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副業に役立つ資格とは?おすすめの資格や賢い選び方を紹介

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副業を始めるにあたって、「何か資格を持っている方が有利になるのでは」と考えたことはないでしょうか。具体的にどのような資格を取得するべきなのか、迷っている人もいるかもしれません。

本記事では、副業に役立つ資格や検定・免許のほか、趣味を副業にしたい場合におすすめの資格、資格取得のデメリットを解説します。併せて、副業に役立つ資格の賢い選び方や、働きながら効率的に資格を取得するコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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資格があると副業でも有利になる

資格は、特定の業務をするために必要とされる条件や能力の証明を意味する言葉です。資格を取得すると、資格がない人よりも稼げるチャンスは増えます。資格を持つ人だけが携われる業務があることに加え、業種や請け負う内容によっては信頼性が向上し、業務単価が上がる可能性もあるからです。

資格と似た言葉として、検定や免許が挙げられます。検定とは、知識やスキルの目安を証明する試験のことで、日商簿記検定や英検(実用英語技能検定)などがその一例です。検定と資格は、能力の証明となる点が共通していますが、検定は資格のように特定の行為の条件とされることはありません。

免許とは、特定の行為をしても良いと官公庁などが許可することで、自動車運転免許や理容師免許などが例として挙げられます。免許は、特定の業務に従事するための資格の一種ということも可能です。

本業とは異なる分野に副業で挑戦する場合は、資格や検定・免許がある方が競合する副業従事者が少なくなり、高い能力を持っていることの証明にもなるため、より有利な案件を獲得しやすくなります。

また、無資格の場合よりも将来的に独立を視野に入れられる可能性が高くなることから、副業のために資格などを取得しておくのは有意義だといえます。

副業に役立つ資格・検定・免許

取り組む予定の副業とかかわりの深い資格・検定・免許は、積極的に取得を検討しましょう。ここでは、副業で役に立つ代表的な資格・検定・免許の例をご紹介します。

副業に役立つ資格

資格があると、担当できる業務範囲の拡大や信頼性の向上、業務単価アップにつながります。下記の4つの資格は、副業に役立つ資格の代表例です。

宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建士)は、土地や建物の売買・賃借に関する取引をする際に、法令に基づいて重要事項の説明や契約書への記名押印などを行えるようになる国家資格です。

不動産取引に携わる事務所では、宅地建物取引業法(宅建業法)新規タブで開くにより業務に従事する者の5人に1人以上の割合で宅地建物取引士の有資格者でなければならないとされています。重要事項の説明などは宅建士しかできない独占業務であるため、安定したニーズがある資格です。

宅建士を取得することで携われる副業としては、週末宅建士が挙げられます。人手不足に悩む不動産会社などに週末のみ勤務し、資格を活かして独占業務に携わるといった働き方が可能です。

電気工事士

電気工事士は、建設業界や設備業界において、電気工事を行う場合に必要とされる国家資格です。

電気工事士の資格は2種類あり、第二種電気工事士は一般住宅や店舗などの600V以下で受電する設備の工事に従事でき、第一種電気工事士は第二種の範囲と最大電力500kW未満の工場、ビルなどの工事に従事できます。

電気工事士はさまざまな建設・設備工事の現場で需要がある半面、供給が追い付いていないのが実情です。そのため、電気工事士の資格を取得しておくことで夜間のみ・週末のみ電気工事士として仕事を請け負うといった副業が可能になります。

参考
経済産業省:「電気保安人材の将来的な確保に向けた検討について新規タブで開く
経済産業省:「電気保安人材の持続可能な確保・活用に向けた制度のあり方について新規タブで開く

管理栄養士

管理栄養士は、食事や栄養に関するアドバイスや献立の作成、栄養状態の管理などに携わることができる国家資格です。医療施設や高齢者福祉施設、介護施設、学校などで食と栄養のスペシャリストとして活躍できます。

管理栄養士の資格を活かせる副業として、レシピ考案やダイエット指導、パーソナルジムなどのアドバイザー、健康関連記事の執筆・監修などが挙げられます。

マイクロソフト オフィス スペシャリスト

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、MicrosoftのWordやExcelなどのアプリケーションを扱うスキルが一定水準に達していることを証明する民間資格です。

