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副業で月3万円収入をプラス!すきま時間で稼げる副業や注意点は?

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副業を始めるにあたって「まずは月3万円」を目標にしている方は多いのではないでしょうか。本業の給与に加えて月3万円の副収入があれば、今よりも暮らしに余裕が生まれ、趣味などに使えるお金が増えるでしょう。

本記事では、月3万円の収入が見込める副業と、それぞれの副業の特徴についてわかりやすく解説します。近年は従業員の副業を認める企業が増えているものの、機密保持などの観点から同業種での副業に制限を設けているケースや、事前に副業の内容や労働時間の見込みを申請するよう、ルールを設けているケースもあります。就業規則をきちんと確認し、ルールに則って副業に取り組むことが大切です。
その他にも副業を始める際の注意点にも触れていますので、参考にしてください。

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月3万円を稼ぐにはどのような仕事がある?

独立行政法人労働政策研究・研修機構のレポートによると副業をしている人のうち、1か月あたりの副業収入は「3万円未満」の割合が27.3%でもっとも高く、次いで「5万円~10万円未満」が27.1%、「3~5万円未満」が16.8%となっていました※。これらのデータを見る限り、副業で月3万円を稼ぐのは十分に現実的な目標と捉えて良いでしょう。

まずは、月3万円を稼げる見込みのある副業として、代表的な7つの仕事をご紹介します。それぞれの副業の仕事内容や働き方の特徴をあげていますので、副業選びに役立ててください。

データ入力・文字起こし

データ入力とは、企業などが実施したアンケート結果や商品の売上データ、顧客データなどをパソコンで入力する作業のことを指します。入力すべき項目は決められているため、所定のフォーマットに沿って速く正確に入力できるかどうかがポイントです。

文字起こしは、録音された音声を文字データにしていく作業です。近年は音声認識ツールを利用して音声をテキストに変換したのち、音声を聴きながら文字を修正していく流れで文字起こしを進めるケースが多く見られます。基本的には音声どおりに文字に起こしていきますが、業界用語や専門用語などに関する知識が求められる案件も少なくありません。

いずれも成果物の納品をもって報酬が支払われるケースが多い仕事のため、都合の良いタイミングで副業に取り組める点が大きなメリットです。隙間時間を活用してコツコツ取り組める方に向いています。

クラウドソーシングなどで案件が多く見つかる副業のため、パソコンを使って副業に取り組みたい方や、タイピングが得意な方におすすめの仕事といえます。

Webライティング

Webライティングとは、Webページなどに掲載される文章を執筆する仕事のことです。指定された構成に沿って文章を書くケースもあれば、指定されたキーワードに沿った構成案の提案が求められるケースもあります。身近な話題から専門性の高いテーマまで幅広いジャンルの案件があるので、自分が得意な分野からチャレンジすると良いでしょう。

Webライティングの報酬は文字単価または記事単価で支払われるケースがほとんどです。経験を重ねていく中で単価が上がり、まとまった量の記事を書けるようになれば、効率良く稼ぐこともできます。

報酬を上げていくには、文章力だけでなくSEOなどWebマーケティングに関する知識やリサーチ能力のほか、クライアントの意図や要望を理解する能力も伸ばしていくことが大切です。文章を書くのが好きな方、インターネットで調べ物をするのが得意な方におすすめの副業といえます。

動画編集

動画編集は、法人や個人が制作する動画の編集業務を請け負う仕事です。動画の不要な部分のカットや、テロップ(字幕)やBGMを追加することで、動画のメッセージを効果的に伝えるスキルが求められます。

一口に動画編集といっても案件は非常に幅広く、テロップ入れがメインのものから企業の商品PR動画を丸ごと制作する案件まであるため、報酬は難易度によってまちまちです。経験を積みスキルアップを図っていけば、月3万円は決して非現実的な目標ではありません。

ただし、動画編集に対応するためのパソコンには、相応のスペックが求められます。既に高スペックのパソコンや動画編集ソフトを所有していれば初期費用をかけずに始められますが、これから購入・契約する場合には初期投資を回収できるか慎重に判断する必要があるでしょう。

