2021/11/29更新

確定申告に役立つ!個人事業主におすすめの会計ソフトとは?

多くの個人事業主やフリーランスが、毎年行うことになる確定申告。年度末のたびに領収書や提出書類と格闘し、「確定申告の時期は憂鬱だ…」と感じている人も多いのではないでしょうか。そんな、確定申告の作業を楽にしてくれるのが会計ソフトです。帳簿や書類作成など、面倒な作業の大部分を会計ソフトが担ってくれるので、簿記の知識がなくても手間を取られずに確定申告ができます。
ここでは、個人事業主やフリーランスに役立つ会計ソフトの便利な機能や、会計ソフトを選ぶ際のポイントを解説します。

2021(令和3)年分の所得税の確定申告期間は、2022年(令和4年)2月16日から3月15日です。

過去2年間に実施された一律での期限延長はされませんのでご注意ください。

※新型コロナウイルスの影響で申告が困難な場合に限り、 4月15日までは手続きを簡略化した上で個別に申告・納付期限の延長を申請することが可能です。
※2022年3月14日に発生したe-Taxの障害により申告が困難な場合は、
4月15日までは個別に申告・納付期限の延長を申請することが可能です。

どちらの申請も、詳細については国税庁ホームページ 新規ウィンドウで開く等で最新情報をご確認ください。

確定申告とは?

確定申告とは、1年間(1月1日~12月31日)に得た所得を申告して、納めるべき税金を確定させる手続きのことです。
会社員やアルバイトなどの給料をもらっている立場であれば、税金の手続きは基本的に会社が行ってくれます。それに対して、個人事業主やフリーランスの人は、正確に税金を納めるために自分で確定申告をしなければなりません。売上から所得税が源泉徴収されていた場合は、確定申告をすると、払いすぎていた税金が戻ってくる可能性があります。

なお、個人事業主とフリーランスという言葉には、明確な意味の違いはありません。個人事業主は税務上の区分を表す言葉であり、フリーランスは働き方のスタイルを表す言葉です。
また、自営業とはみずから事業を営むことを指し、自営業のうち法人でない(会社を設立していない)場合は個人事業主ということになります。

青色申告と白色申告の違い

青色申告 4年間で合計150万円分の所得税を支払う 1年目:赤字300万円、所得税0円 2年目:黒字50万円を一年目の赤字50万円分と相殺、所得税0円 3年目:黒字100万円を1年目の赤字100万円分と相殺、所得税0円 4年目:黒字300万円を1年目の赤字150万円分と相殺、所得税黒字150万円分 合計:150万円分 白色申告 4年間で合計450万円分の所得税を支払う 1年目:赤字300万円、所得税0円 2年目:黒字50万円、所得税50万円分 3年目:黒字100万円、所得税100万円分 4年目:黒字300万円、所得税300万円分 合計:450万円分

個人事業主・フリーランスの確定申告は、青色申告と白色申告に分かれ、それぞれ次のような特徴があります。

青色申告

青色申告は、日々の取引を決まったルールで帳簿に記帳し、確定申告を行う方法です。申告に必要な複式簿記という記帳方法がやや複雑ではありますが、それができれば特別控除が受けられます。また、青色申告を行うには、事前に青色申告承認申請書と開業届を税務署に提出しておかなければならないので、注意が必要です。いくら申告書類を揃えても、事前申請をしていないと青色申告はできません。

青色申告では、帳簿付けや確定申告書類の要件によって、10万円・55万円・65万円の3種類の控除が受けられます。10万円控除であれば単式簿記(簡易な簿記)による記帳でも問題ありませんが、55万円控除には複式簿記による記帳と期限内の申告が必要です。さらに、最大の65万円控除を受けるには、55万円控除の要件を満たした上で、e-Taxによる電子申告か電子帳簿保存を行う必要があります。
当然、控除額が大きくなるほど節税効果は高まるので、青色申告をするならできるだけ65万円控除を目指したいものです。「難しそう」と敬遠しがちな複式簿記での記帳も、会計ソフトを使えば驚くほどスムーズに進められます。

白色申告

青色申告承認申請書を提出していない個人事業主やフリーランスは、自動的に白色申告になります。
白色申告は、複式簿記で記帳する55万円・65万円控除の青色申告とは異なり、単式簿記(簡易な簿記)による記帳で構いません。また、確定申告書とともに提出する書類は、「青色申告決算書」に比べて記載がシンプルな「収支内訳書」になります。
ただし、白色申告には、青色申告のような控除がありません。帳簿付けが簡単で事前申請も必要ない分、節税につながるメリットは受けられないのです。

