給与計算にAIは活用できる?自動化できる業務やメリット、導入の注意点を解説
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近年、AIを活用した業務効率化への関心が高まるなか、給与計算業務でも、確認作業の負担軽減や属人化の解消が期待されています。AIを効果的に活用するには、すべての業務を任せるのではなく、給与計算の中でもAIが力を発揮しやすい領域を見極め、部分的に取り入れることが大切です。
本記事ではAI導入に適した領域や、AI活用のメリット、導入の流れや注意点などについて詳しく解説します。また、よくある質問と回答も紹介しています。これから給与計算業務でのAI導入を検討している担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
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給与計算業務が抱える課題とAI活用への期待
給与計算は、毎月決まった期日までに行わなければならない上、1円の誤差もないよう正確性が求められる業務です。しかし、厳密な期日が定められている一方で、いまだに多くの工程を手作業に頼り、確認工程が複雑なままの企業も少なくありません。また業務の性質上、特定の担当者のノウハウに依存しやすく、属人化が進みやすい傾向もあります。
こうした課題を解決する手段として注目されているのが、AIなどのテクノロジーを活用した業務効率化です。ただし、給与計算業務では効率化だけでなく、法令や就業規則、個別の雇用条件に沿った正確な処理も行わなくてはなりません。そのため、AIや給与計算ソフトは、人による確認を前提に、業務内容に応じて使い分けることが求められます。
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AI・RPA・給与計算ソフトの3つの違い
給与計算業務の効率化ツールとして、AI・RPA・給与計算ソフトの3つがよく挙げられます。混同されやすいこれら3つの役割の違いを整理します。
給与計算ソフト:ルールどおりの計算を正確に実行する
給与計算ソフトは、基本給や各種手当、社会保険料、税金の控除額などを、法令や社内規定に基づく計算ルールに沿って自動計算するツールです。クラウド型の給与計算ソフトの中には、法改正に伴う保険料率の変更に対応できるものや、給与明細の作成・Web配信まで行えるものもあります。
RPA:定型的なパソコン操作を自動化する
RPA(Robotic Process Automation)は、データ入力やファイル転記、システム間連携など、パソコンでの定型的な操作をロボットが代行する技術です。ルールが明確で判断を要しない反復作業の自動化に強みがある一方、その場での見極めが求められる作業や、例外的な処理が生じる作業の自動化には適していません。
給与計算においては、勤怠データの転記や明細ファイルの仕分けといった周辺作業の自動化にRPAが活用されるケースがあります。
AI:データから示唆を引き出し、判断を補助する
AI(Artificial Intelligence、人工知能)は大量のデータからパターンを学習し、異常値の検知や情報の要約、自然言語での質問応答などを行う技術です。あらかじめ決められた手順に沿って処理を行うRPAに対し、AIはデータにもとづく分析や情報整理を通じて、判断を補助できる点に特徴があります。
給与計算では、計算業務そのものよりも、勤怠データや給与計算結果の異常値チェック、法改正情報の確認・整理、社内問い合わせ対応の補助などに活用されるケースがあります。
| 給与計算ソフト | RPA | AI | |
|---|---|---|---|
| 得意領域 | 設定されたルールに基づく正確な計算 | 定型的なパソコン操作の自動化 | 大量のデータをもとにした分析、異常値の検知、情報の要約 |
| 苦手領域 | イレギュラーな判断や、システム外で発生する周辺業務への対応 | イレギュラーな対応・複雑な判断を要する作業 | 厳密な正確性や最終判断が求められる作業 |
| 給与計算での活用例 | 給与・社会保険料・税額などの基本的な計算、給与明細の作成 | 勤怠システムとのデータ連携、明細ファイルの仕分けなど | 異常値の検知、法改正情報の確認・整理、従業員からの問い合わせ対応の補助など |
| 導入難易度 | 比較的導入しやすい | 対象業務が明確であれば導入しやすい | 活用範囲や運用体制によっては難易度が高い場合がある |
| コスト感 | 比較的安価 | 機能や導入範囲によっては高額になる場合がある | 機能や導入範囲によっては高額になる場合がある |
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AIが得意な業務の具体例