趣味で動画を編集したことがある方や、独学で動画編集を学んだことがある方におすすめの副業です。

コンビニエンスストアや飲食店のスタッフ

平日の夜や休日などを利用して、コンビニエンスストアや飲食店でアルバイトをする方法もあります。パート従業員の多くが勤務を終える夕方から深夜シフトのスタッフが出勤するまでの時間帯は、人手が不足している店舗も少なくありません。
この時間帯に働ける人材を求めている店舗が見つかれば、本業と両立していくことも十分に可能でしょう。

アルバイトは時給制のため、働いた時間の分だけ給与が支払われる点が大きなメリットです。例えば、時給1,000円のアルバイトで月3万円を稼ぐには月間30時間働けば良いため、1日3時間×10日出勤といったように働く時間・日数を明確に算出できます。

働いた分だけ着実に収入を得たい方や、副業に取り組む時間をはっきりと決め、オンとオフのメリハリをつけて働きたい方におすすめです。

フードデリバリーの配達員

フードデリバリーの配達員として登録し、都合の良い時間帯にバイクや自転車で配達する仕事もおすすめです。稼働時間を自由に決められるため、本業の勤務時間が日によって変わりやすい方や、休日に集中的に稼ぎたい方に適しています。

飲食店が集まっている地域や住宅密集地などではフードデリバリーのニーズが高いケースが多いことから、副業として取り組んだ場合も月3万円は現実的な目標といえるでしょう。

注意点として、登録するフードデリバーリーサービスによっては、専用バッグの購入が必要な場合があることがあげられます。また、必然的に自転車やバイクを運転する機会が多くなることから、交通事故に遭うリスクが高まる点も理解しておくことが重要です。

フードデリバリーの配達員が補償の対象となる保険に加入するなど、リスクに備えて対策を講じておくことをおすすめします。さまざまなコストを加味したうえで、月3万円プラスになるかどうか検討することが大切です。

ブログ運営

月3万円の副収入を目指すなら、ブログ運営も選択肢の1つにあげられます。定期的にブログを訪問する読者が集まれば、アフィリエイトで収益化できるからです。
アフィリエイトとは、ブログなどに掲載した広告経由で読者が商品を購入した際、収益の一部が報酬として支払われるしくみのことを指します。注文の受付や決済、商品の発送といった業務は広告主が行うため、ブログ運営に集中できる点が大きなメリットです。

ただし、ブログを運営すれば必ず収益化に成功するとは限りません。収益が発生するまでには早くても数か月から半年以上かかるケースが大半のため、焦らずじっくり取り組む必要があります。

一方で、作成した記事は蓄積されていくことから、長期的に継続できればブログそのものが収益を生む資産になっていくでしょう。趣味などを通じて詳しく知っているジャンルがあるなど、自分の好きなことや得意なことを活かしたい方におすすめです。

動画投稿

動画を撮影・編集し、動画投稿サイトへ継続的に投稿することで収益化を目指す方法もあります。チャンネル登録者や動画の再生数が増えるにつれて、動画内に広告を掲載して収益を得られるようになるからです。本格的に動画を制作・編集するには機材を充実させる必要があるものの、近年ではスマートフォン1台で動画を簡易的に撮影・編集できるようになっています。まずは手持ちの機材で動画投稿をスタートし、徐々に機材を充実させていくと良いでしょう。

動画投稿もブログと同様、確実に収益化できるという保証はありません。よって、動画を撮影・編集して投稿すること自体を楽しめるかが重要なポイントとなります。継続的に発信できそうな得意ジャンルがある方や、動画の制作・編集そのものが好きな方におすすめです。

月3万円の収入が見込める副業を始める際の注意点

ここまでに見てきたとおり、月3万円の収入が見込める副業にはさまざまな仕事があります。本業の給与にプラス3万円の収入を得ることは、決して非現実的な目標ではありません。

一方で、副業を始めるにあたっていくつか注意しておくべきポイントがあります。副業が原因でトラブルを招くことがないよう、次にあげる5つの注意点を意識しておきましょう。

