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パソコンでできるおすすめの副業は?初心者向けの具体的な方法を解説

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パソコンを使った副業は、時間や場所に縛られずにできるイメージがあるため、始めてみたいと考える人も多いのではないでしょうか。具体的にはどのような副業がおすすめなのか迷っている人がいるかもしれません。

本記事では、パソコンを使ったおすすめの副業をご紹介する他、副業を探す方法や始める手順、案件を受注する際のポイントなどについて解説します。

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初心者におすすめのパソコンを使った副業

副業を始めようと思ったときに気になるのが難度です。まずは、アンケートモニターやデータ入力・文字起こしなど、初心者でもできるパソコンを使ったおすすめの副業をご紹介していきます。

アンケートモニター

アンケートモニターとは、アンケートサイトに登録し、企業のアンケートに回答することや市場調査に協力することで報酬を得る仕事です。パソコンやスマートフォンから回答できるため、すきま時間を使って取り組みやすい副業の1つです。

アンケートモニターの種類としては、Webアンケートや商品モニターなどがあります。Webアンケートは、基本的に電子メールで届いたアンケートに回答するだけなので簡単な副業の1つといえますが、報酬は低い傾向があり、数十円から数百円程度です。

一方、商品モニターは、新商品や試作品を試して感想をアンケートで回答するものです。商品モニターは報酬が数千円になるものも少なくないため、Webアンケートと比べると高額な報酬が手に入る可能性があります。なお、商品モニターを始める場合は、まずアンケートサイトへの登録が必要です。

データ入力・文字起こし

データ入力は、アンケートや名刺などのアナログデータをテキストデータとしてExcelなどに入力していく仕事です。一方、文字起こしは、取材や講演の音声データをテキスト化する仕事となります。

データ入力や文字起こしは、パソコンさえあれば専門的な知識はあまり必要とされず、比較的簡単に取り組める副業です。専門知識が必要である場合や、会話を噛みくだいてテキスト化する必要がある場合、難度は高くなりますが、高い報酬が設定されているケースもあります。

いずれも、クラウドソーシングサービスなどで案件を受注することが可能です。

Webライティング

Webライティングとは、インターネット上にあるWebページに掲載する記事を執筆することです。記事のジャンルは幅広く、ビジネスやライフスタイル、エンターテインメントなどがあります。

報酬は文字単価で換算されることが多く、目安は1文字1~2円程度。ただし、案件によってはそれ以上の文字単価を設定していることもあり、ビジネスや金融など専門性が高くなるほど、報酬も高額になる傾向があります。

なお、報酬の高い案件は、すでに実績を積んでいるライターで案件獲得の競争が行われていることが多いため、Webライティングの初心者が提案をしても、採用される可能性は高くありません。そのため、基本的に初心者のうちはクラウドソーシングサービスで仕事を受注し、実績を作る必要があります。

Webデザイン

Webデザインは、インターネット上に公開するWebページのデザインを担当する仕事です。基本的に未経験での受注は難しいですが、現在はWebデザインのスクールなども充実しています。そのため、デザインのスクールで学び、ポートフォリオ(作品集)を作成した後に仕事の受注に向けて動く必要があるでしょう。

なお、Webデザインは、クラウドソーシングサービスなどで受注することができます。

動画編集

動画編集は、YouTubeの投稿動画やウェディングムービー、企業のPR動画などを制作する仕事です。具体的には、専用の動画編集ソフトを使い、不要なシーンのカットや字幕の追加といった編集作業を行います。なお、近年はYouTube用の動画制作のニーズが増えつつあります。

動画編集も、基本的にはクラウドソーシングサービスなどで受注することが可能です。

アフィリエイトサイト運営

アフィリエイトとは、自分が管理するWebページに商品紹介用のバナーなどを設置し、そこから遷移した人の人数

や商品を購入した回数に応じて成果報酬を受け取れるしくみの広告サービスです。

アフィリエイトサイトの運営で収入を増やすためには、掲載している記事の検索順位を上げるほか、コンテンツの内容を拡充する必要があります。また、基本的には成果報酬なので、収入が得られない可能性もありますが、アフィリエイトサイトへの流入状況によっては高額な報酬を得られる可能性もあります。

なお、アフィリエイトサイトの運営を始めるためには、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に登録し、Webページに広告を掲載することが必要です。

