弥生会計スクールパック 導入事例

弥生会計を授業に使い、簿記理解の向上と資格取得に役立てている

学校法人ソニー学園 湘北短期大学 (神奈川県厚木市)

社会に役立つ人材を育てることを教育理念に、実学につながる多彩なカリキュラムの提供や、資格取得支援体制を整えている湘北短期大学。コンピュータ会計演習の授業に弥生会計を活用し、簿記の知識を実際の場で活かす方法の学習や、全国経理教育協会のコンピュータ会計能力検定取得にもつなげている。

学生の資格取得と簿記理解の向上に弥生会計を使っている

湘北短期大学はソニー学園の名の通り、ソニーとの関わりが深く、ソニーからの奨学金制度や、ソニーグループ各社でのインターンシップ等々が行われている。

企業で働く若年労働者に優れた高等教育を提供するため、ソニー株式会社の寄付で開校された「ソニー厚木学園高等学校」を前身に、1974年に開設された学校法人ソニー学園湘北短期大学。総合ビジネス学科、情報メディア学科、生活プロデュース学科、保育学科の4学科があり、約1,200名の学生を対象に、幅広い教養と同時に、社会に出てから役立つ資格取得支援や多彩な体験プログラムなど、実学をベースにした教育を展開している。

船越教授は会計ソフトを使用した経験はなかったが、その必要性を感じて授業に導入し、操作方法も独力で取得した。

就職に強く即戦力となれる人材育成を目指す総合ビジネス学科では、経理・金融、ビジネス情報、ショップマネジメント、観光ビジネスの5つのフィールドが用意されている。「経理・金融フィールドは、経理事務や金融機関窓口などを目指す学生が多いため、就職に有利な資格として、日商簿記やファイナンシャルプランナーだけでなく、全国経理教育協会(以下、全経)のコンピュータ会計能力検定や経理実務士補資格などの取得を重視しています」。総合ビジネス学科の船越洋之教授は、コンピュータ会計演習を担当しているが、以前のコンピュータ会計演習は現在と異なる内容だったと話す。
「コンピュータ会計演習の授業は、2003年まで主に表計算ソフトを用いた会計帳簿作成、決算作業、財務諸表作成、財務諸表分析をおこなっていました。担当講師は2002年までは非常勤で、当初はそれほど重要な専門科目とは位置づけられていませんでした。この頃の学生の反応は、表計算ソフトの活用の延長としか考えておらず、難しいイメージを持っていたようです。当時アシスタントをしていた私の感想は、授業内容はどちらかというと4年制大学向きで、短大生には難しいと感じていました。実務教育という観点からすれば、やはり実務で利用されているソフトを導入する必要があると思っていましたし、学生もそれを期待しているように感じていました」。船越教授は、2003年度からコンピュータ会計演習の授業を担当したが、やはり学生の反応が良くなかったことと、学科の改革という学内の流れもあり、より魅力的な内容にするため、実務で利用されている会計ソフトを導入することになった。

