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弥生の製品は無料でお試しできます

2010年03月26日

弥生とマイクロソフト、ITの導入による小規模法人・個人事業主の業務効率化の促進に向けて協業 ~ Windows® Azure™ をプラットフォームとした「弥生SaaS(仮称)」の提供などにより、3年間で36万社のIT化を推進 ~

 弥生株式会社(本社:東京都千代田区、代表者:岡本 浩一郎、以下 弥生)とマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下 マイクロソフト)は、ITの導入による小規模法人・個人事業主の業務効率化の促進に向けて協業することを発表します。本協業により、弥生とマイクロソフトは、共催セミナーなどの啓蒙活動、両社製品のパッケージ化による販売促進、最新技術への早期対応、マイクロソフトのクラウドプラットフォームである「Windows® Azure™」を開発基盤とした「弥生SaaS(仮称)」の提供などを行っていきます。

 小規模法人・個人事業主は、日本国内の企業約421万社の87%にあたる約366万社※1にのぼりますが、大規模法人に比べ、ITの導入や活用が進んでおらず、会計・販売管理・給与計算などの業務において、現在でも約半数の会社が、手書きでの処理を行っています※2。その一方で、厳しい経済情勢にある現在のビジネス環境において、小規模法人・個人事業主が限られた経営資源で事業を継続し、成長していくためには、ITを活用することでいかにコスト削減や業務の効率化を図っていくかが重要となります。このような状況に対し、業務ソフトウェアとITプラットフォームのそれぞれの分野で多くのお客様の支持を得ている弥生とマイクロソフトは、企業の垣根を越えて両社の強みを活かしながら、小規模法人・個人事業主のITの導入および業務効率の向上に向けて協業していくことに合意しました。

 本協業では、共同セミナーなどの啓蒙活動とともに、より幅広い選択肢をお客様に提供するために、両社製品を活用した特別パックを用意、拡販していきます。また、弥生では、弥生がこれまでもマイクロソフトのプラットフォームを採用してきた実績と、今後も開発を継続するパッケージ製品「弥生シリーズ」の開発環境との高い親和性などの理由により、開発基盤として Windows Azure を採用して、「弥生SaaS(仮称)」を開発し、2011年半ばより提供する予定です。

協業内容の詳細は以下の通りです。

1. IT化啓蒙・支援

  • ●IT化促進のためのイベントやセミナーを共催します。今後1年間に6回の開催を予定しています。
  • ●両社のWebサイトで最新情報を発信するとともに、各社の会報誌やダイレクトメールなどに登録された計50万人以上のユーザーに対して、IT化の活用事例を紹介します。
  • ●マイクロソフトの中堅中小企業向け相談窓口である「マイクロソフトIT化支援センター」※3 を活用してIT化を支援します。マイクロソフトIT化支援センターでの提案メニューに弥生製品を追加するとともに、マイクロソフトのスタッフに対して、弥生が製品や技術に関するトレーニングを実施します。
  • ●マイクロソフトが実施している、ITベンチャーや起業家向け支援プログラム「Microsoft BizSpark™」と、中小規模のWeb開発会社向け支援プログラム「Microsoft WebsiteSpark™」を、弥生ユーザーやパートナー企業向けのセミナー等で紹介し、提供します。

2. 販売促進

  • ●PCメーカーと弥生、マイクロソフトの3社共同で、業務ソフト活用セミナーを開催するとともに、PCと弥生シリーズおよびマイクロソフト製品を組み合わせた特別パッケージを販売します。
  • ●家電量販店と弥生、マイクロソフトの3社共同で、量販店における業務ソフト活用セミナーを開催します。
  • ●その他、両社それぞれの既存のパートナー企業とのネットワークを活用して、新たなパートナー企業と協業することで、小規模法人・個人事業主のIT化に向けた取り組みを強化します。

3. 最新技術への早期対応

  • ●弥生製品を最新のマイクロソフト プラットフォームに早期に対応していきます。2009年12月発売の「弥生10シリーズ」では Windows 7、Windows Server 2008 R2、SQL Server 2008 に対応済です。
  • ●2010年前半より提供開始予定のMicrosoft Office 2010関連製品群に関しても、早期に対応します。

4. 「Windows Azure」をプラットフォームとした「弥生SaaS(仮称)」の提供

  • ●「Windows Azure」をプラットフォームとして採用した「弥生SaaS(仮称)」を、2011年半ばより提供します。弥生が開発および販売を、マイクロソフトが技術支援を担当します。2010年半ばに、一部のお客様向けに「弥生SaaS(仮称)」のベータ版を提供開始予定です。
 本協業により、両社では今後3年間で、約366万社の小規模法人・個人事業主のうち10%にあたる36万社に、弥生およびマイクロソフト製品・サービスを新たに利用いただくことを目標としています。弥生の既存ユーザー76万社と合わせて112万社、小規模法人・個人事業主の約3割に、早期にITを導入・活用いただくことで、ビジネス基盤の強化ひいては日本経済の活性化にも貢献できるものと期待しています。

※1 「2009年 中小企業白書」調べ
※2 2009年 弥生調べ。20名未満の小規模法人・個人事業主計400社からの回答による
※3  マイクロソフト IT 化支援センターは、中堅中小企業におけるIT導入に関して、都度最適なサポートを行うためのお客さま相談窓口です。詳細はWebサイトを参照ください

※Microsoft, Windows, Azure, BizSpark, WebsiteSpark, Windows Server, SQL Server は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。