2019/11/25 更新 『弥生販売 20 Ver.23.0.3』プログラム提供を追加
過去の更新履歴2019年11月25日
『弥生販売』で複数の税率を含む伝票を仕訳作成すると、消費税額に端数分の誤差が生じることがある
『弥生販売 20 Ver.23.0.2』以前で「弥生会計への仕訳転送」機能(仕訳作成)をご利用のお客さまは、以下の内容をご確認ください。
発生している現象
対象となるお客さま
仕訳作成時の端数調整の仕様について
対処方法
『弥生販売 19』以前の旧製品をご利用のお客さまへ
(参考)『弥生販売』から転送した仕訳を確認する方法
『弥生販売』で複数の税率を含む伝票を仕訳作成すると、消費税率ごとに端数が調整されず、仕訳作成した消費税額に誤差が生じることがあります。
以下をすべて満たす場合は本現象に該当する可能性があります。
※1つでも当てはまらない場合、本現象には該当しません。
- 『弥生販売 20 Ver.23.0.2』以前で「弥生会計へ仕訳転送」機能(仕訳作成)を使用している
- 1枚の売上伝票(仕入伝票 ※1)で複数の課税区分(消費税率)の商品を入力している
- 仕訳作成時に金額の税込/税抜切り替えが発生する ※2
※1 仕入伝票は『弥生販売 スタンダード』にはありません。
※2 条件に該当するかどうかは、こちらをご覧ください。
仕訳作成時の端数調整の仕様について
『弥生販売 20 Ver.23.0.2』以前では伝票入力時の消費税の端数調整は課税区分(消費税率)ごとに行われますが、仕訳作成で税込/税抜切り替えを行う際に、伝票単位で計算した消費税額の再計算が行われます。
この際の端数調整では、消費税率を問わず課税対象の最初の行に対して発生した端数の調整を行っています。
これにより、『弥生販売』で集計した売上金額(仕入金額)の各消費税率の消費税額と仕訳作成した各消費税率の消費税額に、端数分の誤差が生じる場合があります。
※仕訳作成以外の『弥生販売』の機能で集計・印刷される消費税額には影響ありません。
対処方法
オンラインアップデートの表示がされましたら、速やかにアップデートを行っていただきますようお願いいたします。
▶オンラインアップデートの手順
※『弥生販売』を複数台のコンピューターでご利用の場合は、それぞれのコンピューターでオンラインアップデートを行ってください。
『弥生販売 20 Ver.23.0.2』以前で、既に仕訳転送を行われているお客さまへ
本現象に合致する仕訳を転送している可能性がある場合は、『弥生販売』から転送した該当期間の仕訳を削除して、『弥生販売 20 Ver.23.0.3』にオンラインアップデートを行ってから仕訳の再転送を行ってください。
仕訳を再転送する操作方法の詳細は、こちらをご覧ください。
『弥生販売 19』以前の旧製品をご利用のお客さまへ
課税区分(消費税率)ごとに端数処理を行う仕訳の作成に対応するには、『弥生販売 20 Ver.23.0.3』以降へバージョンアップを行ってください。
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あんしん保守サポートに加入されているお客さま
あんしん保守サポートに加入されているお客さまは、『弥生販売 20 Ver.23.0.3』へのバージョンアップを行えます。
『弥生販売 20』へのバージョンアップを行い、『弥生販売 20 Ver.23.0.3』への移行を行ってください。
▶『弥生販売 20』へバージョンアップしたい
▶オンラインアップデートの手順
※『弥生販売 20』へ移行したあとに、インストールした製品のバージョンをご確認ください。
『弥生販売 20 Ver.23.0.2』以前の場合は、『弥生販売 20 Ver.23.0.3』へのオンラインアップデートを行ってください。
ご利用の『弥生販売』のバージョンは、[ヘルプ]メニューの[バージョン情報]で確認していただけます。
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あんしん保守サポートに加入されていないお客さま
課税区分(消費税率)ごとに端数処理を行う仕訳の作成に対応するには、『弥生販売 20』の新規購入をご検討ください。
▶弥生ストア
(参考)『弥生販売』から転送した仕訳を確認する方法
『弥生販売』から転送した仕訳は以下のように表示されます。
仕訳データのインポートを行った場合は「生成元」欄が空欄で表示されます。この場合、勘定科目や取引内容、金額等の情報を元に『弥生販売』からインポートした仕訳かどうかを確認します。
2019/10/31 公開
2019/11/11「対処方法」のプログラム提供時期を変更