e-Tax(イータックス)で確定申告するやり方は?いつからできる?

2024/02/16更新

この記事の監修齋藤一生(税理士)

所得税の確定申告の時期に、税務署が混雑している様子を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

そんなときにできるだけスムーズに確定申告を終えたい方におすすめなのが、国税庁の電子申告システム「e-Tax(イータックス)」です。e-Taxを利用すれば税務署に行かなくても、自宅からインターネット経由で確定申告の提出や納税など、さまざまな手続きが行えます。

ここでは、e-Taxで確定申告をするやり方と事前に準備するもの、利用するメリットについてまとめています。e-Taxの導入方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

e-Tax(イータックス)とは?

e-Taxとは、国税庁の国税電子申告・納税システムのことで平成16年(2004年)から全国で運用が開始されました。

e-Taxで取り扱える業務には以下のようなものがあります。

  • 国税(所得税・消費税・贈与税・印紙税・酒税など)の申告
  • 各種届出・申請(開業届・所得税の青色申告承認申請書など)の手続
  • 法定調書(源泉徴収票・不動産の使用料等の支払調書など)の作成・提出
  • 税金の納付

納税は、ダイレクト納付やインターネットバンキングなどを利用して行うことが可能です。なお、e-Taxに対応した「税務・会計ソフト」を利用すれば、申告から納税までを自宅のパソコンやスマホから行えます。e-Taxは、各種申告や会計処理、振込みの作業が簡略化できる非常に便利なシステムです。

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【簡単】e-Taxを使った確定申告のやり方

e-Taxを使った確定申告は「確定申告書の作成」と「e-Taxでの申告」の2つの作業に分けられます。以下の表を参考にしてみてください。個人事業主の場合、青色申告決算書収支内訳書の提出も必要です。一定以上の要件を満たす業務における副業所得がある場合も収支内訳書の提出が必要です。以下は、個人事業主の場合で説明をしていきます。

事業を行っていない場合は、会計ソフトの使用は不要です。

方法 確定申告書の作成方法 提出方法 メリット デメリット
1 e-Tax対応の会計ソフトのみで確定申告する 会計ソフト 会計ソフト
(e-Taxを連携させておく)
日々の記帳から各書類作成、提出まで1つのソフトで対応できる e-Tax対応の会計ソフトの導入が必要
2 会計ソフトとe-Taxを利用する 会計ソフト e-Tax 確定申告書の作成は、会計ソフトで簡単にできる 会計ソフトから書きだしたデータをe-Taxに読み込みさせる作業を行わなくてはならない
3 国税庁のwebサイトから作成する(国税庁 確定申告等作成コーナー)
  • 会計ソフトなし
国税庁のWebサイト(パソコン版) e-Tax 会計ソフトを持っていなくても確定申告書・青色申告決書や収支内訳書の作成できる
  • やり方がわからないときのサポート窓口が少ない
  • 帳簿作成と集計は別途必要
4 スマホから作成する
  • 会計ソフトなし
国税庁のWebサイト(スマホ版) e-Taxソフト(SP版) スマホ1つで確定申告書の作成・申告ができる 青色申告決書や収支内訳書の作成はスマホからできるが、帳簿作成と集計は別途必要

もっとも簡単にe-Taxでの確定申告が行えるのは「e-Taxに対応している会計ソフトで確定申告をする場合」です。それぞれの方法で手順の違いがありますので、都度確認しながら進めていく必要があるでしょう。

以下では、それぞれの手順を解説します。

1. e-Tax対応の会計ソフトのみで確定申告する(パソコン)

e-Tax対応の会計ソフトを利用している場合は、帳簿作成から集計、確定申告書の作成から送信までを一貫してスムーズに行えます。

e-Tax対応の会計ソフト「やよいの青色申告 オンライン」を利用した場合、以下のメリットがあります。

  • 簿記の知識がなくても、帳簿作成ができる
  • 自動仕訳やデータ取り込み機能で、経理作業の時間を短縮できる
  • 手間なく決算書類の作成ができる
  • 売上や財務状況がデータで確認できる
  • 確定申告書の作成ができる
  • 作成した確定申告書を簡単にe-Taxから送信できる

