第2回 開業資金の準備~不動産・店舗デザイン

開業するにあたって、最初の難関となるのが資金調達。開業には多額の資金が必要になります。ここで用意できる資金がお店の規模を左右する事になるので、自己資金と融資などを上手に使い分けた計画的な資金調達が求められます。

コンテンツ提供:株式会社ビューティガレージ「サロン開業チャンネル」

自己資金は、総開業資金の30%以上が目標

開業時に最もネックとなるのが資金調達です。少なくとも開業までに総開業資金の30%は自己資金として用意しておきたいところです。計画的に貯蓄をし、なるだけ多くの自己資金を集めておきましょう。

親族、友人・知人、オーナー、スタッフ候補者などに協力を依頼します。

資金面で困ったら、まずはじめに親族に協力を依頼しましょう。無利子での借り入れが可能なため、最も安全で親切な資金調達手段であるといえます。とはいえ親切心に甘えず、計画的な返済計画を提示し、定期的に返済していきましょう。

保証人の準備をしておきましょう。
「日本政策金融公庫」「自治体の制度融資」「銀行」「各種リース ファイナンス」

サロンの開業時に最も多く利用される融資機関は日本政策金融公庫です。加えて器具などに関してはリースなどの利用が多いようです。融資を申し込む際には保証人の有無などにより、借入条件が変わってきますので、周りの人間の協力を得ながら借入することをオススメします。

不動産会社を訪問し、物件の選定を行います。希望の物件が見つかったら仮契約を交わします。

日本政策金融公庫に融資を申し込む際には、出店予定地の物件を決めておかなければなりません。融資が受けられなかった場合の契約解消や、家賃発生のタイミングなど、仮契約時にあらかじめ大家さんと交渉しておきましょう。

事業計画、保証人、資格(免状)準備します。

保証人の同意のもとに「創業計画書」を日本政策金融公庫に提出します。また、生活衛生貸付を受ける場合は必要な書類をそろえて都道府県生活衛生同業組合に推せん書の交付申請を行います。

事業計画書で考えたコンセプトを念頭に置き、エリアやターゲット層、形態や店舗スペースなどにより店舗用物件を探します。とはいえ予算の都合上コンセプト通りの物件が見つかるとは限らないので、その際は再度コンセプトを見直したりするなどの柔軟性が求められます。

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サロンコンセプト、ターゲット層から出店するエリアを選定します。

駅の乗降客、男女別の居住人口、昼間人口を考慮し、サロンコンセプトや狙っていくターゲットにあった出店エリアを選定します。

スタッフ人員数、セット面数、シャンプー台数を考慮して、想定店舗面積を算出します。

セット面数から店舗面積を想定しますが、お店の将来的な拡張等も考え、店舗スペースにはある程度の幅を持たせておきましょう。

予算やサロンコンセプトに合わせ居抜き、スケルトンを選定します。

居抜き物件は、内部造作・設備がそのまま使えますので、大きく初期投資費用を節約することが出来ます。スケルトンでは初期費用はかかってしまいますが、自由度の高い内装を創ることが可能です。

店舗の希望条件をもとに不動産屋に物件の検索を依頼します。

希望の条件にこだわり過ぎても、良い物件に巡り会えません。希望の条件を完璧にクリアしていなくても、他の項目でリカバリーして、賃借条件面が総合的に許容範囲の中に入ってくれば、経営的には成り立つので、ある程度柔軟性を持った物件検索をしましょう。

契約内容を事前にしっかり確認し契約を交わします。

契約書の内容は、契約日当日に確認するのではなく、事前に契約書の全ての条文をしっかりと精読しておきます。定期借家契約(再契約可)とあっても、賃借期限が到来した時に再契約できるとは限りません。

物件が決まったら次はいよいよ店舗のデザインです。ここで一番大事なことは、デザイナーとのコミュニケーションをしっかり取り、必死で考えたコンセプトやアイデアを正確にデザイナーに伝達するということ。

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サロンの設計・施工の実績、開業後のフォロー体制をよく調査して

インターネットや書籍、友人や知人の紹介をもとに、サロンコンセプトに合う店舗デザインの会社を選定します。デザイン設計会社、設計・施工会社、施工会社では、できる事が異なるのでそれぞれの守備範囲を理解した上で、選ぶようにしましょう。また、店内レイアウトは美容室の設計実績のある会社に依頼する事をおすすめします。

コンセプト、デザインイメージ、予算、工期等の確認を行います。

サロンコンセプトを店舗デザイナーに伝えます。デザインラフを起こしてもらう時に、前もってモチーフとなるような資料を準備しておきましょう。また、内装の概算見積もりを請求し、全体の予算感を把握しておきましょう。

最終見積り~契約(支払い期日確認)、工事詳細打ち合わせ、施工内容の見直し、支払い方法の確認を行います。

最終見積りでは予め出してもらった概算見積りと額面が変わってきます。予算内で収めようとすると、どうしても削らなければならない部分が出てくるので、優先順位を設け柔軟に対応します。

工事前に保健所に行き書類の確認と出店に対しての注意事項の説明を受けましょう。

・理美容室に適さないレイアウトや工事をする前の確認は必須。適していないとOPENできないケースもありますので注意が必要です。

・地域により若干の違いがありますので、必ず施工業者に資料確認してもらいましょう。事前に保健所に行き必要な備品や書類を揃え、確認しましょう。

基本設備の点検・確認をし、不具合がないかしっかりチェック!

工事が完了したらまず水回りや照明、エアコンなどのお店の基本設備の確認をします。お店の営業時を想定して、全ての設備をひとつひとつ確実に点検しておきます。

許可書交付

保健所や諸官庁の職員が店舗に出向き、図面どおりの構造かどうか、消毒設備は揃っているかどうかなどについて確認検査をします。このとき、店内は営業時と同じ状態にしておきます。開設確認検査の翌日~3日後には確認証を発行されます。