2020年1月16日 更新 修正プログラムの提供について更新しました
過去の更新履歴2019年12月13日
『弥生給与(やよいの給与計算)』配偶者控除等申告書で課税支給額転記を実行すると誤った金額が転記される場合がある
このたび、弊社では『弥生給与(やよいの給与計算)20』において、以下の不具合を確認いたしました。
ご利用のお客さまにはここに謹んでお詫び申し上げます。
[配偶者控除等申告書]で[給与所得の見積額に課税支給額を転記する]の機能をご利用のお客さまは、以下をご確認のうえ、必要に応じて対処方法を実行してください。
以下の条件1、2の両方を満たす場合のみ現象が発生します。
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年末調整モジュールで[セレクト]機能などを利用して従業員の並び順を変更している※項目名の横にあるボタンをクリックして昇順/降順を並び替えたり(下記画像の左側参照)、[セレクト]ボタンをクリックして表示される[従業員セレクト]画面で順序を変更したり(下記画像の右側参照)している
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年末調整モジュールの[配偶者控除等申告書]で[給与所得の見積額に課税支給額を転記する]の[従業員を選択して一括転記]を利用している
不具合の内容
年末調整モジュールで、[セレクト]機能などを利用して従業員の並び順を変更したあと、[配偶者控除等申告書]の[給与所得の見積額に課税支給額を転記する]から[従業員を選択して一括転記]を実行すると、[あなたの合計所得金額(見積額)]の[給与所得]の[収入金額等]に誤った金額が転記される場合があります。

誤った金額が転記されたことにより、実績額と大きく乖離したり配偶者の設定状況と一致しない状況となり年税額に影響する場合には、システムふせん(赤いふせん)でお知らせしています。
システムふせんが貼られている場合には、内容をご確認のうえ必要に応じて設定の修正など行ってください。システムふせんに関する詳細は「システムふせん(赤色のふせん)」 をご参照ください。
誤った金額が転記されている場合の対処方法
上記[不具合に該当する条件]に該当しており、誤った金額が転記されている場合は、以下の手順で再転記を実行することで正しい金額が反映されます。
<注意>
手順5の課税支給額転記の実行が完了するまで、従業員の並び順は変更しないでください。
- 年末調整モジュールを終了します。
- クイックナビゲータの[年末調整]カテゴリから[年末調整業務を行う]をクリックして年末調整モジュールを再度起動します。
- 年末調整ナビ[3.申告書を入力しよう]から[配偶者控除等申告書へ]をクリックして[配偶者控除等申告書]を開きます。
- [給与所得の見積額に課税支給額を転記する]の[従業員を選択して一括転記]をクリックします。
- 再転記が必要な従業員を選択して[課税支給額転記]をクリックします。
- [あなたの合計所得金額(見積額)]の[給与所得]の[収入金額等]に本年度に支給した給与(賞与)の課税支給合計が転記されます。
上記の操作により、[あなたの合計所得金額(見積額)]の[給与所得]の[収入金額等]に正しい金額が転記されます。
修正プログラムの提供について
本不具合を修正したプログラム『弥生給与(やよいの給与計算) 20 (Ver.23.1.2)』を2020年1月16日(木)よりオンラインアップデートで提供を開始しています。
上記不具合に該当しない場合でも、問題なくデータをご利用いただくため、必ずアップデートを行っていただきますよう、お願いいたします。
■ 過去の更新履歴
2020年1月9日 更新 修正プログラムの提供について更新しました
2019年12月13日 公開