パソコンを使用する仕事であればMicrosoftのアプリケーションを使用する可能性が高いため、MOSを取得しておくと基本的な操作スキルが身に付いていることをアピールできます。

MOSを取得しておくと有利になりやすい副業は、データ入力やオンライン秘書などです。MOS保有者であればスキル面に問題がないことがわかるため、より単価の高い案件を発注してもらえる可能性があります。

副業に役立つ検定

知識やスキルを証明する検定の中には、副業の案件獲得や単価アップに寄与するものがあります。下記は、副業に役立つ代表的な検定の例です。

日商簿記検定

日商簿記検定は、あらゆる事業者にとって必要な経理の知識を証明できる検定です。

近年はクラウド会計ソフトを導入する企業が増えていることから、在宅でできる経理関連の副業も増えていますが、日商簿記検定の合格者であれば、そのような副業に従事できる確率が高まるでしょう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定

ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP技能検定)新規タブで開くは、お金に関する専門家として知識を備えていることを証明できる国家検定です。

家計のやりくりに関するアドバイスから、保険や相続、税金にまつわる相談まで、お金に関する幅広い相談業務に携わることができます。お金に関する専門知識を活かして、Webメディアや雑誌記事などの執筆・監修を請け負うことも可能です。

TOEIC・実用英語技能検定

TOEIC®と実用英語技能検定®(英検)は、いずれも英語の語学力を証明するのに役立つ検定です。

一定水準の英語力が備わっていることを客観的に伝えられるため、翻訳や英文作成の副業案件を獲得する際に役立ちます。英語でコミュニケーションをとることができれば、海外企業との取引に携わることも可能になります。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定新規タブで開くは、Webページの制作や運営に関する知識・スキルが身に付いていることを証明できる国家検定です。

HTMLやCSSによるコーディング、バナー制作、ランディングページ制作などの副業に従事したい際に、この検定に合格していると一定以上のスキルが備わっていることを示せるため、業務を依頼してもらえる可能性が高まります。

WEBライティング技能検定

WEBライティング技能検定は、Webライターの業務を行うために必要な知識・スキルを習得していることを証明できる民間検定です。

ライティング案件は文字単価が幅広いことから、検定に合格していると伝えることで高単価の案件を獲得できる可能性が高まります。

文字起こし技能テスト

文字起こし技能テスト®は、録音された音声を文字に起こすための技能が身に付いていることを証明できる民間検定です。

テープ起こし業務に求められる一般常識なども問われるため、依頼者に安心感を与えられます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験新規タブで開くは、システム開発に携わるITエンジニア・プログラマーとして必要な基本知識を備えていることを証明できる国家検定です。

IT技術者にとって入門的な位置付けの検定ですが、取得しておくことでITに関する基礎的な知識がきちんと身に付いていることをアピールできます。

応用情報技術者

応用情報技術者新規タブで開くは、実務経験を積んだIT技術者に求められる知識が身に付いていることを証明できる国家検定です。

開発に関する知識だけでなく、マネジメントや経営戦略などの知識も問われるため、副業でITコンサルティング業務やシステム設計などに携わる際に有利になる可能性があります。

副業に役立つ免許

携わりたい副業によっては、免許が必要な場合もあります。下記に挙げるような免許を取得しておくことで、仕事の幅を広げられるでしょう。

運転免許

運転免許は、車やバイクの運転を副業にする場合には必須の免許です。

例えば、軽自動車やバイクで荷物を運ぶ場合は運送業許可が不要で、運転免許のみで運送業を始めることができます(別途、貨物軽自動車運送事業の届出が必要となる場合あり)。

近年はオンラインショッピングの利用者が増加したこともあり、運送業界の人手不足が顕著です。運転免許を取得しておくと、挑戦できる副業の幅が広がります。

調理師免許

調理師免許は、調理や食の専門知識と技術を持つ人に与えられる免許です。

調理師免許を取得していると、飲食店を開業する際に必要な食品衛生責任者の資格を申請のみで取得できます。週末や夜間のみ開店する飲食店経営を副業にすることも可能です。他にも、調理師免許を活かして料理教室の講師や出張シェフとして活躍するという副業も考えられます。

