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  5. 【2026年最新】会社設立で使える補助金・助成金6選!地域別一覧と採択率を上げるコツを解説

【2026年最新】会社設立で使える補助金・助成金6選!地域別一覧と採択率を上げるコツを解説

【2026年最新】会社設立で使える補助金・助成金6選!地域別一覧と採択率を上げるコツを解説

「会社設立に伴い、補助金を活用したいけれど自分が使える制度がわからない」「申請タイミングを間違えて、補助金をもらい損ねたらどうしよう」と悩んでいませんか?

会社設立時に使える補助金や助成金は数多く存在しますが、制度ごとに「設立前に申請ができるもの」と「設立後でなければ申請できないもの」に分かれています。タイミングを逃すと、本来受け取れたはずの数百万円規模の支援金を逃してしまうリスクがあります。

本記事では、2026年最新の会社設立時に使えるおすすめ補助金・助成金や地域別の支援制度をはじめ、申請タイミングのタイムライン、中小企業診断士が教える採択率アップのコツも解説します。

※本記事に掲載している補助金・助成金の情報は、2026年8月31日時点で直近に公募されている(または直近で締め切られた最新の)公募要領を参考に作成しています。補助金制度は公募回ごとに、補助上限額や申請要件、対象経費のルールが変更・アップデートされる場合があります。実際に申請を検討される際は、必ず各制度の公式サイトに掲載されている最新の公募要領をご確認ください。

📖この記事でわかること

【おすすめ創業補助金と地域別支援制度】
国や主要自治体(東京・大阪・福岡等)で使える代表的な補助金の補助上限・対象経費が一覧で比較できます。


【資金ショートを防ぐ申請タイムライン】
各種補助金制度の申請時期(設立前・設立後など)の違いや、原則後払いに対応する正しい手順がわかります。


【中小企業診断士が教える採択率アップのコツ】
採択率を上げるため、事業計画書に盛り込むべき3大要素がわかります。

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会社設立時に使えるおすすめ補助金・助成金6選

会社設立時や創業初期に活用できる代表的な国の補助金・助成金を一覧表にまとめました。制度ごとの補助上限額や対象経費を比較し、自社に合った制度を見つける参考にしてください。

制度名 記事更新時点の公募状況・申請期間の目安 補助上限額・補助率 主な対象経費 おすすめな人
1. 小規模事業者持続化補助金<創業型>新規タブで開く 【第4回公募中】
受付:2026年11月5日〜
締切:2026年12月15日
200万円(※インボイス特例適用時250万円)
補助率:2/3以内
機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費など 店舗開店やWeb集客で初期の販路開拓を行いたい方
2. デジタル化・AI導入補助金新規タブで開く 【インボイス枠等 順次受付中】
直近第5次締切:2026年9月29日 17:00
※以降もHPで順次公表予定
通常枠:最大450万円
インボイス枠:最大350万円
補助率:1/2〜4/5以内
ITツール、会計ソフト・受発注システム等導入費、パソコン・タブレット・レジ端末等 業務効率化や会計・決済システムの導入を予定している方
3. 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(革新的新製品・サービス枠)新規タブで開く 【第1回】
第1回締切:2026年10月30日 18:00
750万〜2,500万円(特例適用時:最大4,000万円)
補助率:1/2〜2/3以内
機械装置・システム構築費、技術開発費、試作品開発費など 新製品開発や設備投資で革新的なサービスを展開したい方
4. キャリアアップ助成金新規タブで開く 【通年で随時受付中】
※正社員転換を行う前にキャリアップ計画書の提出が必要。
1人当たり40万〜80万円程度(コース・加算による)
助成:定額・実費助成
設立初期から正社員を採用・雇用する予定のある方
5. 東京都「創業助成金」新規タブで開く 【次回受付(第2回)スケジュール確定】
申請受付期間:
2026年9月29日〜10月8日
400万円(下限100万円)
補助率:2/3以内
賃借料、人件費、広告費、器具備品購入費など 東京都内で新しく創業・起業する予定の方
6. 地方創生「起業支援金」新規タブで開く 【2026年度終了・次回(春〜夏)準備推奨】
※愛知、兵庫、京都、福岡など主要地域の2026年度公募は終了
最大200万円
補助率:1/2以内
人件費、店舗借入料、設備費、原材料費、広報費など 地方で社会的課題を解決する事業を起業・創業する方
  • 上記は2026年8月31日時点で直近に公募されている(または直近で締め切られた最新の)公募要領を参考に作成しています。実際に申請を検討される際は、必ず各制度の公式サイトに掲載されている最新の公募要領をご確認ください。

