はじめての青色申告体験記 最終回「青色申告の書類を提出する!」

はじめての青色申告体験記

最終回 提出編 青色申告の書類を提出する!

職員の対応は…

館内撮影は禁止だったので、税務署で配布されているパンフレットをもらってきた。思った以上に丁寧に作られている。

入館するといきなり入り口付近に案内カウンターのようなものが設置してあり、案内員らしき方が、「確定申告ですか? でしたら7階になります」と笑顔で教えてくれる。やけに親切じゃないか。罠か。これは罠なのか。まだまだ油断できない…。


とりあえず、言われるがままにエレベータで7階へ。目の前に受付の方が2人。だれも並んでいない…。申告開始からそれほど経っていないせいなのか…?と思いきや、奥に相談用の窓口があるという案内が…。


というわけで、ひとまず奥に入るとびっくり。

確定申告をしに来た人たちでごったがえしているではないか。同志たちを見て思わずほっとする。ふと見れば会場の一角にはノートパソコンが何台も設置してあり、青いジャンパーを来た係員らしき人が、そこに集まった人たちに何やら教えている。何やってんだろ。


「あの、ここで、何をやっているんですか?」と聞くと、「あ、ここですか? ここは電子申告をしたい方※1や、書類の作り方がわからない方に作成方法を教えているんですよ」と青ジャンパーの人。言われてみれば、普段パソコンになれていないようなちょっとご年配の人に、なにやら説明しているようだ。聞けば、その青ジャンパーの人たちこそ、税務署の職員さんらしい。スーツじゃないじゃん!四角いメガネもかけてないじゃん!しかも、優しいじゃん!

※1 税務署で電子申告をする場合、電子証明書が必要ないため、税務署で電子申告する人がいるそうだ。

無事提出完了!

そして、会場のさらに奥には書類の作成ができた人や、あらかじめ持参した人たちが確定申告の書類を提出するコーナーが。そこにいるのも、なんとも物腰のやわらかそうなお姉さん。しかし、まだ信用できない。別室はどこかにある、と思いながら、おずおずと「あの、これ、確定申告の書類なんですが」と提出すると「はい。たしかに承りました。ありがとうございました」とのこと。
え? これで終わり? 早っ!


会場を後にするとき、とっさに気配を感じ振り返ったが、尾行する影もなく(怯えすぎ)、あっけないくらいに簡単に確定申告は完了した。なんだ、税務署って全然怖いところじゃない。むしろ、普通にいい人たちだった。

還付金で何を買おうか

これにて青色申告は終わり、あとはお楽しみの還付金だ。しかし、ここで恥を承知で告白しよう。これまで確定申告(白色)をしてきた中で、還付金はもの凄く苦い経験なのだ。稼ぎが少ない関係で、結構な額の金額になることもあったのだが、そういうとき、素直に「わーい。お金が入ったー! 何買おうかなー!」と喜んで、実際パーッと使ってしまったことがある。そして、しばらくして別の税金(所得税以外の税金)の振込用紙が届き、顔面蒼白になった。


そう、還付金はパーッと使ってはいけないのだ。そもそも、確定申告とは納税額を決めるという意味がある。それも知らずに喜んで還付金を使ってしまうと、えらい目に合う。ここで一句。「還付金 使っちまったじゃ 済まねーぜ」。これをキモに命じておいてもらいたい。皆さんは、そんな馬鹿なことはしていないと思うけども。


提出の帰り道、普段はあまり意識しない確定申告の看板が至るところにあってちょっとびっくり。これも意識改革の成果?

吉田先生もおっしゃっていたように、青色申告をすることの最大のメリットは、どうしてもごちゃまぜになりがちな会社のお金とプライベートのお金の区別をつけられるようになることだ。フリーランスというのは、どこかで「俺、フリーなんで」とちょっとニートチックな気分になりがちだ。しかし、青色申告をきちんとするようになると、「個人事業主」としての意識が芽生え、個人であっても「ひとり社長」として今後自分がいったいどうするべきかといった事業目標みたいなものも立てやすくなる。そこが肝心なのだろうと今回の経験を通して思った。えらそうなことを書いてしまったが、これからも頑張ろうな、俺。

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はじめての青色申告体験記

  1. 第一回 準備編
  2. 第二回 インストール編
  3. 第三回 取引入力編
  4. 第四回 決算編
  5. 最終回 提出編