『弥生会計』「出金伝票」「入金伝票」が含まれている差分データを受信するとインボイス対象税区分の[請求書区分]が空欄で取り込まれる

UPDATE 2024年02月28日

2024年2月28日 更新 修正プログラムの提供を開始しました。

過去の更新履歴

このたび、弊社では『弥生会計』において、以下の不具合を確認いたしました。ご利用のお客さまにはここに謹んでお詫び申し上げます。

不具合に該当する場合、消費税申告が適切に行えない可能性があります。
不具合が発生していた状態で既に消費税申告がお済みの場合は、再度正しい状態での申告をお願いいたします。また、既に納税や還付がお済みの場合は、管轄の税務署へご確認をお願いいたします。

『弥生会計 23 Ver.29.2.1』から『弥生会計 24 Ver.30.1.2』においても、同じ発生条件で類似の事象が発生することを確認いたしました。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、不具合発生条件に該当するお客さまは、2024年2月下旬の修正プログラムの提供をお待ちくださいますようお願い申し上げます。

 

不具合に該当する条件

下記の条件をすべて満たす場合、不具合に該当します。
 
  • 『弥生会計 24』Ver.30.2.1以降を使用している
    ※『やよいの青色申告』は本不具合には該当しません
  • 消費税設定の課税方式が「本則課税」である
  • データ送受信機能(分散入力用データ含む)を使って「差分データ」をやりとりしている※
  • 「出金伝票」「入金伝票」の中に、以下のインボイス対象税区分が含まれる取引がある
    (課対仕入〇%、共対仕入〇%、非対仕入〇%、課対仕返〇%、共対仕返〇%、非対仕返〇%)

※会計事務所(税理士)と顧問先との間で事業所データをやり取りするための機能です。分散された入力データの中で変更があった部分だけを送受信できます。詳細はこちら

 

不具合の内容

不具合に該当する差分データを取り込むと、「請求書区分」「仕入税額控除」が空欄になります。
また、消費税集計表や消費税申告書を作成すると、該当の取引金額が正しく集計されません。
 
  • 不具合に該当する状態

    users-20240215-1-1.png

  • 正常な状態(例:請求書区分が適格の場合)

    users-20240215-1-2.png

    ・請求書区分:「適格」または「区分記載」が入っている
    ・仕入税額控除:取引日付に応じて「100%」「80%経過措置」等が選択されている

     

修正プログラムの提供について

本不具合を修正したプログラム『弥生会計(やよいの青色申告) 24 Ver.30.2.3』を、オンラインアップデートにて提供開始しています。
やよいの青色申告 24 2024年3月1日提供開始
弥生会計 24 スタンダード 2024年2月29日提供開始
弥生会計 24 プロフェッショナル 2024年2月28日提供開始
弥生会計 24 プロフェッショナル2ユーザー 2024年2月28日提供開始
弥生会計 24 ネットワーク 2024年2月28日提供開始

 

オンラインアップデートの方法は、オンラインアップデートの手順を参照してください。
ご利用のお客さまにはご迷惑をお掛けしましたことを、重ねてお詫び申し上げます。

 

 

■ 過去の更新履歴

2024年2月15日 公開

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