「やよいの青色申告/白色申告 オンライン」特定条件に該当する消費税設定の場合、2024年の期首残高が2023年の期末残高と一致しないことがある

2024年02月27日

このたび、弊社では『やよいの青色申告 オンライン』『やよいの白色申告 オンライン』において以下の不具合を確認いたしました。
ご利用のお客さまにはここに謹んでお詫び申し上げます。

不具合に該当する場合、2024年の期首残高が2023年の期末残高と異なる金額で登録される可能性があります。

  • 2023(令和5)年分の確定申告に影響はありません。

本不具合に対応した修正プログラムを2024年2月21日(水)20時に提供いたしました。
下記「不具合に該当する条件」に当てはまる場合、2024(令和6)年分の確定申告が正しくできなくなる可能性があります。
2024年の期首残高に正しい金額を登録するため、「修正プログラムの提供および対処方法について」の対処方法を実施していただきますようお願いいたします。

不具合に該当する条件

下記のいずれかのパターンに当てはまる場合、不具合に該当します。

  • パターン1
    以下の条件をすべて満たす場合、不具合に該当します。

    • 全体の設定」の「消費税の設定」で2023(令和5)年度の設定において以下のすべてが当てはまる

      • 「消費税の申告義務」に「あり(課税事業者)」を選択している

      • 「2023(令和5)年度の途中から課税事業者になりましたか?」に「はい」を選択している

      • 「経理方式」に「税抜」を選択している

    • 2023年の免税期間中に資産、負債科目のうち固定資産など課税の取引を登録している

    • 確定申告」で2023(令和5)年分の「Step2 青色申告決算書/収支内訳書の作成」の「青色申告決算書/収支内訳書」に表示されている「更新日」が2024年2月21日以前である

  • パターン2
    以下の条件をすべて満たす場合、不具合に該当します。

    • 全体の設定」の「消費税の設定」で2023(令和5)年度の設定において以下のすべてが当てはまる

      • 「消費税の申告義務」に「あり(課税事業者)」を選択している

      • 「課税方式」に「一般(本則・原則)」を選択している

      • 「経理方式」に「税抜」を選択している

    • 2023年に仕入税額控除80%の固定資産を登録している

    • 確定申告」で2023(令和5)年分の「Step2 青色申告決算書/収支内訳書の作成」の「青色申告決算書/収支内訳書」に表示されている「更新日」が2024年2月21日以前である

不具合の内容

2024年の期首残高が2023年の期末残高と一致すべきところ、異なる金額で登録されます。

  • 令和5年(2023年)分の確定申告に影響はありません。

例:330,000円の工具器具備品を登録している場合

  • 2023年の期末残高
    正しい308,000円で表示されます

  • 2024年の期首残高
    308,000円と表示されるべきところ、278,000円と表示されます

修正プログラムの提供および対処方法について

2024年2月21日(水)20時に修正プログラムを提供し、今後は2024年の期首残高が正しく登録されるようになります。
ただし、修正プログラム提供前に登録された2024年の期首残高は更新されません。
お手数ですが、以下の対処方法に沿って金額を更新していただくようお願いいたします。

  • 令和5年(2023年)分の確定申告を再申告する必要はありません。

対処方法

  1. 1

    メインメニューの「確定申告」をクリックします。

  2. 2

    2023(令和5)年分を選択します。

  3. 3

    Step2 青色申告決算書/収支内訳書の作成」の「開始」をクリックします。

  4. 4

    画面上部の「7.最終確認」をクリックします。

  1. 5

    一番下までスクロールし、「完了」をクリックします。
    以下のメッセージが表示される場合はいずれも「はい」をクリックします。
    「令和5年分青色申告決算書/収支内訳書の作成を完了しますか?」
    「以下の手順の再確認が必要になります。このまま保存してよろしいですか?」

  2. 「8.完了」で「確定申告の手順に戻る」をクリックします。
    Step3 確定申告書の作成」を完了していた場合は、「開始」をクリックして完了まで進めます。

  3. レポート・帳簿」メニューから「残高試算表」をクリックします。

  4. 期間を「2024/01/01~2024/12/31」と設定し、「貸借対照表」で固定資産など金額が一致していなかった科目の「前期繰越」欄の金額を確認します。

  1. 9

    期間を「2023/01/01~2023/12/31」と設定し、手順8で確認した「前期繰越」欄の金額と、「期間残高」欄の金額が一致していることを確認します。

  • 元入金、控除前の所得金額、事業主借/貸、「損益計算書」の科目は一致していなくても問題ありません。元入金の期首残高は前年の控除前所得と事業主借/貸を加減算した金額になり、控除前の所得金額、事業主借/貸、「損益計算書」の科目の期首残高は毎年0円になるためです。

このたびの不具合により、ご利用のお客さまにはご迷惑をお掛けしましたことを、重ねてお詫び申し上げます。