デザイン業の経理ポイント
2023/04/18更新
デザイン業界の特徴と収益構造
毎月どれくらい経費にかけていいの?適切な利益率は?
「業界ごとの売上に対する理想比率」を先輩起業家のアンケートと中小企業白書を元に紹介しています。
各業界のポイントも合わせて健全経営の参考にしてみましょう。
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卓越したデザイン力はもちろん論理的な提案力も求められる
グラフィックデザインやWebデザインの分野であれば、収益構造はライター業とほぼ重なります。ハイスペックなPC、デザインソフトやフォントといった設備投資や保管料は、ライターよりも少しだけ多くなります。
納品から入金までのサイクルが長いという点もライター業と同様で、手持ち資金は多いに越したことはありません。起業後すぐは自宅兼事務所といった形態か、同業者と共同事務所を借りるなどするケースが多いでしょう。
いずれにしろ、単純作業をこなすだけでは単価アップは見込めず、将来的な発展は望めないので、いい意味での属人性を発揮することが大切です。自分の得意ジャンルやオリジナリティを確立しておく必要があります。
平均従業員数 | 1.00人 |
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平均年間売上高 | 659.37万円 |
平均運転資金 | 34.25万円(月) |
平均手持ち資金 | 182.30万円 |
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この業界で起業を目指すなら…
学校を卒業してすぐにフリーランスになるのではなく、まずは広告制作会社、デザイン会社などで経験を積んでから独立するパターンが多いでしょう。起業後も勤めていた会社や以前の取引先から仕事を発注してもらえるような関係性を築いていないと、安定収入にはつながりません。単価を上げるためには、考案したデザインを論理的に提案するなどのコミュニケーションスキルが求められます。
DTPなどの単純作業は分量をこなせ、安定収入につながりやすい反面、出版不況もあり単価がどんどん下がっているのが実情です。いかに効率良く大量の作業を処理するか、といったスキルも求められます。一方、Webデザインの場合は「デザインを納品して終わり」ではなく、コーディングまで一貫して対応することで継続案件となりやすく、単価も高くなるでしょう。またスマホアプリのUI/UXデザインがしっかりできれば重宝されるでしょう。
上記は、「開業レポート(ドリームゲートと弥生株式会社で行ったアンケート調査結果を要約)」を参考に、記載しております。
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