給与計算業務では、計算そのものだけでなく、勤怠データの確認や修正、法改正の適切な解釈と適用、従業員からの問い合わせ対応など、周辺業務にも多くの手間と時間がかかります。AIは、こうした周辺業務における情報整理や確認作業の補助に活用できます。
具体的な活用例は以下の通りです。
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勤怠データの異常値検知
残業時間が大幅に増えている、勤務時間が通常より少ないなど、打刻漏れや入力ミスが疑われる勤怠データを検出する際に役立ちます。 -
法改正情報の収集と要約
社会保険料率の変更や税制改正などに関する情報を収集し、変更点を整理・要約する作業を補助できます。ただし、実務に反映する際は、必ず公的機関の情報や社会保険労務士などの専門家の確認を踏まえましょう。 -
従業員からの問い合わせ対応
税額や控除額に関する疑問、打刻忘れの申請方法など、社内でよくある質問に対して回答案を作成することで、一次対応の負担軽減につながります。 -
人件費の予測と分析
過去の給与データや勤怠データをもとに、人件費の推移を分析したり、月単位・年単位での賃金総額 ・時間外手当・労働時間等の見込みを立てたりする際に活用できます。 -
給与計算ルールの整理
就業規則や社内規定をもとに、手当や控除などの計算ルールを整理する作業を補助できます。複雑なルールや判断が求められる内容については、人事・労務担当者や専門家が確認すべきです。
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給与計算にAIを活用するメリット
給与計算にAIを活用することにより、確認作業の負担軽減や入力ミスの早期発見、問い合わせ対応の効率化などが期待できます。本項目では、給与計算業務にAIを取り入れる主なメリットを3つ紹介します。
業務時間の短縮とコスト削減につながる
給与計算ソフトの中には、勤怠管理システムや人事データと連携して情報を取り込めるものがあります。こうしたソフトを活用すれば、入力作業や給与明細の作成など、毎月発生する定型業務の効率化が可能です。さらに、AIによる勤怠データの異常検知や法改正情報の整理を組み合わせれば、確認作業や情報収集の負担も軽減できます。
繁忙期には、作業量が増えて負担が大きくなりがちです。AIや給与計算ソフトを活用して作業負担を減らせば、追加人員に頼らず対応しやすくなり、結果としてコスト削減にもつながります。また、作業時間を短縮できれば、その分の時間を労務管理の改善や人事戦略の立案など、より付加価値の高い業務に充てやすくなります。
ヒューマンエラーの防止と正確性の向上が期待できる
給与計算ソフトに勤怠管理システムや人事データを連携すれば、給与計算に使用する情報を自動で取り込めるため、手入力によるミスを減らせます。さらにAIを併用することで、残業時間が通常より大幅に多い場合や、手当額が前月と比べて大きく変動している場合などにも気づきやすくなります。支給ミスの早期発見につながる点もメリットです。
給与計算ソフトは、設定されたルールに沿って計算を行うツールです。一方でAIは、通常と異なるデータの検知に活用できます。それぞれの役割を分けて活用すれば、二重のチェック体制を整えやすくなり、給与計算業務全体の精度向上も期待できます。
法改正への対応を効率化できる
給与計算に関係する社会保険料率等(雇用保険料率と稀に改正される割増賃金率を含む)や税率、源泉徴収税額表などは、制度改正によって変更される場合があります。エクセルで給与計算を行っていたり、手動で設定を管理していたりする場合は、変更のたびに数値を確認し、更新しなければなりません。
クラウド型の給与計算ソフトの中には、法改正や保険料率の変更に対応したアップデートが提供されるものがあります。AIを活用すれば、厚生労働省や国税庁などが公表する情報の確認・要約を補助でき、自社の給与計算に影響する変更点も把握しやすくなります。
ただし、AIが収集・要約した情報に誤りが含まれる可能性もあります。更新内容が自社の給与体系に正しく反映されているか、担当者が公的情報や社会保険労務士などの専門家の見解をもとに最終確認を行いましょう。
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給与計算におけるAI活用のデメリットと導入時の注意点
給与計算にAIを活用すれば、確認作業や情報整理の効率化が期待できます。一方で、個人情報の取り扱いや導入・運用コスト、AIの出力結果の確認体制には注意すべき点もあります。AIの導入を検討する際は、デメリットと注意点についても把握しておきましょう。
個人情報とセキュリティの取り扱いに注意する