弥生会計は最もシェアを持つ点と価格面の両方で選んだ

就職活動や就職後にも役立つ資格取得につながるため、熱心な学生は自発的に勉強を進める傾向がある。

選定にあたっては、複数の市販会計ソフトを比較検討し、その結果、弥生会計が中小企業の間で最もシェアを持っている業務ソフトであること、教育機関向けに安価で導入できる「弥生会計スクールパック」の存在を知ったこと、全経が実施しているコンピュータ会計能力検定に弥生会計を使用できることが決め手になり、弥生会計の導入が決定した。「最大シェアの弥生会計を安価な費用で授業に取り入れることで、実務内容を体験できるうえに、授業で学んだ簿記がどのように実務で活かせるのかを学生に教育できる点が最大の魅力でした。また、検定を受験させることにより資格取得という効果も得られることになるので、教育的効果もかなり期待できると判断しました」。
湘北短期大学は、コンピュータなどの導入に積極的なため、パソコン教室は40台と80台の2つがある。当初は40台のライセンスで導入したが、受講する学生が増えすぐに80台のライセンスに増やすこととなった。この結果、2004年度からコンピュータ会計演習は、弥生会計を活用した授業に全面リニューアルされた。
授業方法は、全経コンピュータ会計能力検定3級レベルのテキストと問題集を使用し、大きく3つの部分に分けて展開されている。
第1段階は、弥生会計の基本的な使用方法、ソフトと会計帳簿の関係、学問としての簿記会計との相違を学習することで、実務と理論の関係を学ぶ。単に弥生会計の操作方法を教えるのではなく、さまざまな観点から会計ソフトの重要性を理解させている。第2段階は、さまざまな実務上の取引を学びながら、その入力処理方法を学ぶとともに、そこから得られた会計情報をどのように活用するのかまでを学習させる。この段階が最も重要になるため、授業回数も圧倒的に多い。第3段階では、12月に実施される全経コンピュータ能力検定3級対策のため、試験問題を解かせるほか、補講も実施している。
「成績の評価方法はいたって明解で、全経コンピュータ会計能力検定3級の結果と授業態度で評価しています。全経の合格ラインは70点ですが、授業としての合格点は60点にしています。検定に合格すれば自動的に授業も合格するわけです(笑)。また、検定合格者には検定料の一部をプリペイドカードで返還しています。これは、学生のやる気を引き出すとともに、教育効果も向上すると考えてのことです」。現在のコンピュータ会計演習は、経理・金融フィールドの必修科目になっており、経理事務を目指す学生が多いため、2年間の総まとめの意味もあってコンピュータ会計能力検定3級を受験させている。また、船越教授のゼミでは、前期に全経コンピュータ会計能力検定初級の受験をさせているなど、授業での利用が進んでいる。

弥生会計による授業は学生からも好評

学生が自由に使えるネットカフェ。湘北短期大学は最新設備の導入にも熱心な校風だ。

船越教授は1994年に赴任したが、当時パソコンは全く使えなかった。「弊学に赴任してからWindowsがどんどん普及して、学内にも設置されるようになり、これはやらないとだめだと思い勉強を始めました。おかげで一時はエクセルの授業を持っていたこともありますが、弥生会計の導入を決めた時点では、私自身が会計ソフトを使ったことがありませんでした」。弥生会計を使ったコンピュータ会計演習の授業が始まった2004年度は後期からの授業だったため、船越教授は、弥生会計スクールパックの教師用指導書と専用テキストを使って前期の間に自己流で勉強した。「最初の年は受講生が57人いました。学生の数が多いので予想外の細かい質問が出て調べ直したり、大学のシステムとの関係などもわからないことがありましたが、自力で解決していきました。今では全く問題なく教えられている自信はあります」
受講する学生は、1年次に簿記の授業が必須になっているため、コンピュータ会計演習に必要な簿記の基礎は学んでおり、キーボード操作にも慣れていることから、弥生会計をすぐに使い始めることができている。「弥生のWebサイトにある事業所データを使って授業をしています。学生は給与明細の仕訳作業をするときなどには面白がっています。やはり近い将来、自分が目にするものの仕組みがどうなっているかに興味があるのでしょう。総合ビジネス学科に入って来る学生は、手に職をつけるイメージで学んでいますので、熱心な学生は自発的に勉強を進めますね」。また、商業高校出身の学生は、高校時代に全経コンピュータ会計能力検定3級を取得しているケースもあるため、2級や1級を目指す学生には個別に指導をするようにしている。
湘北短期大学では、学生の資格取得支援に力を入れており、難易度の高い資格の取得者には奨学金を出す制度を実施している。また、簿記やコンピュータ会計などの資格は、経理事務に就く際に欠かせない知識と考えている。「内定後に企業から卒業までに日商簿記2級を取得しておくように言われるケースもあります。経理系の資格は、一度離職しても復職する際の強い武器になりますので、学生のためになると思っていますし、実際、やっておいて良かったと言う卒業生は多いですね」。船越教授のゼミ生の全経コンピュータ会計能力検定初級合格率が80%、コンピュータ会計演習受講者の3級合格率は約50%にもなっている。
企業名 学校法人ソニー学園 湘北短期大学
使用ソフト 弥生会計スクールパック
事業内容 短期大学
所在地 神奈川県厚木市
TEL 046-247-3131
設立 1974年
生徒人数 約1,200名
導入時期 2004年より
導入支援 なし

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