弥生スマートフォンアプリコンテスト|弥生株式会社×アンドロイダー
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審査会レポート

弥生スマ-トフォンアプリコンテスト、ついに応募締切! 審査委員により、受賞候補作品が絞り込まれる!!

多くの皆様にご参加いただいた「弥生スマ-トフォンアプリコンテスト」は、10月31日に、応募受付を締切らせていただきました。開発に十分とはいえなかった募集期間ながら、実際に動作するアプリで応募される方も予想以上に多く、力作とユニークなアイディアが目を引くコンテストとなりました。

「応募作品は力作揃いね!」 「スマホ+業務アプリの可能性を感じるぜ!」

さて今回は、11月某日、アンドロイド総合サイト「アンドロイダー」を運営する株式会社ルクレ本社にて行われた応募作品の審査会の様子をレポートします! 審査では応募ジャンルごとに気になるアプリをあらかじめピックアップ。当日はそれらについて協議・審査するという形で進められました。

経理アプリ編

経理アプリとして高く評価されたのは、「bizNote(for 弥生会計)」。弥生会計と連携し、かつ簿記の知識がなくても入力でき、オフラインでの入力も可能という点がポイント。

審査風景村井「今回、弥生シリーズ連携部門の課題でもあったデータ連携はPCベースのものでしたが、会計データのクラウド化需要は、現状としてどうなんでしょう?」

岡本「その要望は強くなっていますね。弥生としても対応を考えていますが、ユーザーさんの中には、会計データをDropboxでクラウド化しているなど、弥生の先を行っているケースも出てきています。」

佐藤「bizNote(for 弥生会計)を使って思うのは、入力して使うアプリとしては、やはりiPhoneのUIが優れているということ。Androidアプリの開発者は参考にしてほしいですね。入力が快適でないと、続けて入力する気持ちが折れてしまいますから。その点、「経費&交通費精算for弥生会計」はUIがシンプルでいいですね。」

審査風景UIのわかりやすさという点では、「出先でちょっと帳簿入力for 弥生会計」も好評。弥生会計と連動していて、仕訳辞書をインポートできるのも、弥生ユーザーには嬉しい仕様。ただし、弥生を使ったことがない人にはややハードルが高い、という意見もありました。

岡本「弥生会計のサブとして使うと割り切り、入力できる内容は限られていても使いやすい方がいい。」

佐藤「スマホはシンプルで単機能な方がいいですね。ひとつのアプリですべて間に合わせるのではなく、欲しい要素、使いたいアプリを組み合わせて使う方がいいのかもしれませんね。」

村井「社員がスマホを持つことによって誰が便利になるのか、誰を便利にしたいのか、というのを考えるべきですよね。ただ、従業員が持つのだから、まずは従業員が便利になるアプリがいいとは思います。そういう意味でも、経費精算がラクになるアプリなどは受け入れられやすいでしょうね。そんなアプリなら、個人的にもすごく使いたい。私のところはまだエクセルで処理していますから。」

丸山「実際に、社員全員が持つのかどうかも重要ですね。一人一人が持てば、扱うデータは個人色の強いものになるし、やっぱり、スマホで入力できる内容って、限られていますから。」

審査員が注目した作品|経理アプリ編

bizNote (for 弥生会計)

「bizNote (for 弥生会計)」 クラウドキャスト株式会社

簿記や会計の知識が必要なく、オフライン入力も可能な経費入力アプリ。予算管理と傾向分析チャート機能も搭載。iPhone対応。

経費&交通費精算for弥生会計

「経費&交通費精算for弥生会計」 株式会社テレマークス

交通費など毎日の経費を記録し、経費精算の申請も可能なアプリ。入力した経費は弥生会計に連携可能なテキストファイルを添付してメールで送信する。Android対応。

ラクラク!交通費精算

「ラクラク!交通費精算」 有限会社e・ナレッジ

モバイルSuicaもしくはPASMOとの連動による一括入力を備えた、交通費精算システム。

出先でちょっと帳簿入力 for 弥生会計

「出先でちょっと帳簿入力 for 弥生会計」 波内良樹

外出先で発生する簡単な現金取引をその場で記録。弥生会計の仕訳辞書データをインポートし入力の際に活用できるのが特徴。のちにまとめて仕訳データとして弥生会計に取り込める。Android対応。

