副業で初心者におすすめの仕事は?在宅ワークやスマホ副業などを解説
監修者: 齋藤一生(税理士)
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「勤務先の給与以外にも収入源を確保したい」「月収や年収を増やしたい」といった思いから、副業に挑戦しようと考える人も多いのではないでしょうか。副業を始めたいものの、初心者であるため「どのような副業が自分に向いているのか」「どのような副業なら安全に収入を得られるのか」など不安に感じている人もいるかもしれません。
本記事では、初心者が副業を始めるにあたって押さえておきたいポイントや、副業に取り組むメリット・デメリット、初心者におすすめの副業について、在宅ワーク・スマートフォンでできる仕事の種類も含めてわかりやすく解説します。
併せて、副業の探し方や初心者が副業をする際の注意点、気になる税金の取り扱いについても紹介するので、参考にしてください。
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初心者が副業を始めるときに押さえておくべきポイント
初心者が副業を始めるにあたっては、下記の6点を押さえておきましょう。初心者が失敗しやすいポイントでもあるので、あらかじめ把握しておくことが重要です。
目標金額を立てる
ゴール地点のないマラソンが存在しないのと同じように、副業も初めに目標を決めてから取り組むことが重要となります。最もわかりやすい目標は「金額」です。
「副業でどの程度の月収を得たいのか」「副業で得た収入で何を買いたいのか」「資産形成がしたいなら何のために、いくらの資金を貯めるのか」といった具体的な目標を掲げることで、副業を始める動機が定まります。初めから高すぎる目標を掲げるのではなく、努力しだいで達成可能な目標を立てる方が挫折しにくいはずです。
副業用のツールなどを用意する
副業は個人的に行う仕事とはいえ、れっきとした事業です。副業に必要な機器・端末を揃え、副業専用のツールとして活用していきましょう。
例えば、副業用のスマートフォンやパソコン、副業用メールアドレス、副業用銀行口座などを準備しておくことをおすすめします。
本業の勤務先から貸与されているスマートフォンやパソコンを副業で使用するのはNGです。勤務先での仕事と副業は別物として捉え、混同することのないよう注意しなければなりません。
リスクの高い副業は避ける
初めからリスクの高い副業にチャレンジするのは避けてください。
特に、多くの初期投資が必要な仕事や、損をする可能性がある仕事は避けるべきです。例えば、最初に多くの設備投資が必要となる飲食店の開業などは、損をするリスクが高い副業といえます。少額の初期投資で始められ、リスクの低い副業を選択するのがポイントです。
自分のスキル・キャリアを活かせる副業から始める
自分が現状発揮できるスキルや過去のキャリアを活かせる副業から始めた方が、成果が出やすく継続しやすいと考えられます。
まったく経験のない仕事を副業に選ぶと、仕事をこなすのに必要なレベルの業務知識やスキルを習得するまでに多くの時間が必要となります。まとまった収入を得られるようになるまでに時間がかかるため、途中で挫折してしまうかもしれません。
「文章を書くのが得意なら、記事の執筆で収入が得られるアフィリエイトやライティングなどを副業に選ぶ」といったように、自分の得意分野やスキルが活かせる副業から始めましょう。
本業に支障をきたしにくい仕事から始める
副業に多くの時間や労力を投じた結果、本業がおろそかになってしまうようでは本末転倒です。収益の柱はあくまでも本業であることを念頭に置き、本業に支障をきたしにくい仕事から始めることをおすすめします。
例えば、「本業の退勤後、コンビニでアルバイトとして週5日深夜に勤務する」といった働き方をすると、睡眠不足だけでなく、体調不良を起こしがちです。翌日の日中に眠くなってしまい、本業でミスが続出する原因にもなりかねません。本業と副業で通算した労働時間を把握して、働きすぎにならないように注意してください。
取り組む時間帯や場所を比較的柔軟に選べる仕事を副業にすれば、通勤中などのすきま時間を有効活用できるため、本業と副業の両立に成功しやすくなります。