システム開発・アプリ制作

システム開発やアプリ制作を行うためには、まずプログラミングを学ぶ必要があります。現在は、ITエンジニアが慢性的に人手不足で、ニーズも高いことから副業であっても高額な報酬を得られる可能性があるでしょう。

なお、Webデザインなどと同様、未経験からプログラミングを学べるスクールも充実しているため、スクールでプログラミングを学んでからクラウドソーシングサイトなどに登録し、案件を受注する流れが一般的です。

Webマーケティング

Webマーケティングは、インターネット上で商品・サービスなどのマーケティングを行う仕事です。Webページに掲載するコンテンツの拡充や調整によって流入を増やしたり、インターネット広告を使って集客したりします。

ある程度の専門性が求められるため、本業などでWebマーケティングを生業にしている人向けの副業です。

パソコンを使う副業を探す方法

パソコンでできるおすすめの副業をご紹介しましたが、実際どうやって仕事を探せば良いのでしょうか。続いては、パソコンを使った副業を探す方法をご紹介します。

求人サイトの検索を工夫する

パソコンでできる副業について求人を探す場合、求人サイトで「副業 パソコン」などと検索してみましょう。その中でも、正社員ではなく「業務委託」や「パート・アルバイト」といった形態であれば、パソコンを使った副業が見つかる可能性は高まります。

クラウドソーシングサイトに登録する

クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼した人と請けたい人がマッチングできるサービスです。求人サイトのように正社員の募集はほとんどなく、基本的には案件単位で受注することになります。

主なクラウドソーシングサイトは「クラウドワークス」や「ランサーズ」などです。これらのWebページには、データ入力や文字起こしの他、Webライティングや動画編集など、副業に適した案件が多数掲載されています。

個人ブログやWebページを作成して仕事を募集する

少し手間はかかりますが、個人ブログやWebページを作成し、過去の実績を掲載することで案件を募集する方法もあります。

「note」などのサービスを使い、実績や人となりを知ってもらえれば、高単価な案件にも巡り合いやすくなるかもしれません。

初心者がパソコンで副業を始める際の手順

では、パソコンを使った副業を始める場合、どのような手順で行えば良いのでしょうか。具体的な手順は下記のとおりです。

1. 自分の得意な領域で業務内容を絞る

これまで紹介したとおり、さまざまな種類の副業があるため、闇雲に手を出してもなかなか単価が上がらない可能性があります。本業で経験した業務、あるいは得意分野の業務に絞ることが大切です。

また、お金を稼ぐという目的だけでなく、純粋にやってみたいかどうかという気持ちも大切にしてください。

2. 基礎となるスキルを習得する

挑戦する副業の経験が乏しい場合、基礎スキルを習得することが必要です。書籍や各教材で学ぶ方法の他、スクールに通うといった方法が考えられます。

ただし、高額なスクールに申し込んだものの講義の中身が薄かったというケースも聞きますので、スクール選択は慎重に行いましょう。

3. 単価の向上を目指す

無事に案件を受注でき、副業にも慣れてきたら、単価の向上も意識すると良いでしょう。

単価を向上させるには、担当案件のクオリティアップはもちろん、納期の厳守などによって信頼関係を築くことや、高いサービスを実現するべくスキルを磨くことが大切です。とはいえ、クライアントとの単価交渉はハードルが高いため、依頼時点で単価が高い案件に応募してみると良いかもしれません。

副業の初心者が陥りがちな失敗例

副業初心者が陥りがちな失敗例を知っておくと、未然に失敗を防げる可能性が高まります。主な失敗例は、以下のとおりです。

プロフィールに初心者と明記する

副業初心者によくある失敗例が「初心者ライターです」「Webデザイン勉強中です」と、プロフィール欄に明記してしまうことです。

こうしたプロフィールは、クライアントが「初心者に仕事を依頼するのは不安」と感じるため、案件の依頼を避けられてしまう可能性があります。

本業に支障をきたしてしまう

副業はあくまでも、本業に支障をきたさない範囲で空いた時間を使って行うものです。本業との時間バランスを考えるのはもちろん、就業規則を確認し、副業を行うことに問題はないかチェックしておくことが必要になります。