理容師免許・美容師免許

理容師免許や美容師免許を取得すれば、本業が休みの日に理髪店や美容室で働くことができます。また、フリーランスの理容師・美容師としてシェアサロンでの活動や、自宅の一室で開業することも可能です。

趣味を副業にしたいときにおすすめの資格・検定

副業を検討している人の中には、自分が好きなことを副業にしたいと考えたことがある人もいるでしょう。例えば、下記のような資格・検定は、趣味を副業にしたい場合に役立ちます。

ネイリスト技能検定試験

ネイリスト技能検定試験は、ネイリストとして施術に必要な知識や技術を認定する検定試験です。

個人でネイルケアやネイルアートのエキスパートとして活動するケースのほか、ネイルチップの販売やネイルを美しく仕上げるコツの動画発信といった副業に役立ちます。

インテリアコーディネーター資格試験

インテリアコーディネーター資格試験新規タブで開くは、インテリアに関する知識をはじめ、建築や環境などの基礎的な知識が身に付いていることを認定する試験です。

オンラインでのインテリアコーディネートなどの副業に役立ち、インテリアが好きな人がフリーランスとして活躍するきっかけになり得る試験といえます。

カラーコーディネーター検定試験

カラーコーディネーター検定試験®は、色の特性や働きに関する知識が身に付いていることを認定する検定試験です。ファッション、メイク、インテリアなど、幅広い分野で色に関する知識を活かせます。

デザイナーやイラストレーターといったクリエイティブ系の副業だけでなく、店頭のディスプレイや広告の配色といったマーケティング分野でのスキルアップにもつながります。興味のある分野の副業に活かせそうなら、挑戦してみましょう。

副業のために資格を取得するデメリット

副業に活かすために資格取得を目指すことには、デメリットとなり得る面もあります。下記に挙げる2点を踏まえて、資格取得を目指すべきかを検討してください。

相応の時間やコストがかかる

資格や検定、免許の試験合格には、求められている知識や技能を身に付けるために時間とコストをかけて勉強しなければなりません。

難度の高い試験になると、年単位の勉強期間が必要になる場合もあります。資格取得に時間を費やすべきか、資格や免許がなくても取り組める副業で実務経験を積み重ねていくべきか、自分にとってより有意義な時間の使い方を検討しておくことが重要です。

また、勉強のために参考書や問題集を購入、もしくは通信教育やオンライン講座を使用すればコストもかかります。資格取得に費やしたコストを副業で回収できるかどうか、慎重に見極める必要があるでしょう。

なお、副業のために必要になった費用は、確定申告の際に経費として計上できる可能性があります。支払った費用が経費に計上できるかがわからない場合は、税務署や税理士などの専門家に確認してください。

試験に合格するとは限らない

試験は「受ければ必ず合格する」というものではありません。合格に向けて時間やコストを費やしたとしても、確実に合格できる保証はないという点もデメリットの1つです。合格するまで挑戦し続ける覚悟があるか、時間・コスト面で余裕があるかを事前に十分に検討してください。

たとえ不合格だったとしても、資格取得に向けて学んだ知識や技能が無駄になるわけではありません。一方で、資格を取得して副業の案件獲得に役立てられなければ、あまり意味がないと感じる人もいるはずです。まずは比較的難易度の低い資格や検定から挑戦し、徐々に難易度を上げていくなど、目標としている試験の合格に向けて段階を踏んで進めていくことをおすすめします。

副業に役立つ資格の賢い選び方

副業に役立つ資格を見つけるためには、コツがあります。下記に挙げるポイントを押さえておくと、案件獲得や単価アップにつながる資格を見極めることができるでしょう。

やりたいことを明確にする

副業に役立つ資格を見つけるためには、どのような副業に取り組みたいのか、自分がやりたいことを明確にしてください。資格や検定、免許には非常に多くの種類があるため、取得する目的によって選択肢を絞ることが大切です。資格ありきではなく、取得する目的ありきで考える必要があります。