違法性がないか確認する
チャレンジしようとしている副業に違法性がないか、十分に確認しておくことも重要です。法に触れる行為をさせる「闇バイト」のように、そもそも違法な副業は絶対に避けてください。
合法的な副業であっても、不備があると法律に抵触するおそれがあります。例えば、転売自体は違法ではありませんが、事業として中古品などの売買を行う場合には基本的に古物商の許可申請が必要です。食品を販売する際には、取り扱う食品や提供形態によっては、営業許可や保健所への届出などが必要になるケースがあります。
法律などによる規制は副業で「知らなかった」では済まされないため、問題が起きないように調べておくことが大切です。
自分に適した副業を探すうえでの検討要素
自分に適した副業を探すうえで、必ず確認・検討しておくべき要素があります。下記で挙げる5点は、選ぶべき副業や働き方に大きくかかわる要素であることから、事前に方針を固めておくのが得策です。
時間労働型か成果報酬型か
副業には大きく分けて時間労働型と成果報酬型があります。待機時間を含めて業務時間がカウントされるオンライン秘書などの仕事は、時給が決まっていて働く時間に応じて報酬が決まる、時間労働型の副業です。
一方、データ入力やアンケートモニターなどの副業は、成果物の納品を条件に報酬が支払われることから成果報酬型の副業といえます。
労働時間と報酬が明確な時間労働型と、時間の融通が利きやすくスキルしだいで高い報酬を得られる可能性もある成果報酬型のどちらが自分に適しているのか、自身が望む働き方や適性を見極めることが大切です。
目標金額に達せる副業か
副業で得たい収入の目標を決めたら、その目標を現実的に達成可能な副業は何かを検討しましょう。
毎月の副収入の目標が数千円であれば、アンケートモニターやポイ活(ポイント活動)といった手軽な副業でも達成できる可能性があります。
一方で、月数十万円といった金額を目標にするなら、相応のスキルが求められる副業を選ばなければなりません。あらかじめ目標を決めておき、目標から逆算して選ぶべき副業を検討していくのがポイントです。
副業を行うのは無理なく継続できる時間帯か
副業を、中長期にわたって無理なく継続できるかどうかも検討してください。
「本業を退勤後、睡眠時間をほとんど確保することなく副業に取り組み、翌朝再び勤務先に向かう」といった生活では、体力的にも精神的にも長続きしません。
下記のような、安定して副業を続けられるような働き方が可能か、事前に考えておくことが大切です。
継続可能な働き方の例
- 週末のみ副業:平日は本業に集中し、週末に趣味の時間の一部を削って副業に充てる
- すきま時間を活用:朝1時間早く起きて副業に取り組む、通勤中にスマートフォンで副業を進めるなど
週末起業についてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
専門知識やスキルを活かせる副業か
自分の得意分野や専門知識・スキルを発揮できる仕事かどうかを検討するのも、重要なポイントです。これまでに培ってきたスキルやノウハウを活かせるのであれば、場合によっては、貴重な人材として高収入な仕事を任せてもらえるようになる可能性も高まります。
ただし、本業と競合関係にある企業の仕事を引き受けてしまうと、勤務先の競業避止規定などに抵触するおそれがあります。勤務先の競合他社をクライアントにしないよう、細心の注意を払うことが大切です。
安全な副業か
副業を探す際は、安全にできる仕事かどうかも必ず確認しましょう。近年、フードデリバリーの仕事が気軽に始められる副業として人気を集めていますが、自転車・バイク・車を運転する機会が増えると事故のリスクが高まります。事故で入院するような事態になれば、本業を休まなければならなくなります。
仕事中に事故を起こしたり、事故に巻き込まれたりするリスクについて、適切に対応することが重要です。各種保険への加入やすでに入っている保険の内容や対象の確認、場合によっては、保険内容の見直しをおすすめします。
なお、副業に使う自転車・バイク・車の保険料については、副業で使用した割合に応じた金額を、確定申告の際の経費に計上することが可能です。
Uber Eatsの確定申告についてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
