各業界の特徴と収益構造

毎月どれくらい経費にかけていいの?適切な利益率は?
「業界ごとの売上に対する理想比率」を先輩起業家のアンケートと中小企業白書を元に紹介しています。
各業界のポイントも合わせて健全経営の参考にしてみましょう。

飲食業

食材の原価と人件費、
店舗家賃を抑えることが大切

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:5.05人、平均年間売上高:2322.27万円、平均営業利益:303.06万円(年)、平均運転資金:155.09万円(月)、平均手持ち資金:733.65万円
飲食業における売上に対する理想比率:原価30%、人件費35%、家賃・リース料10%、水道光熱費4%、広告販促費5%、その他経費3%、利益13%

飲食業は、設備投資にお金がかかります。ただし、いったん開業すると、売上はカード決済でない限り現金取引となり、その都度入金されます。仕入は掛け仕入で後日支払いとなるため、日々の資金繰りは他の業種に比べて恵まれています。
飲食業では、食材等の原価と人件費、そして地代家賃の3つの費用が約7割を占めています。これら三大費用を売上の7割以内に抑えることが、飲食店成功の秘訣です。また、突然の採用コスト発生や災害、気候変動による食材仕入れコストの高騰への備えも必要です。
残り物や仕入れた食材を自分で食べた場合は、適切な会計処理しなければなりません。

この業界で起業を目指すなら…

飲食業界で起業して成功するためには、メニュー、サービス、立地といった要因の他、誰にも真似できない他社との差別化された目玉商品が必要でしょう。異業種参入率も高い業種ですので、経験や従来の常識にとらわれない感覚を養い、新たな挑戦を行っていく必要があります。

起業したら日々の経理処理が大切!あわてる前に把握しておこう

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理美容業

原価の半分以上が人件費
固定客を掴めば売上は安定

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:2.25人、平均年間売上高:1524.92万円、平均営業利益:257.24万円(年)、平均運転資金:70.66万円(月)、平均手持ち資金:428.25万円
理美容業における売上に対する理想比率:原価8%、人件費55%、家賃・リース料8%、水道光熱費3%、広告販促費5%、その他経費4%、利益17%

店舗保証金や内外装工事費など、開業前の設備投資にそれなりのお金がかかります。特に店のコンセプト、雰囲気づくりが重要となるため、内外装を含む店舗デザインには力を入れる必要があります。
仕入費用の割合は小さく、シャンプーなどの消耗品にはそれほどコストがかかりません。一方で人件費の割合が費用の半分以上を占めています。他の業種に比べると利益率は高めです。飲食業に比べると1店舗あたりの売上は1,500万円程度と上限はあるものの、固定客が増えて軌道に乗れば安定した売上が見込める手堅い商売です。
スタッフの人件費を低く抑える必要があるため、定着率が課題となります。家族経営も多くあります。

この業界で起業を目指すなら…

理美容コンテストの入賞歴など、技術力の高さをアピールできれば大きな強みになります。理容院は男性客が圧倒的に多いのが特徴ですが、若年層は美容院に流れている傾向があります。1,000円カットの普及で低価格化が進んでいる分、サービス価格の設定が悩みどころとなります。価格を高くする場合は、金額に見合った技術力、流行を取り入れた提案力、きめ細やかな接客といった付加価値が求められます。
美容院は男性客も見込めるうえ客単価も高めですが、競合の参入が容易なため、立地には注意が必要です。
いずれにしろ、固定客をしっかり掴むために顧客管理の体制はしっかり整えておかねばなりません。

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小売業

需要と供給を見極め、過剰在庫をつくらない在庫管理が大切

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:14.70人、平均年間売上高:1億1011.70万円、平均営業利益:646.80万円(年)、平均運転資金:947.07万円(月)、平均手持ち資金:1633.39万円
小売業における売上に対する理想比率:原価67%、人件費15%、店舗関連費5%、その他経費7%、利益6%

小売業は、生産者や卸売業者から仕入れた商品を最終的に消費者に販売します。そのため、景気や季節・天候の変化に伴う消費者ニーズの影響を直接受ける業種です。一般的に売上は現金取引で、仕入は掛け取引のため、商品が売れるとすぐに現金が入り、支払いが後になります。そのため、飲食店同様、運転資金にそれほど余力がなくても経営していくことは可能です。ただし、スタッフ数も多くコストもかかり、利益率も低い業種のため、効率性が求められるでしょう。
商品仕入の原価率が高く、人件費、広告宣伝費、店舗家賃なども含めると売上の9割ぐらいになります。棚卸資産が必ずといっていいほど発生するため、期末の実地棚卸が大切になります。

この業界で起業を目指すなら…

流行や季節による売れ筋の変動が激しいため、マーケット需要をしっかり把握する必要があります。顧客ニーズへの早い対応も求められます。小売店を継続させるためには、資金不足の原因となる過剰在庫を作らない在庫管理が大切です。
顧客に求められる商品をラインナップし続けて、広告やイベント・キャンペーンなども行うことにより、固定客を確保・維持しつつ、更なる新規顧客を獲得していく必要があります。

