確定申告かんたん解説！
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入力のヒント 開業費の入力方法
開業費は「繰延資産（くりのべしさん）」として登録する
「開業費」とは、「事業を開始するまでの間に開業準備のために特別に支出する費用」です。例えば、お店のオープンに際しての広告費や名刺の作成費など、開業前にかかった費用のことを指します。
開業費と聞くと、”費”がつくせいで経費の一種と思われがちですが、じつは開業費は「繰延資産（くりのべしさん）」というものに分類されます。繰延資産とは、ざっくりいうと「一度に支払った経費のうち、数年間はその効果が続くもの」になり、経理上ではその効果が続く年数に分割して経費化していくものです。高額で数年間使用できるものである「減価償却資産」と似たような取扱いです。
開業費は任意償却が選べることから、開業時の多額な支出を一度に経費にしたり、逆に数年に分けて経費にしたりと自由に振り分けをすることができます。
開業費にできる費用（一例）
- 契約から開業時までの賃借料（不動産業者などに支払った仲介手数料も含む）
- 保健所の営業許可、警察への届出等にかかる費用
- ホームページやパンフレット等の制作費
- 印鑑、名刺などの作成費
- 関係者との飲食費や出店にあたって調査に要した交通費、打ち合わせの費用