スキルの習得に時間をかけすぎる

スキルの習得も大事ですが、時間をかけすぎてしまうと、一向に副業を始めることができません。

動画教材やスクールで学べることには限界がある他、仕事を通じて伸ばせるスキルもあるので、自分自身のポートフォリオなどが作成できしだい、案件に応募することも大切です。

受注の際に業務範囲を決めていない

例えば、Webライティングの副業であれば、提出した原稿にクライアントからの赤字が入り、修正対応を行う必要も出てきます。その際、事前に修正回数を決めておかないと、何度も修正対応に追われる事態となり、金額と工数が見合わなくなるおそれがあります。

事前に「修正対応は2回まで。それ以上は別途、追加料金をいただきます」と伝えるなど、業務範囲を決めておくことが大切です。

報酬額や支払日の確認を怠る

報酬額や支払日を事前に確認しておかないと、納品したのに報酬が振り込まれないという事態が起こりかねません。そのため、報酬額や支払日について事前にクライアントに確認しましょう。

副業初心者を対象とした悪質な案件に引っかかる

案件の中には、副業初心者を狙った悪質なものもあるため、以下の条件に当てはまる案件はできるだけ避けた方が無難です。

単価があまりにも安すぎる

単価があまりにも安すぎる案件は、「経験を積めば報酬は上がる」などとうたい、時給換算にすると割に合わない業務量を要求してくることも考えられます。

簡単な作業で高額な報酬をうたう

簡単な作業で高額な報酬が得られるなど、条件が良すぎる副業は詐欺の可能性が考えられます。

クラウドソーシングで個人の連絡先を聞いてくる

連絡先やSNSアカウントなどの個人情報を聞き出すような案件は、アカウントの乗っ取りや個人情報収集の詐欺の疑いがあります。

パソコンを使った副業で仕事を受注する際のポイント

パソコンを使った副業で仕事の受注件数を増やすために、いくつか知っておきたいポイントがあります。チェックしておきたい主なポイントは下記の3つです。

プロフィールは詳細に書く

クライアントが依頼先を判断するとき、最初に確認する項目がプロフィールです。そのため、プロフィールはできるだけ詳細に書くことをおすすめします。

<プロフィールに記載する項目>

  • 職種
  • 自分ができること
  • これまでの実績・経歴
  • ポートフォリオ
  • 業務時間(平日の夜や土日祝の時間帯など)

なお、無料のブログサービスなどを使い、自己紹介ページを作成する方法もあります。

自分のポートフォリオを作る

ポートフォリオとは、これまで手掛けた作品集のことです。Webライティングであれば過去に書いた記事、Webデザインであれば過去に制作したWebページなどをまとめた資料が該当します。

なお、ポートフォリオがあることで、クライアントはスキルや実績を把握しやすくなり、結果、受注件数の増加につながることが期待できるでしょう。

最初は積極的に仕事に応募する

副業を始めたばかりのころは、応募した案件を受注することが難しいかもしれません。まずは本業に支障がない範囲で数多くの案件に応募して、少しずつ実績を作っていくことが大切です。

副業で収入を得たら確認すべきこと

副業の規模によっては確定申告が必要になる場合もあり、その際は経費についても考慮しなければなりません。副業で収入を得た場合に確認すべきことをご紹介します。

確定申告が必要かどうか

副業の所得ふくめて、本業以外の年間所得の合計が20万円を1円でも超える場合は所得税の確定申告が必要です。国税庁のWebページでも、会社員であっても確定申告が必要な人として「1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得および退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人」と記されています。

参考:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人新規タブで開く

一方で、本業以外の所得の総額が年間20万円以下であれば、所得税の確定申告は不要といえます。ただし、副業で1円でも利益が出ていれば、居住している市区町村に対して住民税の申告は必要です。

また、仮に副業の所得が20万円以下であっても、医療費控除や住宅ローン控除の初年分など年末調整の対象とならない控除で還付を受けるために確定申告を行う場合は、副業の所得もあわせて申告が必要です。

