『やよいの青色申告/白色申告 オンライン』事業用に転用、相続した固定資産を編集すると取得価額に正しくない金額が表示されてしまう不具合が確認されました
2023年05月18日
このたび、弊社では『やよいの青色申告 オンライン』『やよいの白色申告 オンライン』において以下の不具合を確認いたしました。
ご利用のお客さまにはここに謹んでお詫び申し上げますとともに、不具合を修正するプログラムの提供と対処方法についてご案内いたします。
不具合に該当する条件
下記の条件をすべて満たす場合、不具合に該当します。
- 2022年分もしくは2023年分に固定資産を新規登録している
-
固定資産の取得方法を以下のいずれかで登録している
・「個人用資産を、当年度から事業用に転用した」
・「事業用資産を、当年度に相続した」 - 上記条件で登録した固定資産を、2023年3月20日 5:00から2023年5月17日20:00までの間に[固定資産の編集]で上書き保存している
不具合の内容
[固定資産の編集]で取得価額([取得価額]、[被相続人の取得価額])に未償却残高([転用時の未償却残高]、[相続時の未償却残高])が表示され、そのまま上書き保存を行うと、取得価額が正しくない金額で保存されます。
また、以下の項目のいずれかを編集した場合は、普通償却費が正しくない取得価額を元に再計算されます。
- 日付([取得日]、[事業転用日]、[相続日])
- [科目]
その結果、普通償却費が本来より少なく計上されて所得税額が多く計算されます。
修正プログラムの提供および対処方法について
本不具合に対応した修正プログラムを2023年5月17日(水)に提供いたしました。
今後は[固定資産の編集]で正しい金額が表示されます。
ただし、上書き保存された正しくない取得価額や普通償却費は自動で更新されないため、お手数をお掛けいたしますが、下記の対処方法に沿って固定資産を正しく保存し直していただきますようお願いいたします。
対処方法
■2023年分に該当の固定資産を新規登録している場合
- メインメニューの[高度なメニュー]をクリックします。
- [固定資産の登録]をクリックします。
- 「2023(令和5)」年分を選択します。
- 条件に該当する固定資産を選択し、[確認・編集]をクリックします。
- [取得価額]を正しい金額に修正します。
- [普通償却費]が正しく計算されていることを確認します。
- [上書き保存]をクリックします。
■2022年分に該当の固定資産を新規登録している場合
※金額が変わる可能性があるため、下記手順を始める前に青色申告決算書、収支内訳書、確定申告書を印刷しておいてください。
- メインメニューの[高度なメニュー]をクリックします。
- [固定資産の登録]をクリックします。
- 「2022(令和4)」年分を選択します。
-
条件に該当する固定資産を選択し、[確認・編集]をクリックします。
「確認」メッセージが表示される場合は「はい」をクリックします。 - [取得価額]を正しい金額に修正します。
- [普通償却費]が正しく計算されていることを確認します。
-
[上書き保存]をクリックします。
「確認」メッセージが表示される場合は「はい」をクリックします。 - メインメニューの[確定申告]をクリックします。
- 「2022(令和4)」年分を選択します。
- Step1から順に[開始]をクリックして、各Stepを完了します。
2022年分に登録した固定資産を正しく保存し直した結果、2022年分の所得税額が過大であった場合には、更正の請求を行うことができます。
更正の請求の手続きにつきましては、誠に恐れ入りますが、所轄の税務署へご相談いただきますようお願いいたします。
更正の請求書は国税庁ホームページよりダウンロードすることができます。
この度の不具合により、ご利用のお客さまにはご迷惑をお掛けしましたことを、重ねてお詫び申し上げます。