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オンライン融資について知る

新しい融資、オンライン融資の仕組み

2019/05/15

新しい融資、オンライン融資について解説いたします。

オンライン融資(レンディング)とは?

オンライン融資とは、「オンライン上(インターネット上)ですべての手続きが完結する融資サービス」のことをいいます。従来の金融機関の融資は、書類が多く、手続きも面倒であり、さらに審査に関しては数週間から数か月を要する場合もあります。これに対して、オンライン融資は、最短で即日~数日内で融資を受けることが可能です。

オンライン融資は、近年のフィンテックの発展により、さまざまなデータを活用して人工知能(AI)などで分析を行うことで、スピーディな手続きや審査を実現できるようになっています。

オンライン融資にはいくつかのカテゴリーがあり、主に「信用スコアレンディング」、「トランザクションレンディング」に分かれます。実際はもっと詳細に分類することもできるのですが、大まかにこの二つとその他に分かれると理解してくださって大丈夫です。

「トランザクションレンディング」とは、あるプラットフォーム内での取引データ等(売買実績や入出金状況など)をベースに融資審査するサービスです。「データレンディング」などとも呼ばれています。トランザクションは“取引”という意味ですから、取引実績や履歴などをベースに審査をするということが分かります。

Amazonレンディングや楽天スーパービジネスローン(エクスプレス)などがトランザクションレンディングです。Amazonレンディングは、Amazonマーケットプレイスに参加している法人販売事業者だけが対象となります。楽天スーパービジネスローン(エクスプレス)は、楽天市場への出店事業者だけが対象となります。

また、2017年12月に、いち早く事業者向けにAIオンライン融資を実施した「アルトア株式会社」もこの分野に属すると思われます。アルトアのサービス提供対象はデスクトップアプリ「弥生会計」、「やよいの青色申告」を利用しているユーザーが対象となっています。

銀行業界も積極的に参入か?!

いわゆる「銀行、信用金庫、信用組合」などの金融機関などにおいても、AIを駆使したオンライン融資を積極的に導入する動きがあります。

2019年5月から「みずほ銀行」によるオンライン融資が開始され、「三菱UFJ」も2019年6月に開始するなど、メガバンクの動きが活発化しています。
また、3メガ銀行と地銀など18社が、決算書がなくても融資ができる新スキームを目指し、新会社に出資するなどしています。

アルトアが提供するLaaSとは?

オンライン融資サービス事業者と民間金融機関(銀行、信金、信組など)との連携も進んでいます。その一例ですが、アルトア株式会社は、2019年以降に「LaaS(Lending as a Service)」を稼働させる予定です。

アルトアが提供するLaaSとは、自社にてオンライン融資を展開するだけでなく、金融機関に対して、アルトアの与信エンジンを核にしたオンライン融資のためのシステムや融資業務運営の支援業務などをサービス提供するものです。

つまり、アルトアの与信エンジンを使って、複数の金融機関が自動審査・融資を実行する仕組みです。事業者は、どんな条件で借り入れを行うことができるのか(複数金融機関)、リアルタイムで把握することができるようになり、極めて短期間で借り入れを行うことができるようになります。

このようにオンライン融資は、急速に拡大しています。

オンライン融資のスキームの例

法人向けのAIオンライン融資の一例としてアルトアのサービスモデルについて解説します。アルトアでは、事業者の手間を最小化して、スピード感ある融資サービスを実現するために、「会計データ」(弥生会計、やよいの青色申告)を審査に活用しています。会計データは、全ての取引、銀行口座情報などが記録されていますので、ある意味、万能データといえます。

一般的な事業者向け融資の手続きでは、「決算書・確定申告書の提出」や「来店による面談」が必要になりますが、アルトアではこれらの手続きが必要ありません。

1.事業者(借り手):借入申込&データ提供許可 2.ALTOA:データ取得(会計データ・取引データ・銀行口座情報・クレジットカード情報・顧客属性情報・ソーシャル情報)3.ALTOA:人口知能による審査 4.ALTOA:審査結果を通知 アルトアのスキーム

次に、具体的な利用の仕方について説明いたしましょう。アルトアのWEBサイトから基本情報を入力して、会計ソフトのデータを連携します。そして、必要資金額と返済期間を決めて審査の申し込みをします。アルトアのAI(人工知能)が審査を行うことで、直ぐに借入可能額が判明します。審査結果を確認したら必要書類の画像をアップロードして、郵送されてくる確認コードを入力すれば、指定口座に入金されます。2回目以降の利用の場合、即日入金も可能となります。

