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好調な業績を支える拠点間業務の効率化を実現

株式会社トレミー(東京都府中市)

  • 弥生販売

化粧品メーカーや通販会社の化粧品と、プライベートブランド化粧品を受託製造している株式会社トレミー。基礎化粧品から医薬部外品まで取扱商品は幅広いが、特にスキンケア用化粧品を得意としており、研究所も開設するなどの企業努力により業績が大幅に伸びている。その業績を支える工場は府中本社と埼玉県坂戸工場があり、営業拠点も都内にある多拠点になっており、業務処理の非効率化が問題になっていた。その解決のために弥生販売 ネットワークを導入し、短期間でのシステム構築と業務の効率化を実現している。

株式会社トレミーは、国内約150社の化粧品受託製造をおこなっている。

導入前の状況と問題点

生産拠点が本社と坂戸にあり、営業拠点も加えると3拠点で、業務の非効率が本社と拠点の双方で目立つようになっていた

導入前の状況
  • 営業が受注した情報をFAXやインターネットで本社へ送信
  • 坂戸工場は本日出荷分や伝票をFAXで本社へ送信
  • 本社で集計と入力を担当
  • 過去のデータは全て本社のパソコンで保存
問題点
  • 本社業務が多忙を極めた
  • 受注や納品の状況が本社以外の2拠点から把握しにくい
  • 過去の商品情報を新商品の提案に役立てにくい

問題解決のポイント

操作が簡単で誰でも使えるシステムを短期間で構築したかった

トレミーでは以前から基幹業務に弥生販売をはじめとする弥生シリーズを使用していた。多拠点化になってからも本社で集計と入力をおこない、各拠点への情報提供も本社が担っていたが、取引先の増加や商品アイテム数の増加にともない業務の非効率性が顕著になっていた。特に受発注や出荷など、坂戸工場や営業にとっても重要な情報となる販売管理面での改善が急務だった。生産管理用システムは別途導入しており、受注、部材、生産、出荷、在庫の管理はできているが、各拠点で利用するのは難しく、操作教育にも時間がかかると予想。ITコンサルタントからのアドバイスもあり、操作が簡単で誰でも使える弥生販売をネットワークへアップグレードすることが最適な方法だと結論された。また、生産や営業の拠点を新規に追加する計画もあることから、拠点数の増減にも柔軟に対応でき、それにともなうシステムメインテナンスに労力を要さずにすむ使い勝手の良さも求められた。

株式会社トレミーは、スキンケア商品を得意とし、新商品の提案もおこなっている。
解決すべき問題点
  • 多拠点間での利用を実現する
  • 誰でも使える操作性が必要
  • 問題解決の要請は急務であり短期間での実現が必要
導入すべきシステム構成
  • スタンドアロン版からネットワーク版へアップグレードをおこなう
  • 拠点数の増減にも柔軟に対応でき、かつ信頼性の高いシステム

導入にあたって

シームレスな移行と維持管理も容易なシステムが求められた

弥生販売 ネットワークの導入にともなうネットワーク構築やデータのコンバートは、弥生パートナーの株式会社スリーエスコンサルティングが担当。多拠点での自由なデータ利用を実現しながら、信頼性のある環境にするため、ホスティングサービス「セキュアキーパー4Gates」を利用し、データセンターで運用している。「セキュアキーパー4Gates」はインターネット回線を通じて利用できるため、拠点数の増減にも柔軟に対応でき、システムの維持管理もアウトソーシングできるため、トレミーが求めるシステムに最適と判断された。データのコンバートは1週間で終了し、導入決定から稼働までに要した期間は1ヶ月という短期間だった。

研究専門のスタッフがさまざまな素材と向き合い、高品質な商品の製造に取組んでいる。

弥生販売 ネットワークのシステム

  • 弥生販売 ネットワークは10ライセンスとし、本社、坂戸工場、営業の3拠点で構成
  • セキュアキーパー4Gatesとインターネット回線を利用

導入後の効果

今では弥生販売 ネットワークなしの業務は考えられない

弥生販売から弥生販売 ネットワークに切り替わった瞬間は、以前と同じ操作だったため本社の日常業務には何の支障もなくスタートできた。坂戸工場や営業の利用には、操作や売上管理の仕組みなど簡単な講習をしただけで、徐々に使い慣れて行った。

