会計初心者が開店と同時に弥生会計プロフェッショナルを導入
La Corona(東京都中野区)
本格的なパエリアをはじめとする、こだわりのスペイン&イタリア料理で人気のレストランLa Corona。オーナー夫妻は会計初心者だったが、開店と同時に、将来の法人化を視野に入れて弥生会計プロフェッショナルを導入。当初は手探り状態だったが無事に確定申告をすませ、さらなる機能の修得や、会計データを経営に活かす使い方を目指している。
開店と同時に弥生会計プロフェッショナルを導入した
「開業時に、いずれは法人化を考えていると家族に相談したところ、それなら最初から本格的な会計ソフトを使った方が良いと薦められました」
JR中野駅から徒歩5分、中野ふれあいロードに面した場所にあり、パエリアやパスタ、自家製ベーコンなどの個性的なメニューが好評のスペイン&イタリア料理レストランLa Corona。開店してまだ1年だが、オーナーシェフの荒木陽平さんと会計を担当する妻の美咲さん、夫婦二人三脚で経営にたずさわり、レストランは繁盛している。
荒木店長は都内の飲食店で10年以上修行をしていたほか、イタリアでも1年修行していた。美咲さんも飲食店で働いた経験はあったが、2人とも店を経営した経験はなかった。また、美咲さんが妊娠していたこともあり、開店にあたっては、荒木店長は店に専念し、美咲さんが会計処理をするという作業分担を決めていた。美咲さんは会計初心者だったため、飲食店を経営している実家にアドバイスを求めることにした。「実家は法人化しており、その方が店を大きくするには良いと教えられました。『私たちもいずれはそうしたい』と言ったところ、それなら最初から本格的な会計ソフトを使うべきだと薦められて、実家と同じ弥生会計プロフェッショナルにしました。私は会計の知識があったわけではありませんし、会計ソフトを使うのも初めてでしたから、会計の処理や弥生会計の操作方法がわからないときは家族に教えてもらえるという期待もありました(笑)」。こうして準備は整ったものの、開店を直前にして美咲さんが出産することになり、荒木店長は独りで開店を迎えることになった。
初めての会計処理に出産が重なり、最初は大変だった
La Coronaは午前11時半から翌日の午前0時まで営業している。開店直後からしばらくの間、荒木店長は、店の営業が終わってから掃除や翌日の仕込み、メニュー開発などをしていたため、毎日3時間しか睡眠をとれないような状態が続いていた。「レジの記録や日々の仕入記録などはノートに記入して、現金の管理だけはやっていましたが、それ以上はとても手がまわりませんでした」。そこで相談の結果、荒木店長が伝票と領収書をまとめておき、美咲さんが戻ってから弥生会計に入力することになった。
「私が戻れたのは3ヶ月ほど経ってからでした。開店してからの伝票類がドサっと溜まっていました(笑)。とりあえず日にち別に並べ直すところから始めて、子供が寝ている間とか、手が空いたときに入力作業をしました。覚悟はしていましたが、子育てと会計処理の両方が初めての経験で、本当に大変でした」。
最初は手探り状態だったが、青色申告会に入会して帳簿についてのアドバイスを受けながら使い続けた美咲さん。その後、初めての確定申告を迎えたが、弥生会計で日々の入力をすませていたため、作業自体はかなり簡単に済ませることができた。「使い始めの頃は量がたまっていましたし、初心者だったのでミスもありました。でも、入力を間違えていたら、その結果がすぐに出ます。このように、おかしい所が一目瞭然でわかりますから、どこで間違えたかをその場で調べて直すことができましたし、その過程で操作を覚えていけました。簿記的な部分は、月に1度、青色申告会でミスがないか確認してもらっていたので安心でした。弥生会計プロフェッショナルは青色申告でも使えますから、確定申告はプリントアウトして終わりでした」。今は流れ作業のようにやれていると話す美咲さんは、現在、前日のレジの売上結果を受けて、入出金を科目別に伝票へ記入したり、その数字を弥生会計に入力したりしているほか、日計表のチェックなどに毎日1時間ほどかけている。
操作には慣れたので、次は機能やデータをもっと活かせるようになりたい
「基本的な操作には慣れてきたと思っていますが、まだ会計処理の機能だけしか使っていません。例えば売上であれば、今は数字とその内訳を手書きで記録して、後で確認できるメモのような方法をとっています。これを弥生会計でやりたいと思っているのですが、なかなか使いこなせていません。もっと、いろいろな機能を上手に使えるようになりたいですね(美咲さん)」。
また、荒木店長は、残高試算表などを美咲さんにプリントアウトしてもらい、毎月チェックするようにしている。「仕入と売上や原価率などを見ると店全体の状態が数字でわかります。いずれは、そのデータから問題点を探して原因分析をするような使い方をしたいと思っていますが、今はまだ現状確認に使っている段階です。でも、法人化するにはあと100万円くらい売上を増やしてからとか、大雑把ですが目標を立てるのに役立っていると思いますね」。 法人化については、チェーン展開など将来的な希望はあるものの、まだベースを固める段階で、現在の最優先課題はメニュー開発とサービス面の充実だと荒木店長は強調する。La Coronaでは、パエリアの基本となるスープを毎日作っている。常時7、8種類のパエリアをメニューに載せているが、その全てにスープを使うなど、こだわりのある料理が特徴だ。「今はLa Coronaに来れば美味しいパエリアが食べられると、お客様に覚えてもらえるようになっていますが、そういった看板メニューの数をもっと増やしたいですね。安くて美味しい料理に楽しい接客サービスが加われば100点満点だと思っていますので、お客様との会話や受け応えを楽しいものにするようスタッフには言っています」。La Coronaでは、固定客を増やしたりサービスの質を上げたりするため、顧客の注文履歴や傾向を管理できる弥生顧客の導入も考えている。
- ※本記事の内容は、取材当時のものです。
- 企業名
- La Corona
- 使用ソフト
- 弥生会計
- 事業内容
- スペイン&イタリア料理レストラン
- 所在地
- 東京都中野区
- TEL
- 03-3228-2662
- 設立
- 2006年7月
- 年商
- 約4,000万円
- 従業員数
- 5名
- 導入時期
- 2006年7月
- 導入支援
- なし
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