2018年度(平成30年度)税制改正により、大法人が行う法人税等の申告は電子申告(e-Taxでの申告)が義務化されました。これを踏まえ、法人税等にかかる申告データを円滑に電子提出できるよう環境整備の一環として、利便性向上の施策が進められております。
この利便性向上の施策については、電子申告が義務化されない中小法人等にも適用されます。
データの柔軟化について
現状、e-Tax で送信可能なデータ形式は一律 XML 形式または XBRL 形式となっていますが、これに加えCSV形式での提出も可能となります。
■2019年(平成31年)4月以降適用
様式 | 現状のデータ形式 | 追加されるデータ形式 | 備考 |
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法人税申告書別表 | XML形式 | CSV形式 | 国税庁から標準フォームを提供 |
勘定科目内訳明細書 | XML形式 | CSV形式 | 国税庁から標準フォームを提供 |
■2020年(令和2年)4月以降適用
様式 | 現状のデータ形式 | 追加されるデータ形式 | 備考 |
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財務諸表 | XBRL形式 | CSV形式 | 国税庁が勘定科目コードを策定・公表し、それを含めた標準フォームを提供 |
『弥生会計』の対応
『弥生会計』では、以下の出力に対応しています。
・財務諸表:XBRL形式
・勘定科目内訳書:CSV形式
最新製品であれば、プログラムの変更は必要なくそのままご利用いただけます。
※『やよいの青色申告』をお使いのお客さまには、本改正の影響はありません。