理美容業の経理ポイント
2023/04/18更新
理美容業界の特徴と収益構造
毎月どれくらい経費にかけていいの?適切な利益率は?
「業界ごとの売上に対する理想比率」を先輩起業家のアンケートと中小企業白書を元に紹介しています。
各業界のポイントも合わせて健全経営の参考にしてみましょう。
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原価の半分以上が人件費、固定客を掴めば売上は安定
店舗保証金や内外装工事費など、開業前の設備投資にそれなりのお金がかかります。特に店のコンセプト、雰囲気づくりが重要となるため、内外装を含む店舗デザインには力を入れる必要があります。
仕入費用の割合は小さく、シャンプーなどの消耗品にはそれほどコストがかかりません。一方で人件費の割合が費用の半分以上を占めています。他の業種に比べると利益率は高めです。飲食業に比べると1店舗あたりの売上は1,500万円程度と上限はあるものの、固定客が増えて軌道に乗れば安定した売上が見込める手堅い商売です。
スタッフの人件費を低く抑える必要があるため、定着率が課題となります。家族経営も多くあります。
平均従業員数 | 2.25人 |
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平均年間売上高 | 1524.92万円 |
平均営業利益 | 257.24万円(年) |
平均運転資金 | 70.66万円(月) |
平均手持ち資金 | 428.25万円 |
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この業界で起業を目指すなら…
理美容コンテストの入賞歴など、技術力の高さをアピールできれば大きな強みになります。理容院は男性客が圧倒的に多いのが特徴ですが、若年層は美容院に流れている傾向があります。1,000円カットの普及で低価格化が進んでいる分、サービス価格の設定が悩みどころとなります。価格を高くする場合は、金額に見合った技術力、流行を取り入れた提案力、きめ細やかな接客といった付加価値が求められます。
美容院は男性客も見込めるうえ客単価も高めですが、競合の参入が容易なため、立地には注意が必要です。
いずれにしろ、固定客をしっかり掴むために顧客管理の体制はしっかり整えておかねばなりません。
上記は、「開業レポート(ドリームゲートと弥生株式会社で行ったアンケート調査結果を要約)」を参考に、記載しております。
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