給与計算では、氏名・住所・口座情報など多くの個人情報を取り扱います。また、給与計算ソフトを社会保険の手続きにも利用している場合や、年末調整の際には、マイナンバーを扱うこともあります。特にマイナンバーは「マイナンバー法(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)」で厳重な管理規定がある「特定個人情報」です。AIは膨大なデータを基に学習するツールであるため、使用時はマイナンバーを含む個人情報の扱いに気を付けなければなりません。特に以下の3点には留意しましょう。
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汎用生成AIに個人情報をそのまま入力しない
ChatGPTなどの汎用生成AIには、従業員の氏名や給与額、マイナンバーなどをそのまま入力しないようにしましょう。個人情報保護委員会も、生成AIサービスに入力した個人情報などが学習に利用されるおそれについて、注意喚起を行っています。
- 参照:個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について
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- 参照:個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について
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入力データの学習利用や保存条件を確認する
業務用生成AIサービスの中には、入力データを学習に利用しないことが利用規約などで明示されたものがあります。生成AIを活用するうえで個人情報を入力しなくてはならない場合は、こうした業務用生成AIサービスの利用を検討しましょう。
なお、入力データを学習に使用しない設定やAPIを利用できるサービスもありますが、APIであっても安全性が自動的に担保されるわけではありません。利用規約やデータの保存期間、アクセス権限、社内の運用ルールを事前に確認することが重要です。
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自社の情報セキュリティ基準に適合しているか確認する
クラウド型AIサービスを選定する際は、自社の情報セキュリティ基準に適合しているかを事前に確認しましょう。データの保存先が国内か海外か、アクセス権限を制御できるか、個人情報の第三者提供や暗号化の有無、バックアップ体制などを確認したうえで選定します。
初期費用や運用コストの負担が大きい可能性
AI機能を備えた労務管理システムや、給与計算ソフトと併用するAIツールは、機能や導入範囲によって初期費用や月額利用料が高額になる場合があります。特に、予算や人員に限りがある企業では、導入・運用にかかるコストが負担となることも少なくありません。導入の際は、現在かかっている人件費や残業代、アウトソーシング費用などと比較し、費用対効果を慎重に検討することが大切です。
AIの出力は必ず人間が確認する体制を整える
AIによる法改正情報などの要約や、計算ルールの解釈は必ずしも正しいとは限りません。ミスを防ぐためにも、最終的な確認作業は必ず人間の手で行います。法改正の変更点などが正しく給与計算に反映されているか、官公庁のWebサイトなどの一次情報と照らし合わせて、確認する体制を整えましょう。人による確認は欠かせないものの、AIを活用することで、情報収集や整理をはじめとした業務を効率化できます。これにより、確認や判断といった、人間が責任を持って行うべき業務に集中できるようになります。
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給与計算にAIを導入するための4つのステップ
次に、給与計算業務にAIを導入するまでの流れを、4つの段階に分けて詳しく解説します。
ステップ1 現状の業務フローと課題を洗い出す
給与計算業務でAIや給与計算ソフトを活用する場合は、それぞれが力を発揮しやすい領域に絞って取り入れます。まずは現在の給与計算業務フローを整理し、時間がかかっている工程、ミスが発生しやすい工程、属人化している業務などを洗い出しましょう。現状を可視化することで、効率化の効果が大きい領域を特定しやすくなります。
ステップ2 AIに任せる業務と人間が行う業務を切り分ける
課題を洗い出したら、業務ごとにAIを活用できる領域と、人間による判断・確認が求められる領域を分類します。給与計算そのものは給与計算ソフトで行い、法改正情報の整理や労務に関する疑問の確認にはAIを補助的に活用するなど、役割を分けて考えることが大切です。最終的な確認や判断は、担当者が行う体制を整えましょう。
