法令改正が多い年も、「弥生給与」と「年末調整あんしんガイド」でスムーズに年末調整できました

歯のインプラントなどに使われている素材、ジルコニアに特化したキッチンプロダクトを製造、販売する株式会社 ZIKICO。代表取締役を務める山瀬光紀さんと経理を担当する山瀬裕子さんのお二人に、弥生製品を選んだきっかけや弥生給与と各種サポートを活用した年末調整業務への取り組みについて伺った。

料理の味をそのまま伝えられるのがジルコニアのカトラリー

ZIKICOが作るカトラリーの素材、ジルコニアは鉱物由来のセラミックス。ダイヤモンド、ルビーに次ぐ硬さと金属のようなしなやかさを持ち、磁器同様にノンアレルゲンでもある。実際に製品を見てみると、金属とも陶器とも違う独特のなめらかさと、職人が手間暇かけて磨き上げた薄さが印象的だ。

光紀さんがジルコニアでカトラリーを作ることを思いついたのは、鰹節でとった出汁を味見した時のことだったという。

「金属のスプーンを使うと出汁の風味が変わってしまうと聞いて、だったら普段、金属のカトラリーで食事をしている時には本当の味がわかっていないということ？　と疑問に思ったのがきっかけでした。ジルコニアという素材は金属臭がせず、人工歯や人工関節に使われるほど人体との親和性も高く、食事の味を邪魔しない。そこで会社内でジルコニアの研究部門を立ち上げて、商品開発を始めたんです」（光紀さん）

試行錯誤の末に作ったスープスプーンがグッドデザイン賞を受賞したのが2017年。翌年にはJIDAデザインミュージアムセレクション賞も受賞し、ジルコニア製プロダクト専門の会社としてZIKICOを設立した。

創立時から経理を担当しているのがお母さまの裕子さん。分割前の会社が弥生製品を使っていてなじみがあったため導入し、現在は「弥生会計」と「弥生給与」を利用している。

未経験でもスムーズに会計業務ができました

バックオフィス業務を担当する裕子さんは、以前までは営業職だったという。実際に弥生製品を使ってはいなかったが、「担当者がやっているのを見ていたのでスムーズに使い始められた。仕訳はインターネットで調べれば大体わかりました」と語る。

自作の収支予定表で入出金を管理し、「弥生会計」にはまとめて入力しているそう。

「税理士さんには決算だけお願いしています。決算資料作成は自社でやって、税理士さんにチェックしてもらい、修正が必要なところは修正し、申告してもらっています」

「弥生給与」と「年末調整あんしんガイド」、動画などのサポートコンテンツをフル活用

現在は山瀬さんたち2人の他に従業員は3人。給与業務は年末調整まで裕子さんがこなしている。

「最新の法令情報は[マイポータル]に入ってくる情報をチェックしています。年末調整は『弥生給与』のガイダンスに従ってやればできますし、動画も毎回見ています。変更点が多かった令和2年分年末調整は『年末調整あんしんガイド』の「提出書類確認チェックシート」や「業務チェックシート＆スケジュール表」がとても役立ちました。国の出しているガイダンスから情報を読み解くのは大変ですが、弥生の情報はわかりやすくて助かります」

「あんしん保守サポート」も活用しているという。「弥生の電話対応は丁寧・的確だし、伝えたいことをくみ取ってくれるのでコミュニケーションがスムーズ。すぐそばで説明してくれるような感じで質問しやすいです」

多くの人がZIKICOの製品を手に取って食を楽しめるように

今後はさらに新しい製品を出していきたい、と話す光紀さん。その言葉どおり、これまでカトラリー中心だったラインナップに、大さじと小さじ両方として使える「TEMO両面計量スプーン」や、ハチミツをすくいやすい「TEMOハニーディッパー」といった調理器具のシリーズが昨年から新たに加わった。どちらもクラウドファンディングを活用したのは、資金集めと宣伝を兼ねてだそうだ。現在もクラウドファンディングサービスで卵を切れるエッグスタンドのプロジェクトが進行している。

「『ジルコニアのカトラリーで食べると料理がおいしい』ということが伝われば、自ずと売上も伸びていくと思うんです。それをもっと多くの人に伝えられるように、いろんなシーンで使えるものを作っていきたいですね」（光紀さん）

• ※本記事の内容は、取材当時のものです。