2025/04/22 更新 「上記事象が発生した場合の対処方法」を更新しました
過去の更新履歴『弥生会計 25』『やよいの青色申告 25』をARM版 Windows11(バージョン24H2)で使用すると「青色申告特別控除額(専従者控除)」が正しく計算されない場合がある
2025年04月22日
このたび、弊社では『弥生会計 25』『やよいの青色申告 25』において、以下の事象を確認いたしました。
下記、「事象に発生する条件」をすべて満たした状態で申告を行った場合、所得税確定申告において納付税額が多く、または還付税額が少なく計算される場合があります。
※本事象はクラウドサービス(『やよいの青色申告 オンライン』『やよいの白色申告 オンライン』)では発生しません。
※本事象はクラウドサービス(『やよいの青色申告 オンライン』『やよいの白色申告 オンライン』)では発生しません。
事象に該当する条件
下記の条件をすべて満たすと、本事象が発生する場合があります。
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Windows 11 ARM ベースのコンピューター(ARM 版 Windows 11)を使用している
※本事象は通常のWindows(IntelやAMDのCPU)では発生しません。 - Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)へのアップデートを行っている
- 個人データを使用して、[青色申告決算書]または[収支内訳書]、[所得税確定申告書]を作成している
発生する事象の詳細
青色申告決算書(青色申告)
「事象に該当する条件」をすべて満たした状態で[青色申告決算書]を作成すると、[青色申告特別控除額(44)]が正しく計算されず、「0」円の表示になる場合があります。
収支内訳書(白色申告)
「事象に該当する条件」をすべて満たした状態で[収支内訳書]を作成すると、[専従者控除(20)]に1円以上の金額を設定した際に以下エラーが発生してしまう場合があります。
また、[青色申告特別控除額(専従者控除) ]が正しく計算されないことで、[所得税確定申告書]の[所得金額等」[納める税金][還付される税金]等が正しい結果にならない場合があります。
上記事象が発生した場合の対処方法
上記事象は、ARM版Windows 11(バージョン24H2)のx86アプリケーション実行時のエミュレーションで、互換性が低下したためです。互換性を向上する設定に変更することで、正常に動作します。
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デスクトップの「弥生会計(やよいの青色申告) 25」アイコンを右クリックして[プロパティ]を開きます。
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[互換性]タブを選択して[エミュレーション設定の変更]をクリックします。
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「ハイブリッド実行モードを無効にする (x86 アプリのみ)」のチェックを付けて[OK]をクリックします。
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「弥生会計(やよいの青色申告) 25のプロパティ」の[OK]をクリックします。
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「青色申告特別控除額(専従者控除)」が正しく計算されることを確認します。
ご利用のお客さまには、ご不便とお手数をお掛けしますことを重ねてお詫び申し上げます。
■ 過去の更新履歴
2025年02月17日 公開