日々の入力でお金の動きを可視化。データを分析し、事業改善にも活用しています。
株式会社 もちむぎ食品センター(兵庫県神崎郡)
兵庫県神崎郡福崎町の特産品「もち麦」を使ったもちむぎ麺の製造工場に、売店やレストランが併設された観光施設の運営を担う株式会社 もちむぎ食品センター。経営全体を統括している松井永敏さんによれば、会計・給与・販売のデータを弥生で連携・活用し、経費削減や事業計画に活かしているそうだ。
複数ユーザーで同時に利用できることと使いやすさが導入の決め手
福崎町産のもち麦のみを使って製造した「もちむぎ麺」工場に、お菓子などのもち麦商品の直売所や地元食材を使ったレストランが併設された「もちむぎのやかた」。従業員数18名で運営しているが、年間4万人以上の観光客が県内外から訪れる観光スポット。弥生シリーズを導入したのは15年ほど前で、最初に使い始めたのは「弥生販売」だったそうだ。
「さまざまな販売ソフトを試していたのですが、『弥生販売』を使ってみたところ、それまで試したソフトの中で一番使いやすかったことが決め手になりました。最初は私だけが使っていましたが、当社はレストランや売店に加えて通信販売も行っているので、各部署で使えた方が効率的だろうと複数ユーザーに変更。現在は各部署の担当者がそれぞれ入力し、データを共有しています」
その後、別のソフトを使っていた会計、給与ソフトに関しても、弥生シリーズで統一した方がソフト同士の連携が取れてよいだろうと「弥生会計」「弥生給与」を導入。「弥生会計」は松井さんともう1名、主に入力担当の社員が利用し、「弥生給与」は松井さんのみが使っている。
「わざわざ別の部署へ足を運ばなくても、担当者が作成した見積書のチェックを会計担当者が自分のパソコンで行えるなど複数名で利用できることが仕事の効率化につながりました。在庫管理に関しても売店やレストランのスタッフも入力作業を行えるので、とてもスムーズです。また、見積書から1クリックで受注伝票が作成でき、そこからさらに売上伝票に払い出せるというプロセスも簡単ですね。手書きの納品書を使っていたころには、見積書から転記する際に単価などを間違えることもあったのですが、それも減らせて助かっています」
日々コツコツと数字を入力し、リアルタイムの会計数値を経営に活用
「弥生会計」を導入したことで、会社の財務状況がリアルタイムで把握できるようになったことも大きなメリットだという。会計担当者が日々の数字をこまめに入力することで、最新の会計数値がデータ化されるため、経営判断がタイムリーに行えるようになったそうだ。
「観光バスなどで来訪する団体のお客さまが多かったのですが、コロナ禍の影響で来店者数は減少しました。そこで経費を削減できないか検討するなど、日々の入力をきちんとすることで、会計データを経営改善に活かしています。予算に関しては『5期比較財務諸表』で過去5年間の数字を見ながら立てていますね。また、弥生シリーズはデータの汎用性が高く、分析がしやすいのも導入を決めた理由の一つです。
日々の入力は基本的に「かんたん取引入力」を使っているそう。よく使う仕訳は登録しておいて、金額を入力するだけにして業務の効率化を図っている。
「以前は一つひとつ入力が必要でしたが、金額を入れるだけなのでラクになりました。『弥生販売』の売上・入金・仕入・出金仕訳データと、『弥生給与』の給与・賞与支払仕訳データを『弥生会計』に取り込むことで、仕訳入力の手間も省けています。
また、2年前から会計事務所とのデータのやり取りにクラウドを利用するようになりました。もう1人の会計担当者が入力したデータを私がチェックし、『弥生ドライブ』※を使って税理士さんと共有しています。決算にかかる時間も、導入前は2〜3日かかっていたところが2時間程度で決算書ができあがるようになり、かなり短縮できています」
- ※弥生が提供するクラウドストレージサービス。ご利用には「あんしん保守サポート」ご加入が必要です。
手厚いサポート体制や法令対応関連のコンテンツも心強い
サポート体制が充実していることも、弥生製品導入のきっかけだったそうだ。現在、「あんしん保守サポート」に関しては、「弥生販売」はトータルプラン、「弥生会計」「弥生給与」はセルフプランを利用している。
「会計と給与に関しては利用するのが主に私だけということと、お願いしている会計事務所が弥生のパートナー事務所※さんなので、わからないことはすぐに教えていただけることもあり、セルフプランを選びました。一方で販売は複数の社員が使うためトータルプランに。カスタマーセンターの対応がわかりやすく、サポート体制が手厚いのはありがたいです。
- ※「弥生PAP」は、弥生株式会社と会計事務所がパートナーシップを組み、弥生製品・サービスを活用して、中小企業、個人事業主、起業家の発展に寄与するパートナープログラムです。詳しくはこちらのページをご確認ください。
実は一度、理由もわからずデータが全部消えてしまったことがあったのですが、『データバックアップサービス』を利用しデータを復活できました。サポートに入っていなければソフトの買い直しが必要だったかもしれませんが、無料で対応してもらえて助かりましたね」
年末調整や電子帳簿保存法、今後始まるインボイス制度といった法令改正に関しては、弥生のコンテンツを活用して情報収集しているそうだ。
「年末調整業務は『年末調整あんしんガイド』を参考に私が行い、最終チェックを会計事務所にしてもらっています。毎年変更点があるので、とても助かっていますね。改正ポイントなどは、従業員に聞かれた時に『こういう改正があったよ』と答えられるようにしています。当社ではまだ請求書などは紙が主ですが、電子帳簿保存も今から対応していかなければと『電子帳簿保存法でやるべきことがわかる特設サイト』もチェックしています。担当者は日々忙しくて余裕がないので、情報はなるべく私が仕入れて、それを要約して実務者に伝えるようにしていますね」
コロナ禍で一時は激減した来店者数も、最近は地元周辺からのお客さまが増え、コロナ以前の水準に戻りつつある。そんな中、今後の課題として松井さんがあげるのは、デジタル社会に合わせた取り組みと地方ならではの商売を存続させることの両立だ。
「我々は第三セクターなので、まずは町の魅力を発信する場であることが第一です。人に集まってもらうためにSNSなど新しい方法での情報発信も心掛けながら、実際に訪問してくれたお客さまにはこの場所でホッとしていただける、そんな落ち着いた雰囲気作りも大切にしていきたいと思っています」
- ※本記事の内容は、取材当時のものです。
今回ご紹介した製品
小規模法人の会計業務に必要な機能を備えた定番の会計ソフト
経理初心者から経験者、プロフェッショナルの方まで会計業務に必要な機能をしっかり網羅。
上位グレードには経営分析機能も搭載しているので、経営者の方まで幅広くご利用いただけます。
弥生のクラウド技術と、優れた入力の操作性があなたの業務を効率化します。
販売管理、仕入・在庫管理業務を効率化
請求・販売管理業務のみのお客さまはスタンダード。
仕入・在庫管理業務も行う方にはプロフェッショナル。
複数台で使用するお客さまには、2ユーザーやネットワークをご用意しています。
業種や業務スタイルに応じてお選びいただけます。
- 事業所名
- 株式会社 もちむぎ食品センター
- 事業形態
- 株式会社(第3セクター)
- 設立
- 1990年(事業開始1987年)
- 事業内容
- もち麦を使った製品の製造・販売、飲食店経営
- 所在地
- 兵庫県神崎郡
「弥生会計」の導入事例
「弥生販売」の導入事例
「弥生給与・やよいの給与計算」の導入事例
弥生株式会社カスタマーセンター
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