/税理士法人第一経理
所在地:東京都豊島区南池袋1-13-2
TEL:03-3980-8939
E-mail:info@daiichi-keiri.co.jp
URL:http://www.daiichi-keiri.co.jp/
サービスエリア:関東一円




質の高いサービスの提供を目指し、サポート専門部署を開設
1954年の創業以来、一貫して納税者の権利を守り、中小企業の成長と発展を支援してきた第一経理。税目別、業種別に特化し、専門力を高め、中小企業のニーズに応えるため、100名を超す専門スタッフが約1500社の顧問先に対して多彩なサービスを提供している。
基幹業務は税務会計だが、中小企業をできるだけバックアップするという姿勢から、リスクマネジメント、ISO認証取得支援、創業支援、人材派遣など、幅広い事業を展開している。1999年には中小企業のOA導入を支援する事務総合サービス事業部を立ち上げ、弥生シリーズのサポートも本格的に開始した。事務総合サービス事業部の馬場正善取締役は、税務会計の専門家がパソコンや業務ソフトの導入支援専門の部署を立ち上げたことについて、「以前から同様の支援サービスは提供していました。しかし、税務担当者が兼任というケースが多く、変遷の早いIT化に対応することは限界があると考えていました。パソコンが急速に普及しているという社会背景があり、ニーズも高い。ならば、しっかりサポートすることは顧問先のメリットにもなる、ということで専門部署を開設しました」と話す。
本格的に弥生シリーズのサポートを開始して4年目だが、弥生会計だけでも年間に120社ベースで導入支援をおこなっており、弥生販売や弥生給与も入れると800社近い実績を誇っている。


自計化の必要性を説き、顧問先から着実な理解を得ている
弥生シリーズを導入している800社のうち多くは顧問先だが、これは既存の顧問先に対してOA化を勧めているという背景もある。「顧問料とは別にサポート料金をいただくことになります。明確なメリットがなければ、従来通りの記帳代行と税務指導でOA化する必要はありません。800社という数字は、自計化すれば試算表がタイムリーに出て、すぐに経営分析が把握でき、次の手が打てるという部分を顧問先の皆様が理解している結果だと思います」。
顧問先の自計化を推進することは、税務サービスを提供するという立場からすれば、今まで以上に価値のある税務指導やコンサルティングが求められることにつながる。馬場取締役は社内的にも顧問業務の内容を見直す大きなきっかけになっていると話す。
第一経理では、顧問先に対して、設備投資や人材計画、利益計画などを決算報告会で立てることを提案している。未導入の顧問先には、その時に弥生会計が役立つという説明をしているという。「手書きで伝票会計をやっている中小企業の場合、例えば、領収書をもとに入出金伝票を起こして、現金出納帳に転記して、さらに元帳に転記という形で最低3、4回は同じ数字を転記するという作業があります。弥生会計を導入すれば、こういった部分の業務が効率化できると具体的にお伝えします」。こういったアドバイスの結果、弥生シリーズを導入する顧問先も多くなり、担当者の訪問時には試算表ができているため、すぐにアドバイスに移れるというメリットが出ているという。


質の高いサポートを通じて、顧客の会社づくりに貢献する
「弥生シリーズは価格と操作性が魅力です。しかし、例えば弥生会計を会計知識が全くないお客様が独自に使い始める場合、やはり限界が出てしまいます」。こう話すのは、導入支援サービスやセミナーなどの経験が豊富な寒河江浩一さんだ。寒河江さんは、第一経理の顧問先でもある団体や組合から依頼され、会計ソフトの使い方を導入から実際の操作、応用まで指導することがある。「すでに弥生会計を購入しているユーザーも数多くいるのですが、基本的な部分を知らずに使っているため、しっかりとした成果を出せていないケースがあります」。こういったセミナーで正しい使い方を覚えるユーザーも少なくないという。
第一経理では、運用に関するコンサルティングや、顧客のニーズに応えるために弥生シリーズを補完するソフトの開発なども重要だと考えている。「例えば、他社の給与ソフトから弥生給与に切り替えたというお客様に、カスタム計算式の使い方など、業態に合った使い方を指導していった結果、操作性の良さに驚いたというケースがあります。また、弥生販売では、専用機から切り替えるサポートを提供したり、弥生会計との連動や固定伝票の管理をするソフトを作って対応するなどのケースもあります」。第一経理の経営理念に、「中小企業のよりよい会社づくりを通してお客様の満足を追求する」という一節がある。寒河江さんは、まさにこの部分がサポートをするうえで大切だと感じてると話してくれた。
中小企業のOA導入を支援する事務総合サービス事業部のみなさん。

「自計化のメリットが浸透し、弥生シリーズを導入する顧問先は確実に増えています」と話す馬場取締役。

「顧問先のニーズはさまざま。会計を基本からお教えするところから、弥生シリーズを補完するソフトの開発まで幅広く対応します」と話す寒河江さん。

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