さらに、適格請求書等保存方式(インボイス制度)の導入により、課税事業者になると所得税の確定申告に加え、消費税の確定申告も行う必要があることを知っておきましょう。

副業にかかった経費は漏れなく計上する

副業で収入を得るためにかかった出費は、経費と認められます。経費を計上すると所得を抑えられるため、節税効果が期待できます。

一例として、経費計上できる費用には以下のようなものがあげられます。

<経費計上できる費用>

  • 業務で使用するパソコンやスマートフォン、タブレットの購入費
  • 打ち合わせや取材の交通費・飲食費
  • コワーキングスペースの利用料
  • コピー用紙や文房具などの事務用品購入費
  • 通信費、自宅を仕事場として利用している場合の家賃や電気代などは、事業で使用する分を按分して計上可能

家事按分について詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。

パソコンでできる副業で収入を得たら確定申告を忘れずに

パソコンを使った副業は、時間や場所に縛られずにできるというメリットがある一方で、初心者向けの副業は単価が安かったり、悪質な案件があったりするデメリットもあります。

なお、副業で得た所得が20万円を1円でも超える場合、確定申告が必要です。確定申告には手続きの手間がかかるイメージを持つ人もいますが、現在は便利な会計ソフトも充実しています。

パソコンを使った副業をする場合で、事業所得として申告できる場合は、「やよいの白色申告 オンライン」を活用することで、初めての人でも簡単に帳簿付けができ、確定申告をスムーズに行えます。

なお、副業の所得が雑所得に該当する場合でも、売上や経費から所得を算出するために帳簿付けをしておくと申告が楽です。

やよいの白色申告 オンライン」は、雑所得の確定申告はできませんが、ずっと無料で使用できるので帳簿付けに気軽にご利用ください。帳簿付けをすれば、事業所得で申告できる可能性も出てきます。ぜひご検討ください。確定申告は集計情報をもとに国税庁の確定申告コーナーで行えます。

また、業種や販売先によっては、請求書の発行が必要です。その場合、インボイス制度や電子帳簿保存法はじめ最新法令に対応したクラウド請求書作成ソフトの「Misoca」をご活用ください。

副業のバックオフィス業務は弥生のクラウドソフトで効率化

事業所得になる副業の確定申告は申告ソフトを使って楽に済ませよう

会社員などが副業をした場合、副業の所得が20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。副業の収入や報酬から源泉徴収をされているなら、確定申告をすれば納めすぎた税金が返金される可能性が高いでしょう。ただ、所得税の確定申告をするには、書類の作成や税金の計算など面倒な作業が多いため、負担に感じる方もいるかもしれません。

事業所得になる副業は、帳簿付けが必要です。そんなときにおすすめなのが、弥生のクラウド確定申告ソフト『やよいの白色申告 オンライン』です。『やよいの白色申告 オンライン』はずっと無料で使えて、初心者や簿記知識がない方でも必要書類を効率良く作成することができます。e-Tax(電子申告)にも対応しているので、税務署に行かずに確定申告をスムーズに行えます。

副業の所得区分を事業所得・雑所得どちらにするか迷っている場合、まずは帳簿付けをしておきましょう。事業所得で確定申告する場合は帳簿が必要です。雑所得の場合、帳簿付けの義務はありませんが、売上や仕入・経費などの集計に帳簿がある方が便利です。

なお、『やよいの白色申告 オンライン』では、雑所得の収支内訳書と所得税の確定申告書は作成できません。もし、『やよいの白色申告 オンライン』で作成した収支内訳書から確定申告書を作成すると自動で「事業所得」に集計されます。国税庁の確定申告コーナーで、自分で収支内訳書と確定申告書に転記して申告をしてください。

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クラウド請求書作成ソフトを使うことで、毎月発生する請求業務をラクにできます。今すぐに始められて、初心者でも簡単に使えるクラウド見積・納品・請求書サービス「Misoca」の主な機能をご紹介します。

Misoca」は月10枚までの請求書作成ならずっと無料、月11枚以上の請求書作成の有償プランも1年間0円で使用できるため、気軽にお試しすることができます。また会計ソフトとの連携も可能なため、請求業務から会計業務を円滑に行うことができます。

この記事の監修者齋藤一生(税理士)

東京税理士会渋谷支部所属。1981年、神奈川県厚木市生まれ。明治大学商学部卒。

決算書作成、確定申告から、起業(独立開業・会社設立)、創業融資(制度融資など)、税務調査までサポート。特に副業関連の税務相談を得意としており、副業の確定申告、税金について解説した「副業起業塾 新規タブで開く」も運営しています。

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