ステップ3 自社に合った給与計算ソフトやAIツールを選定する
AIを活用する領域を特定できたら、自社に合った給与計算ソフトや、場合に応じて併用するAIツール・AI相談サービスを選定します。給与計算ソフトを選ぶ際は、勤怠管理システムとのデータ連携や法改正への対応、電子申請対応、セキュリティ体制などを比較しましょう。
従業員数や雇用形態、手当の種類によって必要な機能は変わるため、自社の給与体系に対応できるかを見極めなくてはなりません。また、AIツールを併用する場合は、対応できる業務範囲や情報の正確性(情報源や最新の法改正への対応状況など)、個人情報の取り扱い、利用規約なども確認しておきましょう。
ステップ4 段階的に導入して効果を検証する
給与計算ソフトの導入やAIツールの併用は、一度にすべてを切り替えるのではなく、影響範囲の小さい業務から始めるのがおすすめです。例えば、勤怠データの連携や給与明細の電子化、法改正情報の確認補助などから始めると、既存業務への影響を抑えながら運用を見直せます。
導入時期は、年度末や賞与支給時期などの繁忙期を避けると安心です。既存の業務フローと並行運用する期間を設け、問題がないことを確認しながら、段階的に活用範囲を広げていきましょう。
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給与計算業務はAI・給与計算ソフト・人間の3つで役割を分けて考える
給与計算業務の効率化を図るうえで大切なのは、AI・給与計算ソフト・人間それぞれの得意な領域を理解し、適切に役割分担することです。
給与計算そのものは給与計算ソフトで行い、AIは情報整理や異常値の確認補助などに活用し、最終的な確認や判断は人間が行うという考え方で整理しましょう。
給与計算そのものは給与計算ソフトに任せるのが最も確実
基本給や手当、控除額の計算、賞与計算、年末調整の反映など、給与計算の中心となる処理は、給与計算ソフトで行うのが適しています。給与計算は、法令や社内規定に基づいて決まったルールどおりに処理することが求められるためです。
一方で、AIはデータの分析や要約、自然言語での回答生成などを得意とするツールです。生成AIは学習した文脈をもとに回答を生成するしくみのため、1円単位の正確性が求められる給与計算そのものを任せる用途には適していません。
一部の生成AIサービスには、コード実行やデータ分析を補助する機能もあります。しかし、汎用生成AIに給与計算そのものを任せる場合、以下のような実務上の課題があります。
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独自ルールを含む就業規則の解釈の正確性を担保しにくい
手当や控除など、企業によって異なる就業規則の内容を、生成AIが常に正しく解釈し、計算に反映できるとは限りません。
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法令改正への継続的な準拠を保証しにくい
法改正の都度、現時点で適用すべき法令に沿って、生成AIが計算内容を自動的に更新できる保証はありません。
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どのような規定や計算式によって算出したかという根拠を残しにくい
給与計算では、算出の根拠を後から確認・説明できることが重要です。生成AIは同じ指示でも出力が変わることがあり、どのようなルールに基づいて算出したかを後から再現・説明することが難しい場合があります。
- マイナンバーなどの特定個人情報を誤って入力してしまう可能性がある
これらの点を踏まえると、給与計算の本体は、ルールに沿って処理できる給与計算ソフトで行うのが確実で無理のない方法といえます。
AIは異常検知や情報収集などで活用
AIは、データの分析や、通常と異なる変化に気付くための補助として活用できます。例えば、今月の残業時間が前月と比べて大幅に増えている従業員を抽出できれば、入力ミスや確認漏れの早期発見につながります。
また、法改正情報の収集・要約や、従業員からの定型的な問い合わせへの回答案作成にも有用です。ただし、AIの出力をそのまま正しいものとして扱うのではなく、人間が確認したうえで判断するようにしましょう。
給与計算業務では、AIを計算の主体として使うのではなく、確認作業や情報整理を補助するツールとして活用しましょう。
最終的な確認と例外への対応は人間の領域
給与計算ソフトやAIを活用すれば、計算作業や周辺業務の効率化につながります。しかし、最終的な支給額の確定や従業員への説明は、人間が責任を持って行うべき業務です。
例えば、中途入社に伴う日割り計算、育児休業から復帰した月の扱い、通勤手当の変更判断などは、就業規則や個別の事情を踏まえた確認が求められます。こうしたイレギュラーなケースでは、システムやAIの出力を参考にしながらも、人間による最終判断が欠かせません。