会計ソフトからそのままe-Taxでの申告を行う場合は、ソフトのマニュアルに従って作業してみてください。

2. 会計ソフトと国税庁e-Taxサイトを利用する(パソコン)

e-Taxに対応していない会計ソフトをお持ちの場合は「確定申告書の作成」と「e-Taxでの申告」を、分けて考える必要があります。会計ソフトで帳簿の作成まではすぐにできますが、確定申告書の作成、e-Taxを利用するためには別途専用サイトへの登録をしなくてはなりません。できるだけ確定申告時の作業を減らしたい方は、e-Tax対応の会計ソフトを導入することがおすすめです。

3. 国税庁のwebサイトから作成する(パソコン)

国税庁のホームページにある「国税庁 確定申告書等作成コーナー新規タブで開く」を利用すれば、会計ソフトを持っていなくても、確定申告書・青色申告決書や収支内訳書が作成できます。手書きやエクセルなどで帳簿をつけている方は、それらを集計して、数値をガイドに従って入力していくだけです。

確定申告書コーナーで作成した提出書類は、いずれかの方法で税務署に出します。

  • 作成ページからそのままe-Taxで電子申告する
  • 作成ページをプリントアウトして税務署の窓口に出す(郵送も可)

e-Taxで送信する場合は、あらかじめ登録作業を行っておく必要があります。

4. スマホから作成する

スマホから確定申告をする場合、「確定申告書類の作成」と「e-Taxソフト(SP版)から送信」の2つの工程が必要です。

確定申告書類の作成

スマホからも操作できる国税庁の「確定申告書等作成コーナー新規タブで開く」を利用して、確定申告書を作成します。スマホ専用画面の確定申告書等作成コーナーでは、以下の作業が対応可能です。

スマホ専用画面の利用可能対象者等
収入等 事業(営業・農業)所得・不動産所得に関しては、青色申告決算書または収支内訳書をあわせて作成する場合のみ利用可能
給与所得・雑所得・一時所得・特定口座年間取引報告書(上場株式等の譲渡所得等・配当所得等)・上場株式等の譲渡損失額(前年繰越分)
所得控除 すべての所得控除
税額控除 政党等寄附金特別控除・災害減免額・外国税額控除
その他 予定納税額
本年分で差し引く繰越損失額

参照:国税庁新規タブで開く

変更点として、2023年(令和5年)1月から2022年分の青色申告決算書・収支内訳書がスマホで作成可能になり、さらに利用しやすくなりました。

住宅ローン控除(税額控除)は、スマホからも申告ができますが、一部の書類は、申告書の電子送信後、最寄りの税務署へ郵送(提出)が必要です。パソコンからのe-Taxの場合、イメージデータ(PDF)で送信が可能です。

国税庁:住宅ローン控除は スマホで簡単!自宅申告!新規タブで開く

e-Taxソフト(SP版)から送信

作成した確定申告書は、e-Taxソフト(SP版)新規タブで開くを利用して送信します。e-Taxソフト(SP版)では以下の機能が利用可能です。

  • 利用者情報の登録・確認
  • 変更申請
  • 納税の手続
  • 送信結果の確認
  • お知らせの確認

スマホから確定申告をする方法については、国税庁 スマホとマイナンバーカードでe-Tax!新規タブで開くのページで詳しく解説されているのでチェックしてみてください。

