2020年1月16日 更新 修正プログラムの提供について更新しました
過去の更新履歴2020年01月08日
『弥生給与』『年調・法定調書の達人』へデータ連動すると、途中入社した従業員の社会保険料が誤った金額で連動される場合がある
このたび弊社では、『弥生給与』と『年調・法定調書の達人』のデータ連動において以下の不具合を確認いたしました。
ご利用のお客さまにはここに謹んでお詫び申し上げます。
『弥生給与』と『年調・法定調書の達人』のデータ連動をご利用のお客さまは、以下をご確認のうえ、必要に応じて対処方法を実行してください。
※『弥生給与』のみ利用可能です。『年調・法定調書の達人』は株式会社NTTデータの税務申告ソフトです。
途中入社の従業員において、徴収しないはずの当月の社会保険料が『年調・法定調書の達人』に連動され、「社会保険料等の控除額」が不正になります。
本来、社会保険料の徴収時期を「翌月徴収」もしくは「翌々月徴収」に設定している場合、入社月の社会保険料は徴収されませんが、『年調・法定調書の達人』にデータ連動を行うと、『年調・法定調書の達人』に社会保険料が連動されます。
また、『年調・法定調書の達人』では、社会保険料が徴収された状態で「算出税額」が計算されるため、「算出所得税」も不正になります。
※『弥生給与』の明細に問題はありません
(社会保険料は徴収されておらず、所得税も正しい金額になっています)
※ここでの「社会保険料」とは、健康保険、介護保険、厚生年金保険、厚生年金基金の保険料(掛金)です。雇用保険は影響ありません。
不具合に該当する条件
以下の条件をすべて満たす場合のみ現象が発生します。
- 『達人連動コンポーネント』を使用して『弥生給与』から『年調・法定調書の達人』へデータを連動している
- 社会保険料の徴収時期を「翌月徴収」もしくは「翌々月徴収」に設定している
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途中入社(社会保険の資格を取得)した従業員が存在し、その月にデータ連動を行った例:12月に途中入社(社会保険の資格を取得)した従業員が存在し、12月度給与処理中の状態でデータ連動を行った※入社(社会保険の資格を取得)した月の翌月以降へ月度更新したあとにデータ連動を行った場合は該当しません例:12月に途中入社(社会保険の資格を取得)した従業員が存在するが、翌月1月度給与へ更新したあとにデータ連動を行った場合、不具合には該当しません
不要な社会保険料が連動された場合の対処方法
上記[不具合に該当する条件]に該当しており、連動された社会保険料が不正になっている場合は、『年調・法定調書の達人』で修正を行ってください。
- 『年調・法定調書の達人(令和元年分版)』を起動して、該当の事業所データを開きます。
- 画面左下にある[業務メニュー]をクリックして、[年調・源泉徴収事務]にある[給与所得の源泉徴収票等の作成]をクリックします。
- 画面下部の[一人別徴収簿]タブをクリックします。
- 該当の従業員を表示して、該当月の[社会保険料等の控除額]および[算出税額]を正しい金額に修正します。
修正プログラムの提供について
本不具合を修正したプログラム『弥生給与(やよいの給与計算) 20 (Ver.23.1.2)』を2020年1月16日(木)よりオンラインアップデートで提供を開始しています。
上記不具合に該当しない場合でも、問題なくデータをご利用いただくため、必ずアップデートを行っていただきますよう、お願いいたします。
■ 過去の更新履歴
2020年1月8日 公開