インターネットで行える確定申告「e-Tax」

書類を印刷して税務署に届けなくても、インターネット経由で自宅や事務所から申告や納税などの手続きができるのが、e-Taxです。
もちろん、確定申告もe-Taxで行えます。特に、青色申告で最大65万円の特別控除を受けるには、e-Taxによる申告(電子申告)か、電子帳簿保存のどちらかで行うことが条件です。ただ、電子帳簿保存は要件が複雑なため、個人事業主やフリーランスにとっては少々ハードルが高いかもしれません。そのため、65万円の青色申告特別控除を希望する場合は、e-Taxでの確定申告を選ぶといいでしょう。

なお、e-Taxを行うには、事前にマイナンバーカードなどを準備しておく必要があります。パソコンからの申請の場合は、さらにマイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダーライタも必要です。スマートフォンからの申請なら、対応端末に専用アプリ「マイナポータル」をインストールすれば、マイナンバーカードをアプリ経由で読み取れます。

会計ソフトで確定申告が楽になる!

確定申告では必要書類が決まっていて、例えば青色申告では「青色申告決算書」と「確定申告書B」を記載して提出します。また、青色申告で55万円・65万円の特別控除を受けるには、複式簿記による正式な帳簿付けが必要です。簿記や会計の知識がないと、「どこに何を記入すればいいの?」「用語の意味がわからない」と、途方に暮れてしまうかもしれません。
しかし、会計ソフトを使えば、画面の案内に沿って入力していくだけで、確定申告に必要な書類を自動で作成してくれます。控除や税金の金額も自動計算され、ミスや漏れの心配がありません。

記帳など日々の経理作業も会計ソフトで効率化が可能

確定申告の時期になると、山のような領収書をかき集め、経費の集計作業に追われているという人は少なくないでしょう。会計ソフトの中には、スキャナやスマートフォンによる撮影で領収書のデータを読み取り、自動で仕訳してくれるものもあります。領収書やレシートを見ながら1つずつ手作業で金額を打ち込んだり、「勘定科目をどうしよう」と悩んだりすることも少なくなります。

個人事業主・フリーランス向け会計ソフトの選び方のポイント

個人事業主やフリーランスが青色申告を行う場合、会計ソフトは欠かせません。仕訳や入力の自動化などで、面倒な複式簿記の記帳作業を簡略化することができます。
ここでは、個人事業主やフリーランスが会計ソフトを選ぶ際のポイントをご紹介します。

どんな機能が欠かせない?

個人事業主やフリーランスが会計ソフトを使って行う主な作業は、日々の取引の仕訳と入力になります。特に、青色申告で55万円・65万円の控除を受けるには、借方/貸方で仕訳をする複式簿記で記帳しなければいけません。そのため、会計ソフトは仕訳の入力が簡単なものを選びましょう。
金融機関の取引データや、スキャナ・スマートフォンによる撮影で取り込んだ領収書のデータを自動で仕訳する機能があれば、入力の手間も省けます。取引のデータを確認して登録するだけで、会計ソフトが自動的に複式簿記で記帳してくれます。
また、青色申告で最大65万円の控除を受けたい場合は、e-Taxに対応しているかどうかもポイントになるでしょう。

白色申告でも会計ソフトは必要?

白色申告は、青色申告に比べて申告方法がシンプルなため、「会計ソフトを使わなくても自力で何とかなるのでは」と考えている人もいるかもしれません。しかし、簡易的な簿記でもいいとはいえ、白色申告でも記帳の義務はあります。記帳の仕方を調べたり経費を計算したりする手間を考えれば、会計ソフトを利用する方がメリットは大きいといえるでしょう。

「白色申告だから会計ソフトにあまりコストをかけたくない」という場合は、無料の会計ソフトを検討するのも1つの方法です。例えば、「やよいの白色申告 オンライン」は、すべての機能がずっと無料で使える白色申告専用ソフトです。ただ、会計ソフトを利用するなら、青色申告でも白色申告でも帳簿付けの手間はさほど変わりません。白色申告で会計ソフトの操作に慣れたら、青色申告承認申請書を提出し、節税効果の高い青色申告に切り替えるのもおすすめです。

