現金管理、絶対押さえたい2つのポイント

その1 会社と個人の財布をわけるか「現金管理の手間削減」

通常、現金管理では月末時点で金庫内にある硬貨や紙幣の金種を集計し、残高を確認した上で、現金出納帳と残高を突き合わせる方法が一般的です。

しかし、それでは、毎日の現金管理ができず、「会社の財布と個人の財布を分けること」が非常に煩雑になる場合が多く存在します。さらに、現金管理はほぼ毎日発生することが多く、ついつい面倒な項目になってしまいがちです。

そこでポイントになるのが、「現金管理の工数」を減らすことです。たとえば「法人カードの活用」や「支払タイミングでの社長の一時立て替え、その後月一度まとめて精算する」などが考えられます。

その2 毎日売上を預け入れることで客観的証拠に

小売店や飲食業などの現金商売の場合は、その日の売上をそのままレジに残さず、その日の売上はその日にまとめて全額預金に預け入れることを心がけることが重要です。2日の売上を合算するなどではなく、売り上げた1日ごとに金額をまとめることが重要です。その理由は、レジに打刻された時間に基づいた売上データ(ジャーナル)以外に売上を証明するデータが存在しないことにあります。

現金や預金は現金商売に限らず、税務調査で注視されることが多い項目です。預金金額とジャーナルの数字の一致や、金種表と現金出納帳の残高一致によって、ごまかしのきかない客観的証拠となります。

その1のポイントにも通じますが、経費についてはレジ内の現金を使わずに社長が立て替えるなど、別の方法で行いましょう。

松波 竜太 まつなみ りょうた
会計事務所業界に20年、税理士資格取得後独立し12年間となる。
500社以上の中小企業に関与し、特に資金繰りと銀行交渉については113社をサポート。
お客様の手元資金をサポート前の最大17倍(平均3倍)金利は1/2以下とした目からウロコの手法を、誰にでもできるよう再現性のあるセオリーにまとめ、書籍「借入は減らすな! 新しいウィンドウで開く」(あさ出版)を出版。
「決算書が読めない経営者でも銀行交渉ができる」をコンセプトに説明資料の準備から、アピールすべき点、想定される質問、さらには交渉の継続判断など具体的な「次の一手」をアドバイスし、中小企業経営者から絶大な信用を得ている。
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