1. 小規模事業者持続化補助金<創業型>

小規模事業者が行う、持続的な経営に向けた販路開拓の取り組みを支援する制度です。創業枠(創業型)では、過去1年以内に創業した事業者を対象に補助上限額が引き上げられます。

  • 補助上限額: 200万円(※インボイス特例等を適用した場合は最大250万円)
  • 補助率: 2/3以内
  • 対象経費: 新店舗の改装費用、チラシ作成・ポスティング費用、ホームページ作成費、展示会出展費など
  • 申請の要件: 創業1年以内の小規模事業者であり、認定市区町村による「特定創業支援等事業」の支援を受けた証明を有していること。
  • 注意点: 補助金の交付決定前に発注・契約した経費は対象外となります。

2. デジタル化・AI導入補助金

中小企業・小規模事業者が自社の課題に合わせたITツールを導入する際の経費の一部を補助する制度です。

  • 補助上限額:通常枠は最大450万円、インボイス枠は最大350万円(導入する機能や枠組みによる)
  • 補助率: 1/2〜4/5以内
  • 対象経費: ITツール、クラウド会計ソフト、受発注システム、POSレジソフトウェア導入費、パソコン・タブレット端末購入費(ソフトウェアとセット申請時)など
  • 申請の要件: gBizIDプライムアカウントを取得し、認定ITベンダー(IT導入支援事業者)を通じて指定のITツールを導入すること。
  • 注意点: 単体でのハードウェア(パソコンのみなど)購入は不可であり、指定ソフトウェアとのセット申請が必要です。

3. 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(革新的新製品・サービス枠)

革新的な製品・サービスの開発や、生産プロセス・サービス提供方法の改善を行うための設備投資等を支援する補助金です。

  • 補助上限額: 750万〜2,500万円(グローバル枠や賃上げ特例の適用で最大4,000万円)
  • 補助率: 1/2〜2/3以内
  • 対象経費: 機械装置・システム構築費、運搬費、技術導入費、専門家経費など
  • 申請の要件: 補助事業終了後3~5年の事業計画期間において、「付加価値額の年平均成長率が 4.0%以上の増加」、従業員の「1人当たり給与支給総額の年平均成長率3.5%以上増加」などを達成・表明する計画を策定すること。
  • 注意点: 審査基準が厳しく、緻密な事業計画書と事業の革新性・独自性が求められます。

4. キャリアアップ助成金

有期雇用労働者や短時間労働者(パート・アルバイト等)を正社員に転換したり、処遇を改善した事業主に対して支給される厚生労働省管轄の助成金です。

  • 支給額:正社員化コースの場合、1人当たり40万円~80万円万円
  • 申請の要件: 雇用保険適用事業所の事業主であり、就業規則に正社員転換制度等を規定して実際に転換を実施すること。転換後6か月間の賃金を、転換前6か月間の賃金より3%以上増額 させていること、また一定の賞与を支給すること。
  • 注意点: 従業員の正社員転換前に「キャリアアップ計画書」を労働局へ提出しておく必要があります。
  • 上記は2026年8月31日時点の情報です。最新の情報は公式サイト「キャリアアップ助成金新規タブで開く」をご確認ください。

5. 東京都「創業助成金」

東京都と東京都中小企業振興公社が実施する、都内で創業予定の個人や創業後5年未満の中小企業者を対象とした創業支援制度です。

  • 補助上限額: 400万円(下限100万円)
  • 補助率: 2/3以内
  • 対象経費:事務所賃借料、器具備品購入費、創業初期の人件費、広報・PR費など
  • 申請の要件: 都内に事業所を置く(予定含む)こと、また一定の要件をみたすこと。例:TOKYO創業ステーション等の事業計画書策定支援を終了している。認定特定創業支援等事業による支援を利用している等の23種のうちいずれかの要件を満たす必要あり。
  • 注意点: 年2回(春・秋)の公募期間が短く、指定の創業支援プログラムの事前受講が必須要件となっています。
  • 上記は2026年8月31日時点の情報です。最新の情報は公式サイト「創業助成事業新規タブで開く」をご確認ください。