また、副業を探す人を対象にした悪質な詐欺も存在します。「高額商材を売りつけられる」といった情報が出回っているような依頼者からは、仕事を引き受けるのは避けてください。
一般的なビジネスと同様、クライアントが仕事をしていくうえで信頼できる相手かどうかは十分に見極める必要があります。
初心者こそチェックしたい副業のメリット
副業に取り組むことで、さまざまなメリットを得られる可能性があります。これから副業にチャレンジしたいと考えている初心者の人は、副業に下記の3つのメリットがあることを踏まえて、モチベーションアップにつなげてください。
時間と場所の自由度が高い
副業では、選ぶ仕事によっては時間や場所の自由度が高く、好きなタイミング・好きな場所で働くことができます。
いつ、どこで働くかを自分の希望に沿って決めて、自分のペースで仕事を進められることは、通常の会社員ではなかなか味わえない体験です。自分の意思や判断に基づいて収入を得る充実感を得ながら、自信を持って仕事が進められるようになります。
自分の専門分野やスキルを活かせる
専門分野やスキルを活かして収入を得られることも、副業に取り組む大きなメリットの1つです。会社に勤務していると、配属先や異動先を自分の意思で選べないケースが少なくありません。
チャンスがあれば挑戦してみたかった仕事や、活かしたいと思っていた得意分野がある人にとって、副業は自分の能力を発揮するための魅力的なフィールドとなる可能性があります。
ビジネス上の人脈・ネットワークが拡大する
本業以外でビジネス上の人脈・ネットワークが拡大していくことも、副業に取り組むメリットといえます。「本業では接点のなかった業界の人と一緒に仕事ができる」「能力や成果を評価されて別の依頼者を紹介してもらえる」など、独自の人脈づくりが期待できるのです。
最初は副業としてスタートした仕事がきっかけでビジネスネットワークが広がっていき、将来的にはフリーランスとして独立できる可能性もゼロではありません。
初心者こそチェックしたい副業のデメリット
多数のメリットがある副業ですが、初心者だからこそ押さえておきたい副業のデメリットもあります。下記に挙げる2点については、副業を始めるにあたって対策を講じておく必要があるでしょう。
自己管理やモチベーション管理が求められる
働く時間・場所の自由度が高いことは副業のメリットですが、自由である分、自己管理やモチベーション管理が求められる点はデメリットといえます。プライベートとの境界があいまいになり、「常に働き続けてしまう」「集中できずに趣味や娯楽に気を取られる」などの可能性があるからです。
例えば、1日にやるべき作業の範囲を明確に決めておき、タスク管理を細かく行うようにすると、日々達成感を得ながら副業を進められるようになります。
健康へ悪影響が出る可能性がある
本業と副業の双方に注力して両立させるのは重要ですが、長時間労働・過重労働につながる可能性があるという点も副業のデメリットです。
本業と合わせた労働時間が長くなりすぎてしまうと、健康に悪影響を及ぼしかねません。稼働時間や休憩時間、休日を自分なりに決め、働きすぎを未然に防ぐのがポイントです。
なお、厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、企業が雇用契約での副業を認める場合に、適切な労務管理を行えるよう、従業員に他の勤務先での労働時間を報告させることが推奨されています。自分自身でもそれぞれの勤務先での労働時間を把握し、健康を害することのない範囲で働いていくことが大切です。
【参考】 厚生労働省:「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の要点まとめ
初心者におすすめの副業
初めて副業に取り組む人にとって安全で始めやすい副業を、Web系・作業系の2パターンでまとめました。在宅ワークやスマートフォンで取り組める仕事も複数紹介しているので、興味や自分の適正から判断して、挑戦しやすそうな副業を探してみてください。
Web系の副業