会社の就業規則を確認する

副業を始めるにあたって、まず確認しておきたいのが本業の勤務先が定めている就業規則です。そもそも副業が認められているか、従業員の副業や兼業に関する項目をよく確認しておきましょう。

近年は従業員の副業を認める企業が増えているものの、機密保持などの観点から同業種での副業に制限を設けているケースや、事前に副業の内容や労働時間の見込みを申請するよう、ルールを設けているケースもあります。就業規則をきちんと確認し、ルールに則って副業に取り組むことが大切です。

なお、就業規則で他社に雇用されることを禁止している場合、アルバイトなど雇用契約を締結する働き方でなければ認めてもらえることもあります。業務委託契約であれば個人事業主として働くことになり、特定の事業者と雇用契約を結んでいるわけではないからです。

副業の目標を明確にする

副業は闇雲に始めるのではなく、取り組むうえでの目標を明確に決めておくことが重要です。月3万円という目標を掲げるのであれば、月当たり・週当たり何時間副業に充てられるのかを試算し、現実的な稼働時間から副業で稼げる報酬額を見極める必要があります。

例えば、平日は帰宅してから1日1時間、土日にそれぞれ4時間ずつ副業のための時間を確保する場合を考えてみましょう。1週間に稼働できるのは合計13時間、1か月を4週とすると52時間稼働となります。1件3,000円の案件を完了させるために4時間かかると仮定すると、月に13件まで受注可能です。13件の案件をこなせば売上は39,000円となり、目標として掲げた月3万円をクリアできることがわかります。

このように、目標が明確になることで副業選びの判断軸が形成され、何にどれだけ取り組めば良いのかが明確になるのです。

すぐに大金を稼げるなど好条件に注意

副業を選ぶ際には、「誰でもすぐに月10万円稼げる」といった好条件の求人に注意してください。副業の紹介と称して高額商材を売りつける、副業を始めるにあたって多額の費用を請求するなど、悪質な業者も存在するからです。始めて間もなく大金を得られるといった、不自然なほど好条件の案件は疑ってかかった方が良いでしょう。

実際、副業にまつわるトラブルは少なくありません。悪質なケースでは犯罪行為を手伝わせる「闇バイト」のような案件も見られます。副業を選ぶ際には、次の点を必ず確認しておくことが大切です。

副業を選ぶ際のポイント

  • 仕事内容は具体的に記載されているか
  • 報酬が不自然に高くないか
  • 仕事の簡単さやハードルの低さを強調していないか
  • 運営会社など依頼者の情報が公開されているか
  • 過去に携わった人が被害を訴えていないか

特に、SNS上で勧誘している副業には注意が必要です。副業初心者のうちは、クラウドソーシングや一般的な求人サイトなど、既に多くの人が使っているサービスを活用して副業を探すことをおすすめします。

自己管理をしっかりと

副業に取り組む以上、本業の他にやるべきことが増えるのは避けられません。時間や体調面をしっかりと管理し、本業に支障をきたさないよう、細心の注意を払ってください。

副業に想定外の時間がかかってしまい深夜まで副業に取り組んだ結果、翌日、本業の勤務中に集中力が低下する、体調を崩して出勤できなくなるようなどでは本末転倒です。副業はあくまでも本業と両立させることが前提と捉え、自己管理をしっかりと行いましょう。

また、副業で使用する機器などを本業と明確に分けることも重要なポイントです。本業の勤務先で貸与されているスマートフォンやパソコンなどは、本業の業務で使用するために支給されています。こうした機器を副業に使用するのはルール違反ですので、副業用の端末を用意しなければなりません。

同様に、本業で得た情報を副業に流用するといった行為もNGです。本業と副業をきちんと線引きし、それぞれ別に管理していくことを常に心掛けてください。

副業所得が年間20万円を超えたら確定申告を

副業の所得が年間20万円を超えた場合は、確定申告をする必要があります。所得とは、売上から必要経費を差し引いた金額のことです。仮に、副業で月3万円をコンスタントに稼いだとすると年間の売上は36万円となることから、16万円以上経費を計上しない限り確定申告をしなければなりません。多くの場合、確定申告が必要になると捉えておく方が無難でしょう。