6. 地方創生「起業支援金」

地方での起業や、社会的課題(子育て支援、高齢者介護、地域活性化など)の解決を目的とした事業を立ち上げる方を対象に、都道府県が実施する補助制度です。

  • 補助上限額:最大200万円
  • 補助率:1/2以内
  • 対象経費:店舗等借上料、設備費、人件費、マーケティング調査費など
  • 申請の要件:東京圏以外の地域や条件不利地域で新たに起業すること、地域の課題解決に資する事業計画であること。
  • 注意点:各都道府県で募集時期や要件が異なるため、創業予定地の自治体窓口への確認が必要です。
  • 上記は2026年8月31日時点の情報です。最新の情報は地方創生「起業支援金新規タブで開く」をご確認ください。

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【エリア別】東京・大阪・福岡など主要自治体の会社設立補助金・助成金

国が管轄する補助金に加えて、各自治体が独自に実施している創業補助金も豊富に存在します。ここでは、主要エリアの支援制度をまとめました。

関東エリア(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)での会社設立で使える主な補助金・助成金

自治体 制度名 記事更新時点の公募状況・申請期間の目安 補助上限額・補助率 主な対象経費
東京都 創業助成事業新規タブで開く 【年2回公募・次回申請受付日程確定】
申請受付:2026年9月29日〜10月8日
上限400万円※(2/3以内) 賃借料、人件費、器具備品購入費、広告費など
横浜市 テック系スタートアップ実証実験支援助成新規タブで開く 【2026年度公募終了・次回準備推奨】
募集時期:例年春〜夏ごろ
上限200万円(2/3) 実証実験・トライアル導入関連費、試作品等の開発費、旅費交通費など
千葉県 ちば創業応援助成金新規タブで開く 【2026年度公募終了・次回準備推奨】
募集時期:例年春ごろ
上限100万円(1/2以内) 設立登記費、店舗借入費、広報費、設備費、原材料費など
ピックアップ制度:東京都「創業助成事業新規タブで開く
東京都の助成金は上限400万円※と規模が大きく、経費の幅も広い点が魅力です。ただし、TOKYO創業ステーション等の事業計画書策定支援を終了している等、定められた申請要件を満たす必要があります。定められた23の創業支援事業のうちいずれか一つの申請要件を満たす必要があります。公募開始の数か月前から準備を進めておく必要があります。
  • 家賃や人件費などの経費(事業費・人件費)としての申請上限は300万円まで、市場調査などの委託費の上限が100万円まで、と内訳に制限があります。

関西・中部エリア(大阪府・愛知県・兵庫県・京都府)での会社設立で使える主な補助金・助成金

自治体 制度名 記事更新時点の公募状況・申請期間の目安 補助上限額・補助率 主な対象経費
大阪府 大阪起業家グローイングアップ事業新規タブで開く 【2026年度】
応募受付締め切り:2026年9月25日
最大100万円(1/2以内)
※コンテスト受賞者が対象
創立費(登記経費など)、機会装置・工具器具備品費、補助員人件費など
愛知県 あいちスタートアップ創業支援事業費補助金新規タブで開く(起業支援金) 【2026年度公募終了・次回準備推奨】
募集時期:例年春〜夏ごろ
上限200万円(1/2以内) 店舗等借料、設備費、人件費、広報費、外注費など
兵庫県 起業家支援事業助成金新規タブで開く(一般事業枠) 【2026年度公募終了・次回準備推奨】
募集時期:例年春ごろ
上限100万円(1/2以内)
※空き家活用で最大200万円
事務所開設費、備品費、専門家経費、広告宣伝費など
京都府 京都府起業支援事業費補助金新規タブで開く(社会的起業向け) 【2026年度公募終了・次回準備推奨】
次回募集:例年春ごろ
上限200万円(1/2以内) 人件費、店舗等借入費、設備費、広報費、外注費など
ピックアップ制度:大阪府「大阪起業家グローイングアップ事業新規タブで開く
ビジネスプランコンテストと連動した補助制度です。採択されると資金支援だけでなく、ハンズオンによる事業化伴走支援や投資家とのマッチング機会も得られるため、スタートアップ型の起業を目指す方に適しています。

