弥生会計(デスクトップ)から弥生会計 Nextに移行する方法
STEP3
仕訳データの移行
弥生会計(デスクトップ)から弥生会計 Nextに乗り換える場合に具体的にどのようなことをすればよいのかを解説します。

移行の流れ
データ移行しよう
STEP3 仕訳データを移行
弥生会計(デスクトップ)から仕訳データをエクスポートして、会計期間が弥生会計 Nextと一致していることを確認したうえでインポートします。
弥生会計(デスクトップ)の操作
クイックナビゲータの[取引]カテゴリの[仕訳日記帳]をクリックして、[仕訳日記帳]画面を開きます。
エクスポート前にチェック
①1伝票あたりの仕訳行数が20行を超える仕訳データは弥生会計 Nextにインポートできませんので、分割作業を行う必要があります。ここでは[振替伝票]で仕訳登録している場合について、作業方法をご案内します。
作業前には念のためバックアップを保存してください。
20行を超える仕訳データを選択し、編集メニューから「行コピー」を選択します。
[新規作成]をクリックします。
編集メニューから「行貼り付け」を選択します。
[登録]をクリックします。
◀ボタンを押して行コピーした伝票に戻ります。
行コピーした行を選択して、編集メニューから「行切り取り」を選択します。
[登録]をクリックします。
1伝票あたりの仕訳行数が20行を超える仕訳データがなくなるまで、作業を行ってください。
②1,000行を超えるデータは弥生会計 Nextにインポートできません。1,000行を超えている場合は、分割して複数回に分けてエクスポートしてください。
1,000行を超えているかを確認する際は、メニューバーの「検索」をクリックします。
日付欄で期間を指定して、[OK]をクリックします。
[仕訳日記帳]画面で絞り込み件数を確認し、1,000件を超えていない場合はエクスポートを進められます。
[期間]から書き出しを行う月度※を選択します。
- ※決算仕訳を行われている場合は、決算仕訳もエクスポートします。
[ファイル]メニューの[エクスポート]をクリックすると[エクスポート]画面が開きます。
[書式]が「弥生インポート形式」になっていることを確認します。
出力先の[参照]から出力先を設定し、ファイル名にわかりやすい名前を入力して[OK]をクリックします。
「エクスポートは正常に終了しました。」のメッセージが表示されたら[OK]をクリックします。
弥生会計(デスクトップ)でエクスポートしたファイルを開いて、記述されている取引日付が弥生会計 Nextの処理中の会計期間であることを確認します。
処理中の会計期間外のデータはインポートできません。
弥生会計 Nextの操作
左サイドメニューの[設定]から[インポート・エクスポート]を選択します。
[インポート]をクリックします。
①で[仕訳データ]をクリックします。
②でインポートするファイルを以下のいずれかの方法で指定します。
- 枠内にファイルをドラッグ&ドロップする
- [ファイルを選択]をクリックして表示される画面でファイルを指定する
インポートファイルの記述形式に問題がない場合は、指定したファイルが画面右に表示されチェックマークが付きます。
エラーが表示された場合
インポートファイルの記述が弥生インポート形式のルールに合っていない場合はインポートできません。
エラー対象の行とエラー内容を確認してインポートファイルのデータを修正してから再度インポートファイルを指定してください。
③の[アップロード]をクリックすると、インポートの内容がチェックされます。
インポートデータの内容に問題がある場合
弥生会計 Nextにインポートできないデータがあると、エラー対象の行とエラー内容が表示されます。
エラーを修正してからインポートするか、インポートを続行するかを選択します。
インポートのエラー一覧
- エラーを修正してからインポートする場合
エラー内容を確認して、インポートファイルを修正します。修正が終わったら[再アップロード]をクリックします。 - インポートを続行する場合
[インポートを続行]をクリックします。エラーのある行を除いてインポートされます。インポートされないデータは、必要に応じて仕訳帳で直接入力します。
未登録の項目が表示された場合
インポートデータに、弥生会計 Nextの項目名と一致しない項目が含まれていた場合は、未登録の項目の画面が表示されます。
一致しない名称を弥生会計 Nextに追加するか、弥生会計 Nextの項目に置換するかを選択します。
- 勘定科目
- 追加:追加先の科目のカテゴリを選択します。
- 置換:どの勘定科目に置換するかを選択します。
- 補助科目
- 追加:追加先の勘定科目と追加される補助科目名が表示されます。名称を変更することはできません。追加先が、補助科目に取引先を設定する勘定科目の場合、補助科目名が[取引先]にも登録されます。
- ※補助科目に取引先を設定する勘定科目…「売掛金」「買掛金」「受取手形」「支払手形」「未収入金」「未払金」「未払費用」「短期借入金」「長期借入金」
- 置換:どの補助科目に置換するかを選択します。
- 部門
- 追加:親部門として追加する場合は、[親部門]で「なし」を選択します。子部門として追加する場合は、[親部門]で追加先の部門を選択します。
- 置換:どの部門に置換するかを選択します。「部門なし」にした場合、その部門は登録されません。
- 税部門
- 税区分は置換のみ可能です。どの税区分に置換するかを選択します。
未確定勘定について
勘定科目や補助科目で[置換]選択時に初期値で選択されている「未確定勘定」は、仕訳の勘定科目がわからない場合などに一時的に使用する科目のため、適切な科目に修正する必要があります。
インポートの確認メッセージが表示されたら[インポート]をクリックします。
インポートが完了すると仕訳帳が表示され、インポートされた仕訳を確認できます。
仕訳のインポートが完了したら、STEP4に進みます。
移行の流れ
- STEP1
- 事業所の設定を反映する
消費税の設定を反映する - STEP2
- 期首残高データを移行する
- STEP3
- 仕訳データを移行する
- STEP4
- 残高試算表を確認する
- STEP5
- 固定資産を設定する
- ※必要な方のみ
- STEP6
- 次年度データを作成する
年度締めをする
仕訳データを移行する(今年度分)- ※必要な方のみ
