弥生会計 導入事例

弥生会計で得られる月次データを新しい経営戦略に活かす

株式会社レッドビジョン(東京都新宿区)

ユーザー自身が動画CMやキャッチコピーを作る、公募型CMコンテストサイト「CM王国」を企画・運営している株式会社レッドビジョン。豊富なアイデアを次々に実現する経営者は、弥生会計で得られた月次データを事業展開に役立てている。

起業のきっかけ

小学生の頃から起業を目指していた河さんは、アイデアが豊富。「やってみたいビジネスモデルは沢山あります」と話す。

「考えていたビジネスモデルに点数をつけて、何で起業するかを決めました」
さまざまな企業の商品やサービスに対するネーミング、キャッチコピー、イラスト、静止画、動画CMを募集する公募型CMコンテストサイト「CM王国」を企画・運営している株式会社レッドビジョン。代表取締役社長の河東龍さんは、仕事情報誌をはじめとする大手出版サービス会社で独立・起業情報誌を制作する部門に所属し、渉外を担当していた経歴を持つ。「小学生の頃から、周囲に商売をやっている人が多かったこともあって、いずれは自分も何か商売をはじめたいと考えていました。この想いは大人になっても変わらず、入社したときから会社員は5年と決めていました」。入社4年目になったころ、河さんは、それまで暖めていたビジネスモデルのアイデアに点数をつけ、最も成長の可能性が大きく、自身もやってみたかった「CM王国」で起業することにした。
「エクセルで縦軸に自分の強みや好きなキーワードを並べ、横軸に今後の成長に関するキーワードを並べた表を作りました。それを参考に、考えたビジネスモデルに、成長度/やりたい度などの点数をつけて、一番点数が高かったCM王国で起業することにしました」。

在職中に株式会社レッドビジョンを設立した河さんは、2007年4月に退社。CM王国のウェブサイトを開発し、2007年7月からサービスを開始した。「ウェブサイトの開発は大変でした。例えば、全体の仕組みを構築するだけでなく、ボタンの形や色だけでもユーザーの反応が違うことがわかって、そういった細かい部分をひとつひとつ決めて行かなければなりませんでした。その間に営業活動はもちろん、他のウェブサイトとの提携なども進めて行きましたので、やることが本当に多かったですね」。その苦労のかいがあって、CM王国はサービス開始直後から順調に参加企業、ユーザー数を増やし、業績を伸ばしている。

事業と会計

河さんは、会計の実務経験はなかったが、導入アドバイザーやクイックナビゲータで弥生会計の操作にはすぐ慣れた。

「会計処理は業務ソフトの利用を想定していましたし、自然と弥生会計になりました」
小学生の頃から起業を考えていた河さんは、在職中から会計について勉強し、起業当初には業務ソフトの利用を決めていた。「商売でどんぶり勘定をして失敗している例は周りでいくつも見ていました。それに、事業となると会計には他の意味も出てきます。ウェブのビジネスは外部とのアライアンスやコラボレーションが不可欠で、自前でやるのは限界があります。会計をしっかりやっておくことは信用につながりますから、やるべきことはやっておこうと」。河さんは、当初、使い慣れたエクセルでの処理も候補に入れていたが、最終的に貸借対照表や損益計算書を作成しなければならず、入力する作業が2度手間になると考え、業務ソフトの方が良いと判断した。「単純に記録するだけとか、単発的に使うのであればエクセルでもできますが、過去との比較、未来のシミュレーションをするには限界があります。それに、会計ソフトは1度入力すれば貸借対照表や損益計算書がすぐ作れますから楽だと思いました。弥生会計にしたのは、使い勝手などについて知り合いの社長さんたちに質問したところ、弥生会計を使っている人が多かったことと、会計事務所が使っていましたので、自然と決まりました」。

河さんは、会計の知識はあったものの、量販店で購入した弥生会計スタンダードへのデータ入力が初めての実務経験となった。「最初にマニュアルの厚さを見て、果たして操作を覚えられるだろうかと不安になりました(笑)。でも導入アドバイザーやクイックナビゲータがありましたので、スムーズに使い始められましたし、必要事項さえ抑えておけば大丈夫だと感じました。操作面では問題ありませんでしたが、例えば経費をどの勘定科目にすれば良いのか、というような部分には悩みました。そういう場合は会計事務所に電話をして教えてもらいましたが、今はとにかく入力しておいて、修正は会計事務所にまかせるようにしています」。自身が会計処理をする意味は、事業全体を把握するところにあると考えている河さんの目的は明確だ。