その他主要エリア(福岡県・北海道・宮城県など)での会社設立で使える主な補助金・助成金

自治体 制度名 記事更新時点の公募状況・申請期間の目安 補助上限額・補助率 主な対象経費
福岡県 福岡市新規創業促進補助金新規タブで開く 【通年随時受付中・予算先着順】
※必ず会社設立登記の前に申請が必要
株式会社:75,000円
合同会社:30,000円
(実質負担0円)
※特定創業支援との併用必須
登録免許税の自己負担分
北海道 北海道中小企業新応援ファンド事業新規タブで開く(創業促進支援事業) 【2026年度公募終了・次回準備推奨】
募集時期:例年春ごろ
上限100万円(1/2以内)
※道内で新規創業する個人・法人が対象
原材料・副材料費、外注費、出展料・展示工事費、広告宣伝費など
宮城県 宮城県スタートアップ加速化支援事業新規タブで開く 【2026年度公募終了・次回準備推奨】
募集時期:例年春ごろ
一般枠:上限100万円(1/2以内)
DX枠:上限250万円(2/3以内)
※県内での起業・第二創業が対象
従業員の人件費、店舗等借入費、設備費、試作品等の原材料費、広報費など
ピックアップ制度:福岡市「福岡市新規創業促進補助金新規タブで開く
福岡市では、国の「特定創業支援等事業」を活用して会社を設立した創業者に対し、自己負担した登録免許税の残りの半額(株式会社なら7万5,000円、合同会社なら3万円)を市が全額キャッシュバックしてくれる独自の補助金を実施しています。国の優遇措置とこの補助金を組み合わせることで、会社設立にかかる登録免許税を実質0円にすることが可能です。

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会社設立と補助金申請の正しい手順とタイミング

会社設立時に補助金を受け取るためには、「会社を登記するタイミング」と「補助金申請をするタイミング」のスケジュール管理が重要です。タイミングを誤ると、対象外となり受給権を失うリスクがあります。

補助金の申請スケジュールを組む前に、まずは会社設立の全体像や必要な手続きを把握しておくことも大切です。全体の流れを確認したい方は、以下の記事を参考にしてください。

設立前に申請が必要な制度と設立後でも間に合う制度

補助金・助成金は、申請時点での会社のステータスによって利用できる制度が分かれています。

申請のタイミング 該当する主な制度 申請時の注意点
会社設立前または直後に申請 ・都道府県の「起業支援金」
・東京都「創業助成金」
起業前、または設立から間もない段階(東京は5年未満)での申請が必要。指定の創業セミナー受講などの事前要件がある。
会社設立後かつ従業員の採用・転換前に申請 ・キャリアアップ助成金 会社設立・雇用保険の加入後、対象の従業員を採用する(または正社員化する)前日までに計画書の提出が必要。
会社設立後に申請可能 ・小規模事業者持続化補助金<創業型>
・デジタル化・AI導入補助金
・新事業進出・ものづくり商業サービス補助金(革新的新製品・サービス枠)
法人登記完了後、履歴事項全部証明書や法人口座、gBizID等を取得してから申請。持続化補助金は設立後1年以内の申請が対象。デジタル化・AI導入補助金は1期目決算以降申請可能。

「補助金の交付が決定するまで会社を作ってはいけない」と誤解されることもありますが、法人登記自体は申請前や審査期間中に行っても問題ありません。むしろ、事前に登記を済ませて法人口座を開設しておかなければ、補助金の申請や交付後の名義契約がスムーズに進まなくなります。

本当に注意すべきなのは、補助対象となる経費を契約・発注・支払いするタイミングです。

補助金の交付決定よりも前に契約したり、支払ったりした経費は、原則として補助の対象外になってしまいます。オフィスの契約、機械設備の発注、店舗の改装やホームページの制作依頼などは、必ず交付決定通知が手元に届いてから進めるよう、スケジュールを逆算して準備しましょう。 

設立前に「特定創業支援等事業」を受けて補助上限アップ・設立コストを下げる

各市区町村が提供する「特定創業支援等事業(創業セミナーや継続的な個別相談など)」を受講し証明書を取得すると、補助金の審査や条件面で大きなメリットを得られます。

  • 補助上限額の引き上げ: 例えば小規模事業者持続化補助金<創業型>の場合、通常枠(上限50万円)から創業型(上限200万円/インボイス特例適用で最大250万円)へ上限額が大幅に引き上げられます。
  • 会社設立コストの半減: 会社を登記する際の登録免許税が半額に減免されます。
    1. 株式会社: 最低税額15万円 ➔ 7.5万円に減税
    2. 合同会社: 最低税額6万円 ➔ 3.0万円に減税

