知識がなくてもストレスフリーでバックオフィス業務がこなせます。
合同会社Nibbles
- バックオフィス業務の経験がない
- シェアが高い
- 会計事務所で多く使われている
- 初年度無料で使える
- 通常業務の合間にバックオフィス業務が完結できる
- 専任のスタッフや拠点を用意する必要がなくなった
- 経理知識がなくてもバックオフィス業務がこなせた
- かんたん取引入力(弥生会計 オンライン)
- 請求書の自動作成機能(Misoca)
2021年に前平 伸吾さんと藤 慶成さんが設立した合同会社Nibbles。代表を前平さん、経理などを藤さんが担当し、通信業界を中心に人材アウトソーシング事業を行っている。現場仕事と経営も行う2人にとって「弥生オンライン」は、経理の知識がなくても使え、クラウド共有できるので経理作業の助けになっている。
先の見えない時代だからこそ自分たちで会社を設立。 創業手続きやバックオフィス業務も、自分たちの手で。
独立前からこの業界で働いていた前平さんは常々「先が見えないな」と感じていたという。
「今の時代、自分の将来を考えた時に、いつまでどういう形で働き続けられるか、不安に思うことはだれにでもあるのではないでしょうか。一方で、先の見えない状況だからこそ、自分で何かをしてみるという選択肢もあるのではないか、と思うようになりました」(前平さん)
そんなことを考え始めた時期に、会社でスタッフのサポートをする側の仕事に回った前平さん。いろいろな相手と話をする中で「自分と考え方が合う、この人となら一緒に何かできる」と感じる人が増えていった。そこで思い切って彼らと会社を作ってみようと考え、藤さんと共に合同会社Nibblesを立ち上げたという。
通常、会社設立にあたっての手続きなどは行政書士に任せることが多いが、前平さんと藤さんはそのすべての手続きを自分たちの手で行った。
「僕らの考えとして、なんでもすぐ人に任せるのがちょっと嫌なんですよね。まずは自分たちでやってみて、いろいろと仕組みがわかったうえで必要だと感じたらプロに頼むという形にしたいなと思った。設立作業は本当に大変で、何度も法務局へ行ったりして右往左往しましたが(笑)、そこから学ぶことも多かったです」(前平さん)
同様に、経理に関してもまずは自分たちでやろうということになり、創業と同時に「弥生会計 オンライン」と「Misoca」「やよいの給与明細 Next」を導入した。
クラウドだから拠点にとらわれず経理作業が可能。 働き方や生き方までもが自由になる。
前平さんも藤さんも、前職で経理や総務といったバックオフィス業務の経験はゼロ。会計ソフトに関してもイチから情報を集めて「弥生オンライン」の導入を決めた。
「いろいろと検索して、実際に使っている人の記事なども読みましたが、やはりシェアが大きいことは決め手の1つになりました。ゆくゆくは税理士さんにお願いすることを想定したときにも、会計事務所では『弥生会計』が多く使われているということで将来的な連携を考えたときにも安心だなと。請求書が作れる『Misoca』や『やよいの給与明細 Next』などもシリーズで揃っていましたし、初年度無料というのも魅力でした。加えて、クラウドで使えて場所にとらわれることなく経理の内容を見ることができる、というのも大きなポイントだったんです」(藤さん)
現在、Nibblesは拠点となるオフィスを構えていない。お二人は会社設立前に、まずは事務所を借りて、バックオフィス業務担当の人材などを雇わなければいけないのではないかと考えていた。ところが実際にスタートしてみると、バックオフィス業務は自分たちが通常業務の合間にパソコン上で完結でき、データはクラウドで共有可能。専任のスタッフを置く必要もどこかに拠点を持つ必要もなかったという。
「僕らの仕事は、業態的にも事務所がそれほど必要ないんですよね。基本的に社員はそれぞれの派遣先へ行って、そこで仕事をする形なので、皆が集まる場所ってほとんど必要ないんです」(藤さん)
最近は貸し会議室なども増えたので、集まる必要があっても困ることはない。そして、事務所の賃料や内勤スタッフの固定給などがかからないことで会社の負担は減る。
「オンラインでやりとりができるので、今後、会社にある程度体力がついてきたら、自分たちが住む場所なんかも自由に選べるかもしれない。想像していたよりも、いろいろなことが自由にできるんだなと感じています。また、経理に関しての知識はまったくなかった僕らでも、『弥生オンライン』を使うことでそれほど負担を感じずにバックオフィス業務をこなすことができている。そのおかげで仕事に専念できるというのもメリットの1つですね」(前平さん)