e-Taxで確定申告する際の事前準備

e-Taxで確定申告をする際には、利用者識別番号(半角16桁の番号)の取得が必須です。以下に、取得の方法をまとめました。

利用者識別番号の取得方法 使う機械 必要なもの
スマホ パソコン マイナンバーカード ICカードリーダ
ライタ
受付システム ログイン新規タブで開く」画面からマイナンバーカードを読み取る 必要 必要
e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー新規タブで開く」から開始届出書を作成・送信する 必要 不要
マイナポータル新規タブで開くの「もっとつながる」機能からe-Taxを利用する × 必要 スマホで代用可能
確定申告書等作成コーナー新規タブで開く」からマイナンバーカードを使って、ID・パスワード方式の届出を作成・送信 × 必要 不要
税務署で職員の対面による厳格な本人確認のうえ、ID・パスワード方式の届出を作成 不要 不要 不要
国税庁HPの「[手続名]電子申告・納税等開始(変更等)の届出新規タブで開く」から用紙をダウンロードし、必要事項を記載して税務署へ送付又は持参 不要 不要 不要
関与税理士の方に開始届出書を代理送信してもらう 不要 必要 不要
  • 利用者識別番号の取得時点ではマイナンバーカードがなくても可能ですが、実際にe-Taxを使用してデータ送信を行う際には必要になります。

2023年(令和5年)1月から、マイナンバーカードを利用して申告する場合、カードの読み取り回数が1回で済むようになり手間が軽減しました。初めて、マイナンバーカードを利用して申告する場合、マイナンバーカードで本人確認をすると次回の申告以降、1回の読み取りで済みます。

  • 以前は、申請時・電子署名の付与時・ログインの3回必要でしたがログイン時のみに変更。

e-Taxで確定申告するために準備しておきたい物

利用者識別番号取得の手続きの際に必要なものについて、以下で詳しく解説します。

  • マイナンバーカード
  • パソコン・スマホ
  • マイナンバーカードが読み取れるスマホもしくはICカードリーダライタ

マイナンバーカード

マイナンバーカードをお持ちでない方は、所定の手続きをしてカードを発行しましょう。e-Taxの登録は「通知カード」では対応できないため、注意してください。マイナンバーカードを作る際は、申請から発行まで数週間~数か月かかることもあるため、早めに準備しておくことがおすすめです。

参照:マイナンバーカード総合サイト新規タブで開く

パソコン・スマホ

e-Taxに接続するためには、インターネットに接続されたパソコンまたはスマホやタブレットが必要なので準備しておきましょう。

それぞれの推奨環境は以下のとおりです。

端末 OS バージョン ブラウザ
Android Android Android 10.0~13.0 Google Chrome
iPhone iOS iOS 14.8
iOS 15.7
iOS 16.0
iOS Safari
iPad iPadOS iOS 14.8
iOS 15.7
iOS 16.0
iPadOS Safari

ICカードリーダライタ

マイナンバーカードを利用して利用者識別番号を取得するには、ICカードリーダライタ

を使用する方法もあります。※ICカードリーダライタとは、ICカードに記録された電子情報を読むための機器のこと。

ただし「マイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォン」をお持ちの方は、スマホをICカードリーダライタの代わりに使用できます。

「マイナポータルアプリ」の画面に表示されたQRコードを読み込みパスワードを入力することで、マイナンバーカードを認証できます。スマホの機種によっては対応していないものもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

対応しているスマホの機種は以下で確認してください。

公的個人認証サービス:電子証明書の読取り可能なスマートフォン(Android)に関するご質問新規タブで開く

公的個人認証サービス:電子証明書の読取り可能なスマートフォン(iPhone)に関するご質問新規タブで開く

e-Taxでの確定申告のやり方

ここからはe-Taxで確定申告する方法を解説します。ここでは、マイナンバーカードとICカードリーダライタを利用した場合の手順を紹介します。

  • 1.
    必要な機材を揃える
  • 2.
    確定申告書を作成する
  • 3.
    e-Taxに連携して確定申告を送信する
  • 4.
    e-Taxで納税

e-Tax対応の会計ソフトを使用している場合、ほとんどの工程がそのソフトのなかで完結できます。できるだけ簡単にe-Taxで確定申告を行いたい方は「やよいの青色申告 オンライン」を、ぜひチェックしてみてください。

1.必要な機材を揃える

事前に以下の4点を揃えておきましょう。

  • マイナンバーカード
  • マイナンバーカードが読み取れるスマホもしくはICカードリーダライタもしくは、パソコン
  • 利用者クライアントソフト(JPKI利用者ソフト)