証明書の発行にはセミナー受講等で1か月〜数か月程度の期間を要するため、公募締め切りから逆算して早めに着手することが大切です。

補助金は原則後払いのため設立直後の資金ショートに注意

補助金に関して特に注意したいのが、「採択されたらすぐにお金が振り込まれる」という誤解です。補助金・助成金は原則として後払いとなります。

補助金の支給フロー
  1. 1
    公募への申請・採択(※この時点では交付候補者に選ばれた段階)
  2. 2
    交付申請・交付決定(※ここから正式な事業実施期間がスタート)
  3. 3
    設備導入・発注・支払い(※一度すべて自社で支払う)
  4. 4
    事業終了・実績報告書の提出
  5. 5
    確定検査・補助金額の確定
  6. 6
    指定口座への入金(※交付決定から半年〜1年以上先)
  • 上記は一般的な補助金の支給フローの例です。制度や公募回によって手続きの順序などが異なる場合があります。具体的な支給フローや条件は、必ず申請予定の補助金公式サイトおよび最新の公募要領をご確認ください。

このように、採択されてから実際に口座へ補助金が振り込まれるまでには半年から1年以上のタイムラグが発生します。事業期間中に必要な機械設備費や広告宣伝費、店舗改装費、人件費などは、一度すべて手元の自己資金から支払わなければなりません。

そのため「補助金が入るから大丈夫」と十分な資金を準備せずに事業を進めると、立替払いができずに途中で資金ショートしてしまう可能性があります。日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金新規タブで開く」などの創業融資を併用し、補助金振り込みまでの運転資金を事前に確保しておくことが重要です。

補助金申請に集中するために会社設立手続きを短縮する方法

創業期は時間が非常に大切です。採択率を左右する補助金の事業計画書作成には、市場調査や収支シミュレーションなど膨大な準備時間がかかります。

一方で、定款の作成や法務局への登記申請書類の準備といった会社設立手続きそのものは、売上を生み出す作業ではありません。ここに何日も費やしてしまうと、補助金の公募締め切りに間に合わないという本末転倒な事態を招きかねません。

そこでおすすめなのが、「弥生のかんたん会社設立」などのツールを活用して、会社設立手続きをスムーズに終わらせることです。設立手続き自体をかんたんに終わらせられれば、その分生まれた時間を、採択率を高めるための事業計画書の作成や専門家への相談に集中させられます。

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【中小企業診断士監修】会社設立補助金の採択率を上げるポイント

補助金は要件を満たして申請すれば全員がもらえるわけではなく、採択審査を通過しなければなりません。限られた予算の中で採択を勝ち取るための重要なポイントを解説します。

審査員(読み手)を意識した事業計画書を書く

補助金の審査では、中小企業診断士などの専門家が、提出された事業計画書を採点します。審査員は一度に多くの審査を行うため、1つの案件にさほど時間が掛けられません。

「読みにくい」「数値根拠がない」といった計画書は、どれほど優れたビジネスアイデアであっても不採択となる可能性が高まります。専門用語を極力使わず誰でもわかるような平易な言葉を使い、読みやすい文章を書くよう意識しましょう。

図解などもあると効果的です。また数字的な根拠も現実的になっているかどうか、検証しながら書きましょう。

採択率を高めるには数値根拠と読みやすさが重要

三浦 高先生(起業コンサルタント®、中小企業診断士、1級販売士):不採択になる計画書は「創業者の想い」ばかりが先行し、具体的な数字や客観的な市場データが不足している傾向があります。審査員が厳しくチェックしているのは、「この事業は計画通りに実現可能なのか」、「投入した補助金によってどれだけの売上や雇用が生まれるのか」、という点です。採択率を高めるためには、競合比較、ターゲット層の市場規模、客単価や回転率などの数値根拠を論理的に説明することが重要です。

税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士の渋田先生
事業計画書に盛り込むべき3大要素
  1. 1
    自社の強みと競合優位性
    競合と比較した際の自社のアピールポイントや、顧客が競合ではなく自社を選ぶ明確な理由を提示する。
  2. 2
    定量的で客観的な数値計画
    ターゲットの市場規模、想定顧客のニーズをデータで示し、算出根拠に基づいた現実的な収支予測を組み立てる。
  3. 3
    補助事業の必要性と具体的効果
    補助金で導入する設備や広報費が、事業成長にどう直結するのか、納得感のあるストーリーで示す。