Web系の副業は、インターネット上のやりとりで完結し、パソコンやスマートフォン一台で始められることに加え、在庫を抱えるなどのリスクがほぼないためおすすめです。 下記に挙げる副業は、特別なスキルや資格・経験がなくても、手軽に始めやすいものもあります。
Web系の副業の例
- データ入力・文字起こし:タイピングが得意な人におすすめの副業で、成果報酬型のケースが多いです
- アフィリエイト:ブログなどのWebページに掲載した広告から利益が発生すると広告収入が得られる副業で、報酬発生まで時間がかかる傾向があります
- オンライン秘書:アポイント調整やスケジュール管理などを行う副業で、時間労働型のケースが多いです
- アンケートモニター:アンケートに回答して報酬を得る副業で、1件ごとに報酬が発生するケースが多く、好きな分野や得意ジャンルだと回答が苦になりにくいです
- ポイ活:資料請求や会員登録などでポイントを取得する副業で、ポイントが一定数貯まると現金などの報酬を獲得でき、すきま時間を活用できます
なお、アンケートモニターについては、場合によっては法人や事業者が取引相手となります。ケースとしては少ないと思いますが、回答者がインボイス登録をしている場合は消費税の申告と納税が必要となるので注意しましょう。
作業系の副業
パソコンやスマートフォンを活用する副業に抵抗を感じる人や、黙々と手を動かして働くのが好きな人には、作業系の副業がおすすめです。一例として、下記のような副業が挙げられます。
作業系の副業の例
- シール貼り:DMや商品パッケージなどにシールを貼っていく副業で、在宅の案件もあり、成果報酬型が多いです
- 家事代行業務:食事の支度や掃除、洗濯などを行う副業で、時間労働型が多いで
初心者向けの副業の探し方
副業にはさまざまな探し方がありますが、初心者のうちは特に安全性を重視することをおすすめします。安全な副業が見つかりやすい探し方は、主に下記の2つです。
クラウドソーシングを活用する
クラウドソーシングとは、仕事を頼みたい個人・企業と、仕事を受注したい個人のマッチングサービスのことです。発注側・受注側の双方が相手を評価するしくみになっているため、評価の高い依頼者を探すことで、安全な仕事を見つけられるでしょう。
成果物が評価されれば、継続的な案件を受注できる可能性も十分にあります。中長期的に副業を続けていきたい人は、複数のクラウドソーシングに登録しておくのがおすすめです。
友人や知人から副業を紹介してもらう
友人や知人が取り組んだことのある副業を紹介してもらうのも、安全な副業を見つけやすい方法です。
実際に取り組んだ人の話を聞くことができれば、具体的な仕事内容や報酬などを把握したうえで応募を検討できます。
初心者が副業をする際の注意点
副業を始めるにあたり、注意しなければならないポイントがあります。初心者が押さえておくべき主な注意点は、下記の4点です。
本業の就業規則を必ず確認する
副業を始める際は、本業の勤務先で定められている就業規則をよく見直し、「副業は禁止されていないか」「副業についてどのようなルールが設けられているのか」を確認してください。
また、労働基準法では「労働時間は、事業場を異にする場合においても、労働時間に関する規定の適用については通算する」(第38条第1項)とされています。本業の勤務先で副業・兼業を含めた労務管理を適切に行うため、副業の内容などを届け出なければならないケースがあることにも注意しなければなりません。
仕事内容や報酬を必ずチェックする
求人などに応募する際は、必ず仕事内容と報酬をチェックしましょう。仕事内容を確認していないと、実際に業務を開始してから難度が高すぎることに気付いて、「納品できない」「納期に間に合わない」といったトラブルに発展することもあります。これは最悪、損害賠償につながることもあるので気を付けましょう。
また、報酬がいつ、どのような方法で支払われるのかも確認しておくと安心です。業務委託の場合は、委託内容が記載された電子メールや発注書が届いているか、金額や支払時期が記載されているかを確認し、不明点があれば依頼者に確認してください。
本業に悪影響をおよぼさない範囲内で副業をする
副業では、業務量に注意を払い、本業に悪影響を及ぼさない範囲内で取り組むようにしましょう。
あまり多くの仕事を引き受けすぎてしまうと、寝不足やストレス過多の状態に陥り、本業に悪影響を及ぼすおそれがあります。本業の繁忙状況も考慮しつつ、余裕を持って対応できる業務量を心掛けることが大切です。
