2020年12月10日 更新 修正プログラムの提供について更新しました
過去の更新履歴2020年12月10日
『弥生給与(やよいの給与計算)』[年調明細個人別]と[源泉徴収票]で異なる年税額が表示される場合がある
このたび、弊社では『弥生給与(やよいの給与計算)21』において、以下の不具合を確認いたしました。
ご利用のお客さまにはここに謹んでお詫び申し上げますとともに、不具合を修正するプログラムの提供についてご案内申し上げます。
不具合に該当する条件
以下の条件すべてを満たす従業員のみ現象が発生します。
- 本人の給与収入が850万円超、1,000万円以下である
- 所得金額調整控除を申告している
- 非課税支給額がある
不具合の内容
[年調明細個人別]では正しく算出されている以下の金額が、[源泉徴収票][源泉徴収簿][過不足税額一覧][法定調書合計表]に正しく表示されません。
※退職者の源泉徴収票に影響はありません。
- 算出所得税額
- 年調年税額(源泉徴収税額)
- 差引超過額又は不足額
[年調明細個人別](正しい金額が表示されています)

[源泉徴収簿](誤った金額が表示されています)

[給与支払報告書/源泉徴収票](誤った金額が表示されています)

[過不足税額一覧](誤った金額が表示されています)

[法定調書合計表](誤った金額が表示されています)

対処方法
以下の手順で該当する従業員の非課税支給額を「0」に修正してください。
- [年末調整]ウィンドウから[年調明細個人別]を開きます。
-
該当する従業員を選択して、[非課税支給額]を「0」に修正します。
- 各帳票に正しい金額が表示されたことを確認します。
※年税額の再算出を実行すると修正した値が破棄されますのでご注意ください。
修正プログラムの提供に関して
本不具合を修正したプログラム『弥生給与(やよいの給与計算) 21 (Ver.24.1.2)』を2020年12月10日(木)よりオンラインアップデートにて提供を開始しています。
オンラインアップデートの方法は、オンラインアップデートの手順を参照してください。
上記不具合に該当しない場合でも、問題なくデータをご利用いただくため、必ずアップデートを行っていただきますよう、お願いいたします。
不具合に該当する従業員の年末調整が既に完了されており、本年最後の給与(賞与)に過不足税額を転記して、振り込みまでお済みの場合は、転記済みの過不足税額との差額を計算のうえ、次回給与等で精算するなどの調整をお願いいたします。
また、源泉徴収票や源泉徴収簿の印刷がお済みの場合は、もう一度印刷を行ってください。
誤った内容で作成された帳票を税務署や市区町村に提出されている場合は、年末調整のやり直しが必要になります。税務署にご相談くださいますよう、お願いいたします。
ご利用のお客さまにはご迷惑をお掛けしておりますことを、重ねてお詫び申し上げます。
■ 過去の更新履歴
2020年11月30日 公開