2020年06月04日
『やよいの青色申告 オンライン』『やよいの白色申告 オンライン』『弥生会計 オンライン』固定資産を編集した場合に[本年中の償却期間]の月数で[普通償却費]が正しく計算されない
このたび、弊社では『やよいの青色申告 オンライン』『やよいの白色申告 オンライン』『弥生会計 オンライン』において以下の不具合を確認いたしました。
ご利用のお客さまにはここに謹んでお詫び申し上げますとともに、不具合を修正するプログラムの提供についてご案内いたします。
不具合の内容
固定資産を編集した場合に[普通償却費]が正しく計算されない。
※[普通償却費]をお客さまご自身で変更している場合は本不具合には該当しません。

不具合に該当する条件
以下の<条件1><条件2>の両方を満たす場合のみ不具合に該当します。
条件1:[償却方法]が「定額法」「定率法」「リース期間定額法」「旧定額法」「旧定率法」の
いずれかの固定資産がある
条件2:2020年1月28日以降に、次の<パターン1>~<パターン3>のいずれかの編集を行っている
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パターン1:固定資産の編集で[耐用年数]もしくは[リース期間]を変更している
例)[耐用年数]を5年から10年に変更した -
パターン2:固定資産の編集で[償却方法]を変更している
例)[償却方法]を「一括償却」から「定額法」に変更した -
パターン3:固定資産の編集で[資産の種類]を変更している
例)[資産種類]を[固定資産]から[繰延資産]に変更した
修正プログラムの提供および対処方法について
本不具合に対応した修正プログラムを2020年6月3日に提供いたしました。
今後は正しい[普通償却費]が自動計算されますが、以下の手順で不具合に該当しているかどうかの確認と、不具合に該当される方は対処方法を実施いただきますようお願いいたします。
■対処方法
該当する固定資産の[普通償却費]が正しく計算されていることを確認してください。
※[普通償却費]をお客さまご自身で変更している場合は本不具合には該当しません。
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高度なメニュー(『弥生会計 オンライン』の場合は、設定メニュー)の[固定資産の登録]をクリックします。
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該当する固定資産を編集した年度を選択します。
ここでは2019年分の場合を例に説明します。
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該当する固定資産を選択し、[確認・編集]をクリックします。
下記メッセージが表示される場合は[はい]を選択します。
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[普通償却費]が正しく計算されているか確認します。
各償却方法の[普通償却費]の計算式は以下のとおりです。
●定額法、定率法、旧定額法、旧定率法
償却の基礎になる金額(A)×償却率(B)×本年中の償却期間(C)÷12
●旧定額法の(減価償却費の累計額が取得価額の95%に達した年度)
前年末未償却残高(D)-取得価額(E)の95%
●旧定額法の均等償却(減価償却費の累計額が取得価額の95%を超えた翌年度)
(償却の基礎になる金額(A)-1)÷5×本年中の償却期間(C)÷12
●リース期間定額法
償却の基礎になる金額(A)÷リース期間×本年中の償却期間(C)
<[普通償却費]が正しく計算されている場合>
本不具合には該当しないため[編集をやめる]をクリックします。
<[普通償却費]が正しく計算されていない場合>
以下の手順で[普通償却費]を再計算します。
ここでは[耐用年数]が「4年」になっている場合を例に説明します。
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[耐用年数]を「5年」に変更して[普通償却費]の金額欄をクリックします。
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[耐用年数]を「4年」に戻して[普通償却費]の金額欄をクリックします。
[普通償却費]が正しく計算されます。
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[上書き保存]をクリックします。
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下記メッセージが表示されますので[はい]をクリックします。
続けて下記メッセージが表示された場合は[はい]をクリックします。
- メインメニューの[確定申告](『弥生会計オンライン』の場合は[決算])の各Stepを完了いただくようお願いいたします。
また、申告内容の修正につきましては、誠に恐れ入りますが、所轄の税務署へご相談いただきますようお願いいたします。
ご利用のお客さまにはご迷惑をお掛けしておりますことを、重ねてお詫び申し上げます。