副業においてもスキルアップは重視する
副業だからといって収入を得ることだけを目的に淡々とこなすのではなく、スキルアップを重視して取り組むことも重用です。
その分野に関する専門知識や技術を身に付けて実績を残すことで、受注できる案件の幅が広がるほか、単価アップによる収入増も期待できます。 スケジュール調整やタスク管理といった汎用性の高いスキルは本業でも活かせるため、副業と本業の相乗効果を得ることも可能です。
副業を検討する際は、必ず税金についても考える
副業を検討する際に必ず考えておきたいことの1つとして、税金が挙げられます。
本業の給与収入以外に副収入が増加すれば、納めるべき税金も増える可能性があるからです。副業の税金で特に初心者が押さえておきたいのは、確定申告と経費に関する考え方です。下記で解説する内容を目安に判断してください。
確定申告が必要となるケース
副業で確定申告が必要になるのは、副業で得た事業所得や雑所得など含めて本業以外の年間所得金額の合計が20万円を超えた場合です。1年間で得た売上などの副収入から、経費を差し引いた所得が20万円を超えた場合は、確定申告をしなければなりません。もし20万円以下だった場合は、確定申告は不要です。
確定申告が必要であるにもかかわらず申告しないと、無申告加算税や延滞税などが課されてしまいます。本業以外の所得年間20万円という基準は必ず覚えておきましょう。
また、副業の所得が20万円以下の場合でも、1円でも利益が出ている場合は、住民税の申告は必要になります。
なお、本業も副業も給与所得の場合は、副業の給与の額面が合計20万円を超えると確定申告が必要ですので、所得の違いを間違わないようにしましょう。
副業の経費が認められるケース
副業に取り組むために支払う費用の中には、経費として認められるものもあります。例えば、副業を始めるために購入したパソコンやソフトウェア・周辺機器の代金のほか、知識やスキルを身に付けるための勉強目的で支払った書籍代・セミナー代・オンラインスクールの月額料金なども経費として計上可能です。
また、自宅で副業に取り組む場合は、「家事按分」という制度があり、家賃や電気料金などの一部を経費として申告することもできます。ただし、副業の所得が給与所得の場合は、このような経費の計上はできません。
副業の初心者でも20万円以上の所得があった場合は、確定申告を忘れずに行おう
初心者でも、副業でしっかり稼ぐことは可能です。ただし、副業で20万円超の事業所得や雑所得を得た場合は、確定申告をしなければなりません。所得を正確に計算するために、日ごろから帳簿付けをする習慣を身に付けることをおすすめします。特に事業所得の場合、帳簿付けは義務です。
副業が事業所得の場合、帳簿付けをスムーズに効率良く行うには、「やよいの白色申告 オンライン」を活用すると便利です。入力と仕訳の作業を自動化できる機能があるほか、税務署へ行かずに確定申告が可能な「e-Tax」も簡単に利用できます。
なお、副業の所得が雑所得に該当する場合でも、売上や経費から所得を算出するために帳簿付けをしておくと申告が楽です。副業の初心者は、取引記録を付けておくために帳簿を付けると収支の漏れがなく、安心です。
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なお、副業の業種や取引形態によっては請求書を発行するケースもあるでしょう。その場合、インボイス制度や電子帳簿保存法の要件に従う必要があります。
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副業でも帳簿付けをすると確定申告がラク
副業の所得区分を事業所得・雑所得どちらにするか迷っている場合、まずは帳簿付けをしておきましょう。帳簿付けをしておくと事業所得で確定申告をできる可能性も出てきます。
雑所得でも売上や仕入・経費などの集計に帳簿がある方が便利
副業が雑所得の場合、帳簿付けの義務はありませんが、売上や仕入・経費などの集計に帳簿がある方が便利です。
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