また、会社員がアルバイトをするなど複数の給与所得を得る場合、年末調整の対象となるのは「主たる給与(主に本業)」の会社のみとなる点に注意してください。年末調整をされなかった分の給与所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。

なお、副業の取引先や取引内容によっては、請求書を発行することも考えられます。依頼者が希望する場合には、適格請求書(インボイス)を発行する場合もあるはずです。

適格請求書(インボイス)発行事業者として登録すると、年間の売上高が1,000万円以下であっても消費税の申告・納付が必須となります。所得税の申告と消費税の申告をそれぞれ別に行うことが必要です。

副業で月3万円の収入を着実に達成しよう

副業で月3万円の収入を得ることは、決して非現実的な目標ではありません。今回、例としてあげた副業で着実に経験を積んでいくことで、月3万円の副業収入を安定的に得ることは十分に可能です。自分に合った副業を見つけて、本業とうまく両立しながら取り組んでみてください。

副業で請求書の発行が必要になった際には、効率良く正確に請求書を作成できるクラウド請求書ソフト「Misoca」の活用をおすすめします。必要事項を入力するだけで請求書を作成できるテンプレートが用意されているため、記載事項に漏れのない請求書を簡単に作成できるからです。

インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応している「Misoca」を活用して、請求書の発行を効率的に進めましょう。

副業のバックオフィス業務は弥生のクラウドソフトで効率化

事業所得になる副業の確定申告は申告ソフトを使って楽に済ませよう

会社員などが副業をした場合、副業の所得が20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。副業の収入や報酬から源泉徴収をされているなら、確定申告をすれば納めすぎた税金が返金される可能性が高いでしょう。ただ、所得税の確定申告をするには、書類の作成や税金の計算など面倒な作業が多いため、負担に感じる方もいるかもしれません。

事業所得になる副業は、帳簿付けが必要です。そんなときにおすすめなのが、弥生のクラウド確定申告ソフト『やよいの白色申告 オンライン』です。『やよいの白色申告 オンライン』はずっと無料で使えて、初心者や簿記知識がない方でも必要書類を効率良く作成することができます。e-Tax(電子申告)にも対応しているので、税務署に行かずに確定申告をスムーズに行えます。

副業の所得区分を事業所得・雑所得どちらにするか迷っている場合、まずは帳簿付けをしておきましょう。事業所得で確定申告する場合は帳簿が必要です。雑所得の場合、帳簿付けの義務はありませんが、売上や仕入・経費などの集計に帳簿がある方が便利です。

なお、『やよいの白色申告 オンライン』では、雑所得の収支内訳書と所得税の確定申告書は作成できません。もし、『やよいの白色申告 オンライン』で作成した収支内訳書から確定申告書を作成すると自動で「事業所得」に集計されます。国税庁の確定申告コーナーで、自分で収支内訳書と確定申告書に転記して申告をしてください。

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クラウド見積・納品・請求書サービスなら、請求業務をラクにできる

クラウド請求書作成ソフトを使うことで、毎月発生する請求業務をラクにできます。今すぐに始められて、初心者でも簡単に使えるクラウド見積・納品・請求書サービス「Misoca」の主な機能をご紹介します。

Misoca」は月10枚までの請求書作成ならずっと無料、月11枚以上の請求書作成の有償プランも1年間0円で使用できるため、気軽にお試しすることができます。また会計ソフトとの連携も可能なため、請求業務から会計業務を円滑に行うことができます。

この記事の監修者齋藤一生(税理士)

東京税理士会渋谷支部所属。1981年、神奈川県厚木市生まれ。明治大学商学部卒。

決算書作成、確定申告から、起業(独立開業・会社設立)、創業融資(制度融資など)、税務調査までサポート。特に副業関連の税務相談を得意としており、副業の確定申告、税金について解説した「副業起業塾 新規タブで開く」も運営しています。

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