会計データを事業へ活かす

CM王国はユーザー参加型。動画、静止画、イラスト、テキストなど幅広い利用ができるほか、他サイトからの投稿、携帯電話での利用など利便性を高めている。

「事業計画書や財務状況の報告、現状の把握に役立てています」
弥生会計を購入したのは2007年8月だが、河さんが本格的に利用するようになったのは9月頃からだった。「CM王国が立ち上がる前は、準備のために使うお金が出て行くだけで、記録をつけていてもマイナスばかりで面白くないので、本格的に処理を始めるのは入金があってからにしょうと考えていました。CM王国は7月にサービスを開始しましたが、入金は数ヶ月後になるので、弥生会計を本格的に利用するようになったのは9月頃でした。最初に少し操作して、必要事項を抑えておけば大丈夫だとわかっていましたので、それから一気に入力して、その後は入出金があるタイミングや月末に入力していました」。

レッドビジョンは、CM王国の他にウェブサイトの企画・制作もおこなっており、順調に業績を伸ばしているが、CM王国の利便性を向上させ、さらにユーザーを増やす目的で事業拡大を進めている。そのため、融資や投資に関する計画も河さんにとって重要な業務になっている。「正確な月次データは会計事務所から翌月には上がってきます。やりとりはメールですが、先方も弥生会計を使っているのでデータの取り込みは楽ですし、すぐ弥生会計上で結果を見ることができます。今現在の貸借対照表、損益計算書の月次データは、投資費用に対する売上、利益の比率を見るために必要で、例えば5カ年計画を提出するにしても、現状と違いすぎる突飛な計画は信用してもらえません。金融機関との折衝の際や、事業会社、ベンチャーキャピタルからも財務状況と今後の展望・計画は必ず求められますから、とても重宝しています」。

河さんは基本的な処理は会計事務所にまかせ、自身は月次のおおまかな結果を把握できる程度にまとめる使い方をしている。「会計事務所からのレスポンスは結構早いのですが、それでも若干のタイムラグはあります。自分で入力するとリアルタイムに数字を見られるメリットがありますね。例えば、毎月チェックしているのは経費です。入金はだいたい把握していますが、出金は自動引き落としもあるので、必要経費であっても、ちゃんと管理しておかないと予想以上に金額が多くて驚くことがあります。設定しておいた経費の上限を超えたらアラートが表示される機能があったら面白いかもしれませんね(笑)」。

今後の事業展開と弥生シリーズ

CM王国は注目の作品や人気ランキングなど、サービス向上につとめ、数多くのユーザーを獲得している。

「ユーザーの利便性を高めて行くことが重要」
CM王国は、企業の商品やサービスを題材にユーザー自身が自由に作品を作り、その作品をコンテストにかけて上位入賞者には賞品を渡す。企業からは参画料金と、コンテスト開催時や順位決定後の視聴回数によってプロモーション料金を受け取る仕組みになっている。「ユーザーが表現しやすい素材として自社の商品などを提供してもらうことで、結果的にしっかり見てもらえますから、PRとしての効果は高くなります。まとまった広告予算を確保できない企業にとってこれは大きなメリットです。最初は動画に限定したものを考えていたのですが、動画を作れるのは一部のクリエーターだけです。それだと参加者が少なくなってしまうので、裾野を広げる意味もあって静止画やテキスト、イラストなども全種類OKにしました」。こうした取り組みがユーザーから評価され、投稿される作品が多く、ニュースサイト、各種メディアで取り上げられるなど反響も大きい。

「サイトの運営方法や収益モデルを含めた全体的なスキームは、起業する前から漠然とではありましたが固めておきました。結局これが事業の軸になりますし、そこがずれてしまうとちゃんとした事業にはなりません。CM王国に関しては、ユーザー数を増やすことが収益アップにつながりますから、これからも利便性の向上につながる展開を進めて行きたいと考えています。例えば、最近は携帯電話でも動画の編集などができるようになっていますので、インフラ整備も含めてユーザーが携帯電話から参加できるような展開を進めています。ほかにも動画を簡単に作ることができる世界有数の仮想世界サービスに特化したSNSと協力したサービスも開始しています」。

また、河さんはCM王国のほかにもビジネスモデルのアイデアを数多く持っている。「CM王国が軌道に乗ったら、別にも着手したいビジネスモデルは沢山あります。CM王国の起業で、成功や失敗はいろいろ経験しましたが、それも全て活かせます。会計については、正直に言うと面倒ですが(笑)、絶対に欠かすことのできない部分です。でも弥生会計を使ってみて、その面倒な部分を極力少ない労力でやれることがわかりましたから、これからも間違いなく使って行きます」。河さんは、新しい事業展開やビジネスモデルの実現に邁進している。
企業名 株式会社レッドビジョン
使用ソフト 弥生会計
事業内容 インターネット関連事業、WEBサイト企画・開発・運営
所在地 東京都新宿区
TEL 03-6272-4740
設立 2007年
年商 -
従業員数 7名(パート・アルバイト含む)
導入時期 2007年
導入支援 なし

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