資格を多数取得すれば副業に役立つと考え、手当たりしだいに資格を取るのはおすすめできません。多くの資格を取得したものの、何に活かすのか定まらないといった状態になりやすいためです。保有資格の統一性が薄れることにより、副業の依頼者などにも、かえって専門性に欠ける印象を与えかねません。
まず自分がやりたいことを決め、それを実現するために役立つ資格を探すのがポイントです。

将来的に役立つか確認する

資格を選ぶ際は、直近の案件獲得や単価アップにつながるかだけでなく、将来的に役立つ資格かどうかも重視しましょう。

例えば、資格を保有していることによって仕事の幅や働き方の選択肢が広がる可能性があるなら、取得しておく意義のある資格といえます。5年、10年といったスパンで見た場合に、資格を活かし続けられるかどうかをイメージしてください。

資格によっては、定期的な更新が必要となるケースもあります。資格取得後もその分野の知識・スキルを磨き続けられるかどうか、興味を持ち続けられるかどうかといったことを長い目で捉え、取得するべき資格を検討することが大切です。

独自性をアピールできるか否か

独自性のアピールにつながるかどうかも、資格選びの際に検討しておきたいポイントです。資格を取得するだけでは案件獲得につながらないといわれる原因の1つに、せっかく資格を取得しても、他の資格取得者と差別化ができていないことが挙げられます。

自分が発揮できる能力や提供できるスキルと組み合わせて、より希少性の高い人材となれるかどうかをイメージするのがおすすめです。

例えば、Webデザイナーがカラーコーディネーター検定試験に合格すれば、理論に基づいたWebページの配色を実践できるようになるはずです。結果として依頼者の評価が高まり、他のWebデザイナーではなく「この人に依頼したい」と感じてもらえます。

自分のスキルと資格を掛け合わせることで、独自性を打ち出せるかどうかがポイントといえるでしょう。

自分にとって理想的な働き方ができるか

自分にとって理想的な働き方を実現するうえで、資格が役立つかどうかも押さえておきたいポイントといえます。資格によって自分のライフスタイルに合った働き方を選べるようになると、副業を無理なく長期的に続けられる可能性が高まるためです。

子育てと仕事を両立させたい人は、自宅でできる仕事かどうかを副業選びのポイントとして重視するかもしれません。その場合、例えばパソコン一台だけでできる仕事を請けるために、パソコンを扱うスキルを証明できる資格・検定の合格を目指すのは、有力な選択肢の1つです。

働きながら効率的に資格を取得するコツ

副業に役立つ資格を取得しておきたいものの、働きながら勉強を続けるのはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。働きながら効率的に資格を取得するためには、下記の3つのコツを押さえて勉強を進めるのがおすすめです。

オンライン教材を活用する

資格取得に向けた勉強をオンライン教材で進めると、すきま時間を有効活用しやすくなります。解説動画をオンデマンドで配信しているサービスであれば、スマートフォンやタブレットで通勤中に勉強することも可能です。

例えば、平日は通勤時間を活用してオンライン教材で学習し、休日は問題を解く練習に集中するといった勉強方法は効果的です。平日はインプット、休日はアウトプットと決めておくことで、学習のペースをつかみやすくなります。

資格取得スクールに通う

計画的に勉強を進めるのが苦手な人や、必要な知識を体系的に学びたい人は、資格取得に特化したスクールに通うのも1つの方法です。カリキュラムによって講義内容と受講回数が決められているため、計画的に資格取得のための知識を身に付けられます。

また、資格取得スクールに通うことで、「勉強する日」を強制的に設けることができます。長期間の勉強が必要になる資格などでモチベーションの低下を防ぐためにも、資格取得スクールが役立つかもしれません。

資格取得などに向けた勉強の費用は経費にする

金銭的コストも、資格取得のためのハードルになり得ます。副業を始めていれば、業務知識習得のために必要な費用は経費にできるため、資格勉強のための教材費や学費などを経費にして少しでも節税しましょう。

確定申告で算出される所得税額は、副収入から経費を指し引いた所得によって決まります。副業の所得含めて本業以外の所得の総額が年間20万円を超えると、確定申告を行う必要があります。つまり、副業の所得含めて本業以外の所得の総額が20万円以下であれば、確定申告は必要ありません。

