今回のテーマは「変革の時代の経営戦略」。マイナンバー法の施行や電子帳簿保存法の改正といった法令改正を控えるなか、テクノロジーの進化、規制緩和などが相まって、業務データや商取引データ等の一元化が推進されていきます。会計事務所の業務や経営に「変革」を迫る環境の変化にいち早く対応するために、両会場合わせて3名の経営者の基調講演が催されました。
大阪、東京両会場共通の基調講演は、株式会社ティーケーピー代表取締役社長、河野貴輝氏にお話しいただきました。競合ひしめく不動産賃貸の世界で「貸会議室」というブルーオーシャンを切り拓き、創業10年で年商200億を目指すまでの道のりや今後のTKPの展望までのサクセスストーリーです。ニッチを見つけ出し、ベンチャー企業が急成長する躍動感が伝わってくる心躍る内容でした。
大阪会場では、2001年に株式会社 良品計画の社長に就任後、業績をV字回復させた株式会社 松井オフィス代表取締役社長、松井忠三氏の基調講演を聴くことができました。陰りが見えた組織を立て直すには何が必要なのか、無印流の経営のヒントと改革のアイデアを多数ご教示いただきました。
東京会場では、スターバックスコーヒージャパンの最高経営責任者として顧客価値を大きく向上させた経験を持つ、株式会社リーダーシップコンサルティング代表の岩田松雄氏に、企業にとってのミッションの大切さについてお話しいただきました。経営者やリーダーにとって一番大切なことは何かについて、具体的にご紹介いただきました。
さらに東京、大阪の両会場で「弥生の今とこれから」と題し、弥生株式会社代表取締役社長、岡本浩一郎が、パートナーである会計事務所の皆様とともに弥生が目指す未来について、お話しさせていただきました。