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経理作業は本業の合間に。請求書作成や給与計算の効率化が進む。
現在、経理の仕事を主に担当しているのは藤さん。自身も現場での仕事をこなしつつ、空いている時間を活用して経理作業を行っている。
「経費や銀行口座の明細などは[かんたん取引入力]で数字を入力しています。簿記の知識などがまったくなくても、数字を入れていけば帳簿ができるようにデザインされているのはすごいなと思いますね。請求書は月初に『Misoca』で作り、基本はPDF化したものをメール添付で送っています。派遣業務は一度決まると基本的に毎月同じ現場なので、自動作成機能を使い、枚数的にも月に10枚程度なので30分もあれば終わりますね。各従業員の経費処理は会ったタイミングで領収書を受け取り、取り込んでいます」(藤さん)
決算は、初年度から税理士に依頼。そのタイミングで契約を交わし、それ以降は月々の経理も会計データを共有し、チェックしてもらっているそうだ。
「オフィスがないので、打ち合わせが必要な際には喫茶店などでお話しするんですが、パソコンでデータを共有できるので紙の資料を広げたりしなくてよいのは地味にありがたいですね。フットワークも軽くなりますし、人に見られても恥ずかしくない(笑)」(前平さん)
給与業務も「やよいの給与明細 Next」を使えば、煩雑な計算なしに各種数字の算出や書類などが作れるので本当に助かっています、と前平さん。
「例えば社会保険1つとっても、本人からいくら徴収して会社が国にいくら納めるのか、といった計算を紙ベースでしようと思ったら大変な労力がかかります。それを、数字を入れれば自動的に計算してくれる。こういう部分で、会社経営に関わる部分での余計なストレスを軽減してもらえていると思います」(前平さん)
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働くことに、ほんの少しでも上向きのモチベーションを。
現在は、前職からのつながりのある通信業界への人材派遣のみを手がけているが、将来的には派遣資格などを取って、別業種にも手を広げていきたいと考えているそうだ。
「アウトソーシング事業は、派遣する人数が増えないと収支も伸びない。ですから将来的に派遣先の業種を増やしていく必要は感じています。ただ、僕自身にあるのは単純に『楽しいことをやりたい』という意識だけなんです。というのも、自分が雇われて働いているとき、僕にとって一番ストレスだったのが『これ、何の意味があるの?』という仕事を振られることでした。ときどき形式上やっているだけで、これに何の生産性があるんだろう……と感じる仕事ってありますよね。僕はそういうのが大嫌いだし、そういう仕事をしたくないので、僕らの会社に入ってくれた人にもそういうことをさせたくないんです」(前平さん)
そのためには無駄な仕事は減らして仕事量を少なくし、人がストレスなく働ける場を作りたいという前平さん。さらに、世の中にはモチベーションの高い人も低い人もいる。だから基本的にはちゃんと出勤して、現場でそれなりに働けば十分。それ以上やってくれた人はきちんと評価を受けて、その分上がった単価は本人に還元する。
「ただモチベーションが低くて、なかなか上を向けない人にも何かを生きがいに思ってほしい。それは仕事じゃなくていいんです。例えばお酒を飲むとか、ゲームをするとか、どんなことでもいいので『その楽しいことをやるために、お金を稼ぐ』というささやかなモチベーションが持てるといいなと。そんな風に、自発的に上を向けるような環境を作りたいんです。仕事ってやっぱり人生の大半を占めるものだと思うので、下を向いたまま働いていてほしくないんですよね」(前平さん)
- ※本記事の内容は、取材当時のものです。
- 事業所名
- 合同会社Nibbles
- 事業形態
- 合同会社
- 設立
- 2021年
- 事業内容
- 人材アウトソーシング事業(通信)
- 所在地
- 埼玉県さいたま市
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