勤怠管理アプリ編

審査風景スマートフォンとの親和性が高そうな勤怠管理。それゆえ、応募作品数も経費精算に次いで多いジャンルとなりました。そんな中で、「モバイルタイムカード弥生2012」が話題に。

これは、自社オフィスに出勤しない派遣や客先常駐スタッフでも簡単に勤怠管理ができるアプリ。従来から弥生給与に連携するタイムレコーダーがいくつか販売されていますが、これはそのスマホ版のようなもの。押し忘れ防止のアラームや、通勤電車の遅延の連絡をメールする機能などを搭載しています。

審査風景岡本「これは、小規模の会社なら十分機能すると思う。ただ、実際の勤怠時間が確認できないこともあるので、こういうアプリは労使の信頼関係が大切でしょうね。GPSを使用できれば、情報の精度が上がってさらに良かった。」

佐藤「勤怠管理アプリはたくさん応募がありましたが、これが一番機能が充実していて実用性の高いものになってますね。」

村井「部署に(勤怠管理入りの)iPod Touchか何かをひとつずつ置いておいて、それを出退勤時に各自がポンと押していくとかで、割と正確に勤怠管理できるんじゃないですか。」

岡本「ネットワークに繋がっていて、オンラインでリアルタイムに処理するイメージですよね。紙の打刻の使い勝手を維持しつつ、オンラインならではのメリットが生まれます。今回はオンラインの連携を視野に入れていませんが、将来的にはありでしょうね。」

審査員が注目した作品|勤怠管理アプリ編

モバイルタイムカード弥生2012

「モバイルタイムカード弥生2012」 株式会社セイケン・ソフトサービス

出勤連絡・月間勤務予定表のメール送信と勤務管理、勤務連絡を簡単操作で。シフト勤務や夜勤にも対応、データは「弥生給与」と連携する。打刻すると背景が変わり癒しを演出。打刻漏れ防止アラーム付き。Android対応。

顧客管理アプリ編

審査風景顧客管理アプリで話題に上った「MOBNITE(モバナイト)」は、OCRで名刺情報を読み込むことができ、さらにユーザー同士ならオンラインでプロファイルを更新・同期できるプロファイル管理アプリ。OCRの精度の高さも高く評価されました。

また、企画書のみの応募でしたが、着目点の良さで高評価を得たのが「訪問介護サービス支援アプリ」。その名の通り介護サービス向けに機能を特化しでおり、使い勝手が良さそう。これは需要がありそうです。

審査員が注目した作品|顧客管理アプリ編

MOBNITE(モバナイト)

「MOBNITE(モバナイト)」 株式会社デジタルジャケット

米YOUnite, Inc.社の技術とOCR技術を使用したプロファイル管理アプリ。各ネット上のサービスで自分のプロフィールを更新すると、同時に相手も自動で更新。Android/iPhone対応。

訪問介護サービス支援アプリ 松本和晃・片野俊行

「訪問介護サービス支援アプリ」 松本和晃・片野俊行

訪問介護サービスを行う事業者・現場スタッフの知識/レポートの共有を支援する業務アプリ。

販売管理アプリ編

審査風景

企画書のみの応募作にも多数のエントリーがありました。その中で注目されたのは「入金のケジメ」。毎月の売り上げと入金状況の管理をスマホで行う販売管理アプリです。

村井「銀行口座と連携して入金データを取れるんですか?」

岡本「それはできないみたいですね。アプリ側に手入力して弥生に連携させるようです。」

審査風景小林「このアプリは個人事業主がターゲットなので、ありでしょうか。売り上げと入金状況の確認をスマホでやりたい業種もあるでしょうし。」

丸山「うーん、すでにデジタルで存在するデータを再度手で入力しなおすようなものはちょっと…。非接触ICカード技術や音声入力など、Androidならではの技術や発想をもっと活かしてほしいですね。」

佐藤「今回、音声入力を使った応募作がなかったけど、数字は認識させやすいじゃないですか。レシートをカメラで写すより、読み上げた方が実はずっと早い。入力デバイスに音声が使えるのはAndroidの有利な点なのに、使わないのはもったいないですね。」

