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昭和3年生まれの担当者が中心になって弥生会計 ネットワークを導入

ダスキンアツミ(静岡県浜松市)

  • 弥生会計
  • 弥生給与・やよいの給与計算

ダスキンのフランチャイズチェーン加盟店として、浜松市で営業展開しているダスキンアツミ。会計にたずさわる3人が、異なる場所で入力やデータ確認をするため、運用面で苦労していたが、昭和3年生まれの財務担当者が弥生会計 ネットワークの情報を入手し、短期間での導入を実現した。

長年の弥生ユーザーで操作は慣れていたが運用で困っていた

「以前からやむをえず分散入力をしていたのですが、問題が多くて困っていました」
クリーニング関連商品や飲料をはじめとする、さまざまな商品を扱うダスキンのフランチャイズチェーン加盟店として長い歴史があり、顧客数は約5,000を誇るダスキンアツミ。創業者である社長夫妻、店長を務める娘の渥美葉子さん、孫の山下葵さんが会計担当と、親子3代が経営にたずさわっている。

ダスキンアツミは約5,000の顧客を持つ、浜松地域でも有数のダスキンフランチャイズ加盟店だ。

「パソコンを業務処理に使いはじめたのは20年以上前になります。Windowsになってからずっと会計と給与を弥生シリーズで処理してきましたので、弥生歴は長いですね(渥美店長)」。ダスキンアツミでは、ダスキンに対する会計報告書の作成は社員が担当しているが、株式会社アツミとしての会計処理は数年前から、渥美店長が給与計算と会計のチェックを行い、母の“とも”さんが財務全般のチェックと現金の処理、孫の葵さんが現金を除く会計処理の担当という形になった。
しかし、この運用スタイルには苦労する面もあったと渥美店長は話す。「もともと母は家で会計データを見たり入力したりしていたのですが、娘も子供が生まれてからは会社だけでなく家でも入力するようになりました。一時は私も会計の入力をしていたため、どのパソコンのデータが最新なのかさっぱりわからないという事態になったことがあります(笑)。そこで私が担当していた部分の入力は娘にまかせて、データはMOに保存して母の家や会社へ運ぶようにしました。それでも現金の入力はしたいという母の希望が強く、時々混乱することがあり、そんな状態が3年ほど続いていました」。

 

昭和3年生まれの母上がIT担当になりネットワーク版導入を推進

ダスキンアツミの財務を担当している“とも”さんは、60才を超えた頃からパソコン教室に通い、エクセルやワードを習得して以来パソコンが好きになり、メモリの増設やケーブル接続などを自力でおこなうほどになった。78才になる現在でも会社で使うパソコンのOSやソフトウェアのインストール、アップデートをおこなうなどダスキンアツミのIT担当でもある。弥生会計 ネットワークの情報を調べ、導入を決定したのも“とも”さんだ。

渥美店長は「私や娘は、同時に打てたり、今どこら辺まで入力が進んでいるかをリアルタイムで把握できたりすれば便利だなと思ってはいましたが、日々の仕事が忙しいですし、手をつけることはできませんでした。そうしたらある日、母がインターネットで弥生会計 ネットワークのことを調べて、これを使うことにしたからと一言」と、笑いながら導入が決まった当時を振り返る。

左から葵さん、渥美店長、ともさん。ともさんは財務全般のチェックと現金の処理だけでなく、ダスキンアツミのIT担当でもある。

“とも”さんは弥生株式会社から弥生ビジネスパートナーの株式会社アイパッソを紹介されて連絡を入れ、アイパッソとシステム概要などについての相談を進め、最終決定から2週間ほどで3クライアントでの弥生会計 ネットワークへ移行することができた。

導入にはインターネット環境の整備とサーバの導入に加え、デスクトップからノートパソコンに移行したため、費用は総額で120万円ほどになった。この点について渥美店長は「娘が入力作業をできなくなった時期があって、決算月が近づくと全員であわてて入力することもありました。会計データは常に最新のものを確認できるほうが当然良いですから、それならいつでも入力できて、最新のデータが会社でも家でも確認できる環境が作れるメリットの方を重視しました。弥生会計をそのまま使い続ける場合と比べて一桁費用は多くなりましたが、設備投資として迷うことは何もありませんでしたね」と話す。

弥生シリーズは便利に進化していく業務ソフト

弥生会計 ネットワークのシステム自体はもう稼働しているが、まだ葵さんの家にインターネットがつながっていないため、社長宅と会社の2か所しかつながっていない。しかし葵さんは「私はまだ会社でしか使っていないので実感はありませんが、今までやりたかったことが実現できますし、データを保存して行き来する面倒もなくなりますので、確実に便利になると思います。以前はバックアップ用とデリバリー用のMOが私の家と会社、そして社長の家にもあって、どれが最新かわからなくなったり、MO自体を紛失したこともありました。パソコンに詳しいはずの祖母も、せっかく打ち込んだ新しいデータを保存するとき、間違えてMOの古いデータを保存してしまったことがあります。こういうケアレスミスが無くなるのは嬉しいです。操作環境は今までと何も変わりませんし、かなり期待しています」と話している。

ダスキンアツミでは、ダスキンへの会計報告書の作成は社員が担当し、株式会社アツミとしての会計処理は親子3代が担当している。

また、渥美店長も「1人だけで入力するのは負担になりますから、そういった部分の解消につながりますし、自分が担当している業務ではないとわからないこともありますので、担当者が直接入力できるのは良いことだと思います。導入してまもない頃は、母から、データ更新した?早く入力してみなさいという催促の電話が入りました。新しくて便利なことに挑戦するのは楽しいですね」と評価している。

ダスキンアツミでは、給与計算も弥生シリーズで、こちらの使用年数も長い。当初はDOSパソコンに計算式を入れて処理していたが、Windows になってから、設定の便利さを考えて弥生給与を導入した。「弥生給与の新しい機能として分類が2つできるようになりましたが、これは重宝しています。弊社の場合、勤務形態が4種類に別れていて、その計算を個別に設定しているのですが、データの収集をするとき、業種や給与形態で分けてできますので便利ですね」。渥美店長は最後に、弥生シリーズは便利に進化していくので、もっと使いこなせるようになりたいと話してくれた。

ダスキンアツミでは弥生給与も長年使用している。給与担当の渥美店長は「設定の便利さで選びましたが、年々使いやすくなっていると感じています」と話す。
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事業規模

業種

企業名
ダスキンアツミ (株式会社アツミ)
使用ソフト
弥生会計 ネットワーク、弥生給与
事業内容
ダスキン・フランチャイズチェーン加盟店
所在地
静岡県浜松市
TEL
0120-29-8910
設立
1969年
年商
約1億4千万円
従業員数
44名(パート含む)
導入時期
2006年7月

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