やよいの青色申告 オンラインで、税務署の行列から解放されました
ラ クロワーゼ(東京都墨田区)
東京都墨田区に店舗を構える洋菓子店ラ クロワーゼ。2016年9月に代表兼シェフパティシエの柄澤忍さんが、奥さまでありパティシエールの和恵さんと2人でオープンした地元で愛される人気店だ。
以前から利用している「やよいの青色申告 オンライン」で、2021年に初めてe-Taxで申告された。
開業後、最初の確定申告に向けて「やよいの青色申告 オンライン」を導入
パティシエとしてホテルや有名洋菓子店で経験を積んできた忍さんが、「自分たちが作りたいものを作る」ことを目指して開店したラ クロワーゼ。その目標どおり、使用する食材の産地や新しい素材を見つけたりして、手間をかけてお菓子を丁寧に作っている。
「店は最初から夫婦2人でやっていくつもりで法人化はせず、個人事業主として経営しています。創業前に参加した墨田区の創業支援事業で知り合った方にわからない事を聞いたりしますが、経理作業はすべて自分でやっています」
開業前はハンガリーで長い歴史を誇る老舗の東京本店でシェフを務めていた忍さんは、製菓だけでなくブランドマネージャーとしての仕事も兼任していたそう。そこでお金の流れや経理関係の用語など基本的な知識は身に付いていたという。
「そのせいもあって経理を自分でやるのはまったく苦ではなく、ただ、どんなソフトを使うかということだけが迷いどころでした。2人しかいないのでお店で完結できるものと考え、オンラインでできるものを探しました。商工会議所へ聞きに行ったり、税理士さんにも相談したりして、弥生なら間違いないよと言われたんです。以前から弥生の名前を知っていたこともあり、1年目の確定申告前に『やよいの青色申告 オンライン』を導入しました」
青色申告特別控除の改正をきっかけにe-Taxへ切り替え
2019年分までの確定申告は、「やよいの青色申告 オンライン」に入力した取引データをもとに作成した申告書類を紙で出力し、税務署へ提出に行っていたという忍さん。
「最初の1〜2年は念のため、税務署で行列に並んで記入内容を確認してもらったのですが、『問題なくできているので並ばなくていいですよ』と言われました。ただ、3年目以降も紙で申告だったので、提出するだけのために列に並ばないといけなくて面倒だと感じていました。2020年分の申告は、e-Taxで申告すると青色申告特別控除がさらに10万円アップするということを知って、e-Taxに切り替えることに決め、マイナンバーカードを取得しました」
ICカードリーダー/ライターは、弥生から案内があった機種を利用した。
「僕みたいにすべて個人でやっている人間にとっては、ICカードリーダー1つとっても情報が多すぎてよくわからないんですよね。いろんなメーカーが出しているし、対応機種も条件によって異なっていたり。だから、弥生さんから情報提供があるのはありがたかったです。e-Tax機能の操作に関しては、初回に必要なマイナンバーカードのパスワードを忘れていて一瞬戸惑いましたが、そこをクリアしてしまえば後はスムーズ。期限より1か月以上早く提出できました。とにかく行列に並ばなくて済むのがいいですね」
- ※マイナンバーカードを用いた申告には、対応したICカードリーダー/ライターもしくはスマートフォンが必要です。詳しくはこちらをご覧ください。
自分で入力することでお金の流れがつかめる
普段の経理作業は、和恵さんが紙に付けてくれている日々の帳簿を毎月締日に忍さんが見直し、「やよいの青色申告 オンライン」に入力していくという流れ。本当はこまめにやりたいが、営業日は早朝から深夜までなかなか時間が取れないので、1か月分をまとめてやることが多いそうだ。
「経理をだれかに任せて、その時間で他のことをすればいいのにと言われることもありますが、個人事業主にとっては自分たちがやりたいことをやるためにも、お金の流れを知っておくことってすごく大切だと思うんです。だから『やよいの青色申告 オンライン』のように、個人でも使いやすい経理ソフトの存在はありがたいですね」
忍さんは操作サポートが付かないセルフプランに加入中なので、わからないことが出てきたときは製品のヘルプ機能、弥生のWebサイト内のFAQ、インターネット検索で自己解決している。
自分たちにできる新しいことにチャレンジを
2020年の緊急事態宣言下でも「巣ごもり需要が有り難かった」という。
「リモートワークのおかげで『これまで仕事帰りにはもうお店が閉まっちゃっていたから買いに来られなかった』と言うお客さんがたくさん来てくださったんです。とはいえそれは一瞬で、5月ごろには落ち着きましたが」
また、最近は雑誌でシュークリームが紹介されたため、毎日早い時間に完売している。しかしそれも長く続くことではないだろうし、今後の展開はいろいろと考えていかなければ、と忍さん。
「妻とは、大きな車にショーケースごとお菓子を積んでいろいろなところで販売する『移動お菓子屋さん』はどうだろう、とか、友人の店とそっくり中身だけ入れ替えて、それぞれがお互いの店で自分の作ったお菓子を売るなんておもしろいんじゃない? などといろんなアイデアを話しています。コロナが明けて、これから先はいろんなことが転換期を迎えるように思います。僕らも、お菓子を丁寧に作る、という芯の部分はぶらさずに、自分たちにできる新しいことを模索していきたいですね」
- ※本記事の内容は、取材当時のものです。
- 事業所名
- ラ クロワーゼ
- 事業形態
- 個人事業主
- 設立
- 2016年
- 事業内容
- 洋菓子の製造・販売
- 所在地
- 東京都墨田区
弥生株式会社カスタマーセンター
- 受付時間
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9:30~12:00/13:00~17:30
(土・日・祝日、および弊社休業日を除きます)
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