1.アカウント登録(入力は基本情報だけ。) 2.会計データを審査(AIが会計データを審査。オンラインでお申込みが完結します。) 3.契約・入金(お借入れ条件をご確認。ご契約手続きもシンプル。)

申込(10分)→審査(10分~60分 営業時間内)→本人確認[証明書取得](10分~1日)[転送不要郵便][コード入力](1日~2日)→契約締結(10分)→実行(即時 営業時間内) 申込~実行まで最短2~3日

手続きフロー

アルトアのオンライン融資は、代表者連帯保証が不要であり、各種書類作成も不要、店舗への来店も不要です。また審査も即日回答なので、2回目以降の利用の場合では、最短即日融資も可能です。またAI(人工知能)のデータ分析学習が進んでいるため、同業他社と比較して実質金利の競争力も高くなっています。

商品概要

対象者 法人、個人事業主
融資金額 50万円~300万円(10万円単位)
資金使途 事業に必要とされる資金
金利 2.8%~14.8%(実質年率)
融資手数料 なし
保証人・担保 なし
返済方式 元金均等返済方式、期日一括返済方式
返済期間(返済回数) 元金均等返済方式
3・6・9・12 か月(3・6・9・12 回)
期日一括返済方式
3・6 か月(毎月利払い)
遅延損害金 19.9%(実質年率)

オンライン融資と従来の融資との違いは?

従来の融資サービスは、申し込みから申請までフェイスtoフェイスにて、金融機関などの窓口等にて行われます。これに対してオンライン融資は、原則としてWEB上で完結します。

また、従来の融資サービスは、少額であっても書類の提出が必要で、その準備や手続きに時間がかかり、経営者にとっては面倒である、という課題があります。それに対してオンライン融資は、申し込みから審査結果、融資実行まで、オンラインで最短数十分程度で完結します。スピード重視の事業を展開する企業にとって、手間と時間を大幅に短縮でき、非常に「利便性」が高いサービスだといえるでしょう。

法人として無担保・個人連帯保証なしで借りることができるのも有難いことです。従来の融資においても無担保・無保証人制度がありますが、企業の業績などにより、経営者(社長)の個人連帯保証が必要になる場合が多くあります。

なお、従来の融資は企業規模にもよりますが、中小企業を対象とすると、数百万円から数千万円の融資限度額ですが、オンライン融資の場合は、数十万~1,000万円程度が平均的な融資額となっています。さらに1年以内の短期融資が中心となっています。

オンライン融資を活用する際は、様々な融資商品を比較して、最も適したものを選択して利用するようにしてください。

従来の融資サービスとオンライン融資の比較

従来の融資 オンライン融資
相談・申込 窓口で相談、申込みをする WEBサイトで申込み
窓口への訪問不要
資料 事業計画書や決算書など、指定された書類を提出する 会計データ、その他データ
書類作成は原則不要
  • アルトアは書類作成不要
審査

提出資料の分析、経営者面談、企業訪問など、総合的に審査をする

審査期間:数週間以上

AI(人工知能)が分析

審査期間:最短即日、2~3日以内
  • アルトアは最短即日
契約 書面で締結する 原則、WEBで締結する
融資実行 手続きにより多少時間がかかる場合もある 最短即日
担保、連帯保証人 担保提供、経営者(社長)の個人連帯保証についてはその都度検討する(個人連帯保証が必要となる場合が多い) 原則として、担保提供、経営者(社長)の個人連帯保証の必要なし

著者:吉田 学(財務・資金調達コンサルタント)

株式会社MBSコンサルティング代表取締役。1998年の起業以来、「資金繰り・資金調達支援」に特化して創業者や中小事業者を支援。これまでに1,000 社以上の資金調達相談・支援を行い、その資金調達支援総額は20億円超。
主な著書に、「社長のための資金調達100の方法」(ダイヤモンド社)、「究極の資金調達マニュアル」(こう書房)、「税理士・認定支援機関のための資金調達支援ガイド」(中央経済社)などがある。

また、全国の経営者・士業などを対象にした会員制の資金調達勉強会「資金調達サポート会(FSS)」を主催している。

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