源泉所得税と復興特別所得税を計算する際、その端数計算はどのようにするのでしょうか
次の計算式のとおりまとめて計算し、端数を切り捨てて計算します。そして、国に納付する際、これらの合計額を1枚の所得税徴収高計算書(納付書)に記載します。
(算式)
対象となる支払金額 × 復興特別所得税を含む合計の税率(合計税率)(1円未満の端数切り捨て)
具体的な源泉所得税と復興特別所得税の額の計算方法は、次の(表3)のとおりです。
(表3)
例示 | 源泉所得税と復興特別所得税の算出方法 | |
---|---|---|
1 | 税理士報酬 100,000円 (税引き後)を支払った。 |
・支払総額 100,000円÷(100-10.21※)%=111,370.976…→111,370円(1円未満切り捨て) ・源泉所得税と復興特別所得税 111,370円×10.21%※=11,370.877…→11,370円(1円未満切り捨て) ※ 所得税と復興特別所得税の合計税率 |
2 | 弁護士報酬 1,333,333円 (税引き前)を支払った。 |
・源泉所得税と復興特別所得税 (1,000,000円×10.21% ※①)+(333,333円×20.42% ※ ②) =170,166.598…→170,166円(1円未満切り捨て) ※ ①100万円以下の所得税と復興特別所得税の合計税率 ※ ②100万円超の所得税と復興特別所得税の合計税率 |