審査員が注目した作品|販売管理アプリ編

入金のケジメ

「入金のケジメ」 吉村寿之

個人事業を行う際に欠かせない入金管理をサポート。登録した売上情報から目標売上高も合わせて管理。登録したデータは売掛帳データとして弥生会計と連携できる。

業務効率化アプリ編

審査風景業務効率化部門では、アイディアのユニークさで審査員一同、非常に盛り上がったのが「会議メーター」。会議の出席者の月収や年収を登録しておき、時給換算で会議の人件費がわかるというアプリです。

村井「これは業務効率化部門の応募なんですが、発想がエンタメアプリっぽいですよね。」

岡本「今やっているのこの審査会議のコストが気になっちゃう(笑)。」
審査風景
村井「発想はいい。こういうのを残しておきたいですね。会議に対して単価を計上するのはやや横暴かもしれませんが…。」

小林「私は真面目に使いたいですよ。無駄な会議だと思うことが本当に多いので。」

岡本「役員クラスの人間が経費を計るにはいいかもしれない。各人の発言回数とかも記録できるようにしてね(笑)。」

審査員が注目した作品|業務効率化アプリ編

会議メーター

「会議メーター」 株式会社ポッケ

出席者の年収や拘束時間を入力することで、会議にかかった人件費が即座にわかる人件費計測アプリ。iPhone対応。

Office Call Alert

「Office Call Alert」 松本和晃

会社の固定電話の不在着信通知を逐一、社内パソコンからメールで送ってくれるアプリ。

セキュアファイルマネージャー~K2filemanager~

「セキュアファイルマネージャー~K2filemanager~」
東京システムハウス株式会社

Androidのファイルマネージャー。SDカードのファイルを暗号化できる機能を搭載。Android対応。

高度な技術やユニークな発想で、業務アプリとスマートフォンの未来を感じさせてくれた「弥生 スマートフォンアプリ コンテスト」。審査会場では、終始感心と驚きの声が絶えなかった一方、GPSや音声認識、カメラを使ったOCR、FeliCaとの連携など、スマートフォンの大きなアドバンテージが有効活用されていなかったのは残念という意見も聞かれました。裏を返せば、進化の余地はまだまだ残されているともいえそうです。

さて、いよいよ来週は受賞作品を発表! 審査会で評価の高かった作品の数々から、どのアプリがグランプリの栄光に輝くのか!? 乞うご期待!

丸山不二夫氏

日本Androidの会 会長 丸山不二夫氏

こういうアプリを募集したい、というコンセプトを主催者サイドがしっかりと打ち出すことが重要と感じました。それが参加者にしっかりと届けば、より魅力あるコンテストになると思います。
村井智健氏

AppBank 代表 村井智健氏

スマートフォンのアプリと連携することで、経理がもっとラクになりそうだというのが驚きでしたし、勉強になりました。弥生さんのバックアップを含めて、今回話し合ったようなアプリが実現するのであれば、私自身もぜひ使いたいですね。
小林奈巳氏

iPhone女子部 部長 小林奈巳氏

会計ソフトについてはよくわからないのですが、それでも便利そうだなと思いました。応募については、企画だけより、やはりアプリがあった方が審査しやすいですし、受賞への道のりも近いと思います。使い方の説明も、より具体的に示してくれた方が嬉しいですね。
佐藤進氏

アンドロイダーエバンジェリスト 佐藤進氏

応募作品の数々には、大変多くの刺激を受けました。ただ、作品内容がやや偏ってしまったのが残念。もっと応募作に広がりを持たせるためには、みなさんにどんなことを伝えればいいのか、それをを考えるのが自分への課題と感じました。今後はもっとツール的な発想のアプリが多く集まるようになると、コンテストとしてより面白くなっていくと思います。
岡本浩一郎

弥生株式会社 代表取締役社長 岡本浩一郎

最終的にどれくらい応募があるか、内心ドキドキしていました。でも、これだけ多くの応募をいただいて、コンテストとしては一定の成功を収めることができたと思います。おかげで、私自身、目指すべき方向性が見えてきた感じがします。
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