利用者クライアントソフトとは、電子証明書を使うためのもので、公的個人認証サービス新規タブで開くのサイトからダウンロードできます。

2.確定申告書を作成する

国税庁 確定申告書等作成コーナー新規タブで開くにアクセスして、必要項目を入力すると確定申告書が作成できます。会計ソフトで確定申告書を作成している人は、この工程は必要ありません。

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3.e-Taxに連携して確定申告を送信する

国税庁 確定申告書等作成コーナーで書類完成まで進めると、e-Taxで送信できる画面に移行します。あらかじめ取得しておいた利用者識別番号を入力してログインし、確定申告を送信します。

4.e-Taxで納税

最後に納税を行いますが、支払い方法はいくつかの種類から選択することが可能です。

  • ダイレクト納付
  • インターネットバンキング(登録方式)
  • クレジットカード納付
  • スマホアプリ納付

電子納税の詳細についてはe-Taxの電子納税案内ページ新規タブで開くでご確認ください。

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e-Taxで確定申告をするメリット

e-Taxで確定申告を行う主なメリットは、以下の5つです。

  • 提出書類の提示を省略できる
  • 早めに確定申告ができる
  • 還付が早めにされる
  • 青色申告特別控除の最大65万円控除ができる
  • 持ち込みや郵送に比べ、訂正申告もかんたんにできる

提出書類の提示を省略できる

e-Taxを利用すると、規定の「第三者作成書類」の提出が不要になります。第三者作成書類の一例としては、以下のような種類があります。

  • 社会保険料控除の証明書
  • 生命保険料控除の証明書
  • 地震保険料控除の証明書

その他の書類はe-Tax新規タブで開くのWebサイトでご確認ください。書類やデータでの提出は不要ですが、金額や内容などをe-Taxの操作画面で入力して送信することが必要です。原本の提出は不要ですが、法定申告期間から5年間は保管しておく必要があるため注意しましょう。

早めに確定申告ができる

確定申告の受付期間は2月16日〜3月15日ですが、e-Taxでは1月上旬からデータの送信が可能です。少しでも早く確定申告を終えたい方は、e-Taxを利用するのがおすすめです。

  • 受付期間より前に送信した場合でも2月16日の日付で処理されます。

還付が早めにされる

e-Taxで確定申告を行うと、郵送や窓口で提出した場合と比較して還付金の振込みが早くなります。書面提出の場合は入金まで約1か月~1か月半かかりますが、e-Taxの場合は3週間程度で還付金を受け取れます。

またe-Taxには「還付金処理状況確認」のページがあり、現在どのような状況なのかを確認することが可能です。

青色申告特別控除額の最大65万円控除ができる

2019年(令和元年)分までの青色申告特別控除額は最大65万円でした。2020年(令和2年)分から税制改正により基礎控除額が最大10万円(合計所得金額2400万円以下の場合)引き上げられたことに伴い、青色申告特別控除は最大55万円へ減額となりました。

  • 複式簿記、期限内申告等の場合。

しかし、e-Taxもしくは電子帳簿保存(2022年分からは優良な電子帳簿保存)をしている場合は、10万円増額され、最大で65万円(55万+10万円)が控除となります。つまり2020年(令和2年)分以降、e-Taxもしくは電子帳簿保存(2022年分からは優良な電子帳簿保存)での申告を行わない人は、青色申告特別控除額は、最大55万円になってしまいます。

青色申告特別控除については別の記事で解説していますので、参考にしてください。

持ち込みや郵送に比べ、訂正申告もかんたんにできる

e-Taxを利用すれば、もし提出した確定申告書に間違いがあった場合でも訂正がかんたんに行えます。期限内(2月16日〜3月15日)であれば、訂正したデータをもう一度e-Taxから最新の申告書を送信するだけですぐに修正可能です。

  • 期限内の訂正については税務署に連絡する必要はありません。

確定申告を間違えた場合の対処法については、別の記事で解説しています。参考にしてください。

e-Taxで確定申告をするデメリット

e-Taxで確定申告をするデメリットは以下の2つです。

  • 初心者には難しいと感じる作業がある
  • 事前の環境を整える手間がかかる

初心者には難しいと感じる作業がある

パソコンやスマホでの操作が必要となるため、機械に苦手意識のある人にとっては難しいと感じるかもしれません。はじめてe-Taxを導入する際は使い方を覚えるのに苦戦するかもしれませんが、慣れてしまえば窓口での申告よりも格段に便利だと感じるでしょう。