個人事業主・フリーランスの確定申告におすすめしたい弥生の会計ソフト

弥生の会計ソフトで、個人事業主やフリーランスにおすすめなのが、「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」です。簿記の知識がない人や初めて確定申告をする人でも使いやすく、青色申告・白色申告のそれぞれに必要な作業を効率良く進めることができます。

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日々の取引入力から青色申告までをクラウドで対応!「やよいの青色申告 オンライン」

「やよいの青色申告 オンライン」は、簿記や会計の知識がなくても簡単に使えるクラウド青色申告ソフトです。日々の取引を入力するだけで複式簿記帳簿を自動作成でき、青色申告の最大65万円控除もスムーズです。初年度の1年間は、確定申告書の作成を含めたすべての機能を無料で利用できます。

ずっと無料で使えるクラウド会計ソフト「やよいの白色申告 オンライン」

「やよいの白色申告 オンライン」は、ずっと無料で使えるクラウド白色申告ソフトです。白色申告に必要な項目だけのシンプルな機能で、お小遣い帳や家計簿をつけるような感覚で操作ができます。
後々、青色申告に切り替える場合は、「やよいの青色申告 オンライン」へのデータ移行も可能です。「やよいの白色申告 オンライン」で会計ソフトの操作に慣れたら、節税効果の高い青色申告に挑戦してみてはいかがでしょうか。

弥生のクラウド会計ソフトのメリットとは?

「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」には、クラウドアプリだからこその便利な機能がいくつもあります。
スマートフォン対応など、忙しい個人事業主・フリーランスにうれしいメリットを4つ紹介します。

弥生のクラウド会計ソフトのメリット インストール不要で手軽に使える 領収書やレシートを取り込んで自動仕訳 スマートフォンからも入力できる e-Taxも簡単に

インストール不要で手軽に使える

「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」は、インターネットを経由して利用するクラウド会計ソフトです。ネット環境があればオフィスや自宅など場所を問わず、インストール不要ですぐに使い始められます。バージョンアップは自動で、税制・法令改正にもしっかり対応。WindowsとMacのどちらでも使える点もメリットです。

領収書やレシートを取り込んで自動仕訳

「スマート取引取込」の機能を使えば、領収書やレシートのデータを、スキャンかスマートフォン用アプリでの撮影で読み込むことができます。
また、銀行口座やクレジットカードと連携し、取引データを自動で取得することも可能です。取り込んだ取引データや領収書の内容はAIによって自動で仕訳されるため、確認して必要に応じて修正するだけでOK。領収書や通帳の内容を、1つずつ手入力する手間と時間が省けます。

スマートフォンからも入力できる

スマートフォン用アプリで撮影した領収書やレシートを取り込むほか、経費などをスマートフォンから入力することもできます。
確定申告の前に1年分の経費を入力するのは非常に大変な作業ですし、領収書を紛失してしまうリスクもあります。スマートフォンでの入力なら、領収書を受け取ってすぐに処理ができるので、確定申告直前に慌てることもなくなるでしょう。事業の経費とプライベートの支出を混同してしまうミスも避けられます。

e-Taxも簡単に

「やよいの青色申告 オンライン」と「やよいの白色申告 オンライン」には、e-Taxが簡単にできる「確定申告e-Taxモジュール」という機能もついています。この機能を使うと、会計ソフトから直接e-Taxによる申告が可能に。従来のe-Taxに比べて少ない手順で、自宅から確定申告をすることができます。青色申告で最大65万円の控除を受けるには、「やよいの青色申告 オンライン」からのe-Taxがおすすめです。

  • 2022年9月現在、確定申告e-TaxモジュールはMacには対応していないため、Mac利用の方は国税庁e-Taxソフト(WEB版)をご利用ください。

個人事業主・フリーランスの確定申告は、会計ソフトで手間を省こう

これまで憂鬱だった確定申告も、会計ソフトを使えば簡単かつスピーディーに進められるようになります。「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」なら、銀行口座や領収書などのデータも自動仕訳できるので、入力と仕訳の手間も省けます。個人事業主やフリーランスの確定申告は、納める税金を計算するだけではなく、事業の利益を分析するきっかけにもなります。面倒な作業は会計ソフトに任せて、ストレスなく確定申告を完了させましょう。