そのため、定型的な計算は給与計算ソフト、情報収集や分析、問い合わせ対応の補助はAI、最終確認やイレギュラー対応は人間と、業務の性質に合わせて役割を分けることが大切です。給与計算ソフト・AI・人間の判断の3層で業務を設計することが、AI活用を成功させるポイントです。
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給与計算のAI活用はソフトとの組み合わせと人間の確認が鍵
給与計算でAIを活用する際は、すべてをAIに任せるのではなく、計算は給与計算ソフト、判断補助はAI、最終確認は人間と役割を分けることが大切です。
弥生では、給与計算を「弥生給与 Next」、労務相談や判断に迷う場面の補助を「弥生のいつでも労務相談AI」でサポートします。ソフトとAIを組み合わせることで、業務の効率化や属人化の解消につながり、担当者が確認・判断などの重要な業務に集中しやすくなります。
日々の作業負担を軽減しながら、給与計算業務の正確性や対応品質の向上を目指せる点もメリットです。給与計算業務の効率化を目指す企業様は、ぜひ導入をご検討ください。
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※本記事は2026年5月30日時点の情報を基に制作しています。
※ご契約のプランによって利用できる機能が異なります。
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よくあるご質問
AI導入後も給与計算の担当者は必要ですか?
AIを活用する場合でも、給与計算の担当者は引き続き必要です。理由は、主に以下の2点です。
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1.担当者には確認・判断のスキルが求められるため
AIや給与計算ソフトを活用すれば、データ入力や定型計算などの業務は効率化できます。一方で、就業規則の規定をどのように給与計算に反映するか、イレギュラーなケースへの対応、AIや給与計算ソフトの出力結果の確認などは、人間による判断が欠かせません。従業員への個別説明を担う場面もあります。
今後の給与計算担当者には、単純な事務処理だけでなく、個別のケースに応じて判断し、出力結果を確認する力が求められます。AIや給与計算ソフトの導入により、担当者の役割は「作業者」から「確認者・判断者」へ移っていくと考えられます。
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2.企業としての法的責任はツールに移せないため
企業には源泉徴収義務があり、給与の支給額や税金の控除額などに誤りがあった場合、最終的な責任は企業が負うことになります。AIや給与計算ソフトは業務を支援するツールであり、企業に代わって責任を負う主体にはなれません。
そのため、AIや給与計算ソフトの活用は担当者を置き換えるものではなく、定型業務を効率化し、確認・判断業務に集中しやすい環境をつくる手段として捉えることが大切です。
生成AIに給与計算そのものを任せても大丈夫ですか?
生成AIに給与計算そのものを任せるのは避けるべきです。理由は主に以下の2点です。
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1.しくみとして給与計算の本体処理には適していないため
生成AIは、学習したパターンをもとに回答を生成するツールです。文章の作成や要約、情報整理には有用ですが、給与計算のように1円単位の正確性が求められる処理を任せる用途には適していません。
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2.コード実行機能を用いても実務上の懸念が残るため
一部の生成AIサービスには、コード実行やデータ分析を補助する機能があります。しかし、計算自体ができたとしても、企業ごとに異なる就業規則や独自規定を正しく解釈できるとは限りません。法令改正への継続的かつ適切な解釈を伴う対応、計算ロジックの監査証跡、セキュリティ、責任の所在など、給与計算を任せるには多くの課題があります。
そのため、給与計算そのものは専用の給与計算ソフトで行い、生成AIは異常値の確認補助、情報収集、判断に迷う場面での相談補助などに活用するのが望ましいといえます。
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この記事の監修者税理士法人古田土会計
社会保険労務士法人古田土人事労務
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