事前の環境を整える手間がかかる

事前にe-Taxの利用者識別番号の取得が必要で、その際には対応機種のスマホ、またはICカードリーダライタを用意しなくてはなりません。また、安定してインターネットに接続できる環境も必要なため、もしこれらの準備が難しい場合はe-Taxではない方法も検討してみましょう。

確定申告ソフトなら、簿記や会計の知識がなくても確定申告が可能

会社員などが医療費控除など必要に応じて確定申告をする場合は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使って申告をすることをおすすめします。

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取引データの自動取込・自動仕訳で入力の手間を大幅に削減

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確定申告書類を自動作成。e-Tax対応で最大65万円の青色申告特別控除もスムーズに

画面の案内に沿って入力していくだけで、確定申告書等の提出用書類が自動作成されます。青色申告特別控除の最高65万円/55万円の要件を満たした資料の用意も簡単です。インターネットを使って直接申告するe-Tax(電子申告)にも対応し、最大65万円の青色申告特別控除もスムーズに受けられます。

自動集計されるレポートで経営状態がリアルタイムに把握できる

日々の取引データを入力しておくだけで、レポートが自動で集計されます。財務状況をリアルタイムで確認することで経営状況を正確に把握でき、事業展開において早めの判断ができるようになるでしょう。

e-Taxで確定申告を行う際によくある質問

e-Taxを利用する際に気になる質問に回答します。

  • e-Taxの利用料は無料?
  • e-Taxの書類提出が不要なのはなぜ?

e-Taxの利用料は無料?

e-Taxの利用料は無料で、手続きに関する事務手数料も一切発生しません。ただし、以下の経費は自己負担となるため把握しておきましょう。

  • 通信費用(電話料金、プロバイダ契約料等)
  • 電子証明書の取得・更新にかかる費用
  • マイナンバーカードが読み取れるスマホ代(またはICカードリーダライタの取得費用)
  • 納税時のインターネットバンキング等の利用手数料

なお、それぞれの費用は経費計上が可能なので、忘れずに記録しておいてください。

e-Taxの場合、書類提出が不要なのはなぜ?

e-Taxで確定申告書を送信した場合、原則的に添付が必要な書類を別途、郵送する必要はありません。なぜならe-Taxの場合は、一部提出書類の提出が不要であったり、必要書類をイメージデータ(PDF)で提出できるためです。イメージデータで提出可能な書類は細かく指定されているので、詳しくはe-Taxの案内ページ新規タブで開くにて確認してください。

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e-Tax(イータックス)での確定申告やり方まとめ

青色申告事業者の場合、確定申告をe-Taxから提出することで、青色申告特別控除が満額(65万円)適用になるため、大きな節税効果があります。e-Taxの登録時にはマイナンバーカードが必要なので、利用を考えている人は早めに準備しておきましょう。

e-Tax対応の会計ソフトなら、確定申告書の作成から送信まで、まとめて1つのソフトで完結できます。「やよいの青色申告 オンライン」なら、日々の取引も日々の仕訳を自動仕訳で取り込んでくれるので、簿記の知識が乏しい方でも問題ありません。インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しており、改正にあわせて迅速にアップデートされる会計ソフトです。

これから青色申告やe-Taxにチャレンジしたいと考えている方は、ぜひ「やよいの青色申告オンライン」をお試しください。

この記事の監修者齋藤一生(税理士)

東京税理士会渋谷支部所属。1981年、神奈川県厚木市生まれ。明治大学商学部卒。

決算書作成、確定申告から、起業(独立開業・会社設立)、創業融資(制度融資など)、税務調査までサポート。特に副業関連の税務相談を得意としており、副業の確定申告、税金について解説した「副業起業塾 新規タブで開く」も運営しています。

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