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業界最大手の実績と信頼感、顧問税理士との連携のしやすさが決め手となりました

株式会社Queue(東京都渋谷区)

  • 弥生会計
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2016年11月、スタートアップのIT企業として設立された株式会社Queue。
3期目以降の成長戦略を進めていく上で、将来的にIPOやM&Aなどの選択肢を考える中、もっとも実績があり信頼感のある会計ソフトとして導入したのが「弥生会計」だった。

税理士とのスムーズな連携を考慮し、会計ソフトを検討

機械学習を用いた工業図面検索システムなど、最先端のテクノロジーを活用した幅広いソフトウェア・ソリューションやプロダクトの開発・提供を行う株式会社Queue。
16年11月、同じ東京大学工学部に在籍していた現代表取締役,CEOの柴田直人氏と、取締役副社長,CCOの三橋啓多氏が大学在学時に立ち上げたスタートアップ企業で、さまざまな業界のイノベーターとともに、テクノロジーを活用した課題解決に意欲的に取り組んでいる。

創業から2期目にかけてはソフトウェアの受託開発をメインに請け負っていたものの、3期目を前に新たな成長戦略を構想することとなる。そこで中途入社したのが、現在、同社でコーポレートマネジャーとして経理業務を行なう坂田駿介氏だ。

同社では「技術の進化に取り残されつつある領域に新たなソリューションを提供することをミッションの1つに掲げています」と坂田氏。

2期目までは受託開発中心だったが、3期目以降は「どういうソリューションが必要なのか」コンサルティング業務から入り、クライアント企業と一緒に考えてプロダクト化していく形態に事業の軸をシフトしている。

「経営の舵を切り直すにあたり、会社の数字の管理方法も見直そうということになり、新たな会計ソフトの導入を検討することになりました」

それまでも他社のクラウド会計ソフトを導入はしていたものの、実質的には税理士に領収書や請求書を渡して仕訳作業から一任。社内の人間はほとんど経理にタッチしていない状況だったという。

前職で銀行に勤務し、財務諸表など会社の数字に明るかった坂田氏が入社したタイミングで、代表のEXIT(イグジット)戦略を整えたいという意向もあり、税理士に相談しながら会計ソフトを検討。

「会計初心者ということもあり税理士との連携を優先し、かつ将来的にIPOやM&Aなどの選択肢も見据えていく上で、実績があり信頼感のある会計ソフトを導入するべきという助言を受け、19年1月、薦められた『弥生会計』を導入することにしました」

疑問点をカスタマーセンターで即解決できる安心感も強み

元銀行員とはいえ、坂田氏も会計ソフトを使うのは初めて。導入にあたっては簿記や会計の知識はインプットしつつ、運用をスタートした。

「当初は仕訳作業で手間取ることもありましたが、操作感は初心者にもわかりやすい。作業をしていきながら、すぐに慣れることができました」

途中でオフィス移転をしたため、減価償却や費用計上などに迷うこともあったというが、不明点が生じた際には税理士にたずねるほか、弥生のカスタマーセンターを活用できるのも心強かったそう。

「電話で相談すれば、すぐに疑問点を解消できる安心感も業界最大手である弥生さんの強みだと感じました」

現在の経理業務については、月初に前月の領収書や請求書をまとめて売上や経費を集計し、仕訳を登録。工数を集計し原価計算に反映する。2週目に前月作成した試算表をもとに代表らと財務ミーティングも実施し、資金繰りなど把握するようにしている。

月末の28日前後に、税理士と月初に行った仕訳を一緒に確認し、修正事項をチェック。月末に請求書、給与などの支払の対応と売掛金の回収管理を行っている。

「請求書作成は、会計ソフト導入以前から、弥生が提供するクラウド請求サービス『Misoca』を使っています」

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数字の「把握」と、業務の「省力化」を実現

では、弥生会計およびMisoca導入により、どのような効果、変化が表れたのか。まず1つめとして、会社の数字を「把握」できたことを挙げる。

「間違いなく自分でやった方がいいと感じています。仕訳入力から試算表作成まで内製化することで、契約しているけど使っていないWebサービスなど無駄な支出に気付けたり、資金繰りを把握できるようになったりしたのは大きいです」

同社の場合、プロジェクトにより、数十万単位のものもあれば数千万単位のものまであるため、月によっては資金が薄くなる月もあるが、会社の数字を把握できていることで支出を抑えるなど手が打てるようになったという。

2つめが、業務の「省力化」ができること。

「当初は仕訳を帳簿に入力していましたが、今は[スマート取引取込]で、銀行データは自動取り込みしています。自分ですべて入力していた時は、残高が合わないことがあった際の確認作業が大変でしたが、それが無くなっただけでも随分ラクです」

「コンサルティングから関わるプロジェクトの増加に伴い、請求書の発行機会も増えたので、『Misoca』の郵送機能が本当に便利です。切手を買って・・・という作業が意外と大変で、切手が残ると帳簿を付ける作業も発生する。レターパックで出すとなると360円かかるので、210円(税抜)/通で郵送してもらえるのはすごく助かっていますね。小さい会社だと人手も少なくちょっとした時間も惜しいので」

スタートアップ企業にあって人員のリソースも限られるなか、アナログな作業を省力化することにより、売上に関わるマーケティング業務などに携わる時間の創出にもつながっているという。

今後はコンサルティングから入っていくプロジェクトを1つの軸としつつ、もう1つの軸になればと自社プロダクト開発に注力しているという同社。

「現在、リモートワーク支援ツールと、ブラウザ上で使うことができるプレゼンテーションツールを開発しています。ジャンルは問わずまだ技術が入り込んでいない分野に、テクノロジーを活用して価値を提供していきたいです」

  • 本記事の内容は、取材当時のものです。
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事業所名
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事業形態
株式会社
設立
2016年
事業内容
ITソフトウェア開発
所在地
東京都渋谷区
従業員
17名

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