医薬品製造レベルのクリーンルームによる管理体制のもと、安全な商品を製造している。

受注や納品データの入力は各拠点がおこない、全体の情報をオープンにすることで、受注から納品までの進捗確認が必要なときにも各拠点が自由にできるようになり、業務の効率化が実現できた。また、今月の売上など営業情報に必要な資料作成にも弥生販売のデータを活用するようになっている。

導入後の効果
  • 本社の基幹業務への負担が大幅に軽減された
  • 受注から納品までの情報がオープンになり、業務が効率的になった
  • 経営判断や営業資料作成にもデータが使われるようになった
  • 新商品の提案をする際にも過去の商品データが自由に使えるようになった
  • 将来の拠点増加に関するシステム面での不安がなくなった

担当者からのコメント

トレミーの基幹業務を担当する常務取締役の鈴木幸司さんは、今回のアップグレードを決定しただけでなく、2004年に弥生販売、弥生会計、弥生給与を採用し、導入から実際の操作までをおこなった担当者でもある。「私が業務を担当するようになった頃は、例えば経理についても手書きで処理していました。しかし、業務は経理だけでなく、給与や販売管理、総務もやっていますので、あまりにも効率が悪いと考えて弥生シリーズを導入しました。実際の稼働に必要な設定も弥生のユーザサポートを受けながらやりました」。当初は基本的な機能しか使っていなかったが、弥生セミナーに参加するなど勉強しながら使い続けるうちに、使いこなせていると実感するようになったと鈴木常務は話す。「弥生販売であれば、当初は請求業務にしか使っていませんでした。でも1年ほど勉強しながら使っていくうちに、仕入や在庫の管理も使うようになり、ちゃんと使えているなと思えるようになりました。その頃はまだ府中の本社工場だけだったのですが、坂戸工場を開設しても私1人で入力や集計をやっていたので、だんだんと大変になって行きました」。

トレミーは、創業当初から化粧品メーカーの製造請負をおこなっていたが、坂戸工場の開設によって製造能力が上がり、取引先数を拡大することが可能になった。「当時はちょうど化粧品のインターネット通販が始まった頃でした。インターネット通販は店舗を持たずに販売できますし、化粧品のクオリティが高ければ売れる時代になったこともあり、一気に参入する企業が増えました。

そういった背景もあって順調に取引先を増やすことができ、新しい取引先の業績も伸びて、さらに新しい化粧品のOEMを受注できるという好循環だったのですが、本社業務の多忙さも飛躍的でした。加えて坂戸工場や営業からは情報を確認しにくいなど、効率の悪さが顕著になったので弥生販売 ネットワークへアップグレードすることにしました」。
「アップグレードの効果は使い始めてすぐにでました。今まで弥生販売を使っていなかった坂戸工場や営業もすぐ操作に慣れ、部署ごとに仕入れたアイテムを登録し、経理で支払状況を確認しています。このあたりの業務の流れは円滑です。ほかにも、営業からの受注情報に対応する材料の仕入状況など、進捗の把握にも役立っています」。営業拠点は府中本社に移設したため、2012年時点では2拠点となっているが、営業からの入力は継続しておりライセンス数に変化はない。「期待通りの成果が得られていますし、今では弥生販売 ネットワークなしでの業務は考えらません。弊社では中国市場への参入も視野に入れており、新たな生産拠点を九州に開設する予定もありますが、システム面での不安はありません。スタンドアロンの頃から拠点数が拡大している今も、使い慣れた操作性は変わること無く使えているのは嬉しいですね」と鈴木常務は評価している。

  • 本記事の内容は、取材当時のものです。
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製品

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事業規模

業種

企業名
株式会社トレミー新規タブで開く
使用ソフト
弥生販売 ネットワーク
事業内容
化粧品受託製造
所在地
東京都府中市
TEL
042-361-5544
設立
1983年
年商
15億円
従業員数
約150名
導入時期
2004年(2009年にネットワーク版へ移行)
導入支援
株式会社スリーエスコンサルティング

今回ご紹介した製品

弥生株式会社カスタマーセンター

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