自力申請が難しい場合は認定支援機関(税理士等)へ相談する

公募要領の確認、事業計画書の作成、加点項目のクリア、電子申請(jGrants)の操作など、多忙な創業期にすべて自力で行うのは容易ではありません。

採択率を確実に高めたい場合は、国が認めた専門家である認定経営革新等支援機関(税理士・社会保険労務士・中小企業診断士など)のサポートを受けることをおすすめします。

専門家の伴走支援を受けることで、審査員の視点を踏まえた事業計画書へブラッシュアップできるだけでなく、補助金が入金されるまでの資金繰りを支える創業融資の相談も同時に進められます。

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補助金を賢く活用してスムーズに会社設立を進めよう

会社設立で補助金を賢く活用するには、公募スケジュールからの逆算と事前の資金計画が欠かせません。

しかし、採択率を左右する事業計画書の作成や資金調達の準備に追われる中、複雑な設立書類の準備に何日も時間を取られてしまっては本末転倒です。

まずは面倒な会社設立の手続きを「弥生のかんたん会社設立」などのツールを活用して効率化し、重要な補助金申請や事業準備にリソースを集中できる環境を整えましょう。

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よくあるご質問

個人事業主から法人成りする場合も補助金の対象になりますか?

はい、対象になります。ただし、既存事業をそのまま引き継ぐだけの法人成りは、一部の補助金で対象外となるため注意が必要です。


・地方自治体の「起業支援金」:原則対象外
単なる法人化では申請できません。既存事業を廃止し、新たな業種に挑戦する「第二創業」である必要があります。
・国の「持続化補助金」など:申請可能
法人成り直後は法人の確定申告実績がないため、個人時代の確定申告書を代わりに提出するなどの特殊な手続きが必要です。


※国の「特定創業支援等事業」の証明書は、個人開業から5年以内であれば、法人成り時の登録免許税の減免(株式会社:最低7.5万円、合同会社:3万円)にも活用可能です。
補助金と創業融資は併用できますか?

併用できます。むしろ資金繰りの観点から併用することをおすすめします。
補助金は原則後払いです。交付決定を受けてから実際に補助金が口座に振り込まれるまでには半年〜1年以上かかるケースも少なくありません。
そのため、補助事業の期間中に必要となる店舗改装費、システム導入費、人件費などは、一度自社で全額を立て替えて支払う必要があります。日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金新規タブで開く」などを併用して運転資金を事前に確保しておくと、立替期間中の資金ショートを防ぐことができます。

自己資金が少なくても補助金を受け取れますか?

制度上の申請は可能ですが、実務上は一時的な立替資金と消費税分の自己負担が必要になるため、手元資金ゼロでの申請は難しいです。
補助金はかかった経費の3分の2などを後から支援してくれるしくみですが、残りの3分の1は自己負担となります。さらに見落としがちなのが、消費税は補助金の対象外になる点です。
自己資金が少ない場合は、足りない立替資金を創業融資で補える見込みがあるかを事前にシミュレーションしたうえで、申請計画を立てましょう。

会社設立時に購入したパソコンやタブレットの費用は補助金で落ちますか?

パソコン、スマートフォン、タブレットなどの汎用的な機器は、事業以外の目的(プライベート等)にも使用できるため、ほとんどの補助金で対象外となります。
ただし「デジタル化・AI導入補助金2026」のインボイス枠(インボイス対応類型)新規タブで開くにおいて、パソコンやタブレット等のハードウェアは「上限10万円(補助率1/2以内)」、レジや券売機は「上限20万円(補助率1/2以内)」で、指定ソフトとセット申請時のみ補助対象となるルールが現在も継続しています。
単体で購入せず、ソフトウェアの導入計画とセットで申請条件を満たせるか確認しましょう。 また応募には納税証明書が必要なため、最低でも1期決算を行う必要があります。うまくタイミングを合わせて申請を検討しましょう。

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この記事の監修者三浦 高(起業コンサルタント®、中小企業診断士、1級販売士)

起業コンサルタント®、中小企業診断士、1級販売士。
V-Spirits総合研究所株式会社代表取締役。
これまで創業補助金検査員・審査員を従事。
V-Spiritsでは資金調達担当としてクライアントの補助金や融資の獲得を支援している。
融資、各種補助金累計支援件数はそれぞれ400件を超える。

三浦 高(起業コンサルタント®、中小企業診断士、1級販売士)

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