副業をしながらその副業に役立つ資格取得を目指す場合も、かかった費用は経費計上ができます。経費は納税額に大きくかかわるため、計上漏れのないように注意しましょう。
なお、20万円以下で税務署に確定申告をしない場合には、代わりに住民税の申告が必要となるのでご注意ください。

資格を取得して、副業の案件獲得や単価アップに活かそう

副業も本業と同様、資格や検定、免許を取得していれば、案件獲得や単価アップに有利になる場合があります。取り組みたい副業が決まったら、副業に役立つ資格の取得も併せて検討してみてはいかがでしょうか。

なお、資格を活かして副業に取り組み、副収入の増加に成功すると、確定申告が必要な所得に達する可能性が高まります。副業の雑所得の場合は、帳簿付けは義務ではありませんが、所得を計算するには、日ごろから帳簿付けをする習慣を身に付けた方が良いでしょう。なお、副業が雑所得でも適格請求書発行事業者の場合は、インボイス制度の要件に従って帳簿付けが必要です。

副業が事業所得に該当して、帳簿を付けたことがないという人には、クラウド白色申告ソフト「やよいの白色申告 オンライン」をおすすめします。初めての人でも手軽に帳簿付けと確定申告ができる副業ワーカーに最適なソフトウェアです。

副業が雑所得の場合には、「やよいの白色申告 オンライン」で確定申告はできませんが、帳簿付けをしておけば、売上や経費から所得を計算するのに便利です。帳簿があれば、事業所得で申告ができる可能性も出てきます。雑所得の場合にも帳簿付けをしておくことをおすすめします。雑所得の場合には、国税庁の確定申告コーナーで、帳簿から集計した金額をもとに確定申告を行いましょう。

また、副業の業種や取引によっては請求書を発行しなければなりません。その場合、インボイス制度や電子帳簿保存法の要件に従う必要があるため、請求書作成ソフトがあると便利です。

請求書・見積書・納品書をまとめて簡単に作成できるクラウド請求書ソフト「Misoca」を活用することにより、請求関連の業務を効率良く正確に進められます。将来的に取引が増えていくことも見越して、クラウド請求書ソフトの導入も検討してみてはいかがでしょうか。

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事業所得になる副業の確定申告は会計ソフトを使って楽に済ませよう

会社員などが副業をした場合、副業の所得が20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。副業の収入や報酬から源泉徴収をされているなら、確定申告をすれば納めすぎた税金が返金される可能性が高いでしょう。ただ、所得税の確定申告をするには、書類の作成や税金の計算など面倒な作業が多いため、負担に感じる方もいるかもしれません。

事業所得になる副業は、帳簿付けが必要です。そんなときにおすすめなのが、弥生のクラウド確定申告ソフト『やよいの白色申告 オンライン』です。『やよいの白色申告 オンライン』はずっと無料で使えて、初心者や簿記知識がない方でも必要書類を効率良く作成することができます。e-Tax(電子申告)にも対応しているので、税務署に行かずに確定申告をスムーズに行えます。

副業の所得区分を事業所得・雑所得どちらにするか迷っている場合、まずは帳簿付けをしておきましょう。事業所得で確定申告する場合は帳簿が必要です。雑所得の場合、帳簿付けの義務はありませんが、売上や仕入・経費などの集計に帳簿がある方が便利です。

なお、『やよいの白色申告 オンライン』では、雑所得の収支内訳書と所得税の確定申告書は作成できません。もし、『やよいの白色申告 オンライン』で作成した収支内訳書から確定申告書を作成すると自動で「事業所得」に集計されます。国税庁の確定申告コーナーで、自分で収支内訳書と確定申告書に転記して申告をしてください。

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この記事の監修者齋藤一生(税理士)

東京税理士会渋谷支部所属。1981年、神奈川県厚木市生まれ。明治大学商学部卒。

決算書作成、確定申告から、起業(独立開業・会社設立)、創業融資(制度融資など)、税務調査までサポート。特に副業関連の税務相談を得意としており、副業の確定申告、税金について解説した「副業起業塾 新規タブで開く」も運営しています。

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