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ネットショップ

商品構成に独自色を出して
口コミで信頼度と知名度を上げる

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:2.44人、平均年間売上高:4594.23万円、平均営業利益:414.31万円(年)、平均運転資金:159.56万円(月)、平均手持ち資金:617.12万円
ネットショップにおける売上に対する理想比率:原価33%、人件費35%、店舗関連費8%、家賃・リース料5%、広告販促費6%、その他経費4%、利益9%

同じ小売りでも実店舗型より従業員数は圧倒的に少なく、利益率も若干高めになりますが、仕入が多くなるため、どうしても原価は高くなります。売れ筋商品は切らさず、不人気商品は抱えこまないよう、在庫管理は非常に重要です。棚卸しもきっちり行う必要があります。売上のほとんどがクレジット決済になるため、入金は遅くなります。バーチャル店舗といえども、継続して利益を出す規模で運営していくとなると、サーバ代やECモール出店料などで平均運転資金は月150万円以上もかかります。仕入も考慮すると、手持ち資金は多めに確保しておく必要があります。

この業界で起業を目指すなら…

参入障壁がほとんどないビジネスモデルのため、他店との差別化をどう図っていくかが生き残りのポイントとなります。実店舗型よりも効率的に経営できるとはいえ、価格勝負では大手に敵うはずがありません。海外から輸入するなどして、他では扱っていない商品を増やすのも戦略のひとつです。機能性やデザインが優れた商品を数多く取り扱うことで優位性が高まります。また、効能や機能などの商品説明をしっかりと行うのは当然として、口コミで評判を上げていく必要もあります。集客力の高い大手ECモールの利用も検討しましょう。
他店との差別化を図るために、オリジナル商品を自ら企画するくらいの行動力は必要になるかもしれません。

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マッサージ・整体・リフレクソロジー

初期費用が少なく起業しやすいが繁盛するかどうかは腕次第

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:2.38人、平均年間売上高:1664.00万円、平均営業利益:287.33万円(年)、平均運転資金:103.08万円(月)、平均手持ち資金:466.88万円
マッサージ・整体・リフレクソロジーにおける売上に対する理想比率:原価3%、人件費55%、家賃・リース料10%、水道光熱費5%、広告販促費6%、その他経費4%、利益17%

従業員数や売上、原価構成など理美容業に極めて近いビジネスモデルです。現金商売で利益率が高い点も理美容業と同様です。原価は消耗品のタオル程度なので仕入はほとんどかからず、費用の大半は人件費となります。属人性が非常に高く、施術者の技術力と接客力が重要となり、固定客をいかに多く獲得できるかが勝負の分かれ目です。雑居ビルの上層階などでも開業できるため、初期費用は比較的かかりません。最近は、レンタルサロンを活用した開業も増加しています。

この業界で起業を目指すなら…

按摩や鍼などは国家資格が必要ですが、いわゆる整体、リフレクソロジーなどであれば免許不要のため、起業はしやすく新規出店は増加しています。オフィス街の近くでは同じ雑居ビルやマンションに同業者が複数入っていることも珍しくありません。ビジネスマンが多いエリアであれば、それでも集客は見込めますが、リピーターになってもらえるかどうかは、施術テクニックにかかってきます。
どんなお客さんに来てもらいたいか、ターゲットの絞り込みをしたうえで、メニューや店舗デザインを考える必要があります。特に女性客の多いリフレクソロジーなどは、内装も含めたコンセプト作りが重要です。

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ITシステム業

他社と差別化できるプロダクトを追究し続けることが必要

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:3.82人、平均年間売上高:3215.96万円、平均営業利益:406.77万円(年)、平均運転資金:217.53万円(月)、平均手持ち資金:735.12万円
ITシステム業における売上に対する理想比率:原価2%、人件費62%、店舗関連費10%、その他経費13%、利益13%

IT業界には、経営課題を解決するためのシステムを提供する数多くの企業が存在します。
ITシステムの企画、提案、コンサルティングといった上流工程から、システム設計、構築、さらには運用、保守などの下流工程まで幅広い業務の対応が必要です。売上原価に相当する費用が少なく、売上高の約6割を人件費が占めることも特徴です。良くも悪くも人材に左右される業界ですので、優秀な人材をいかに確保し続けるかがポイントです。
建設業や製造業のように、開発原価を管理・計算する必要があり、提供するサービスごとに収益計上のタイミングが問題になることが多い業種です。税理士や会計士とタッグを組んで事業に取り組む必要があるでしょう。

この業界で起業を目指すなら…

IT業界では、日進月歩で新しい技術が生まれています。顧客も新しい技術に敏感なため、いかに他社と比べて強みがあるか、差別化できるかがポイントです。顧客ニーズに合ったものだけを作り続けるのではなく、コンサルティング能力を高めることも大切です。最新技術を即座に習得し、仕事の現場でその技術を活かせるノウハウを学ぶ、最新技術を活かしたソリューションの提案など、他社と差別化できる分野を追究し続ける必要があります。

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アプリケーション開発

自社サービスがヒットするまでの手持ち資金が必要

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:8.20人、平均年間売上高:8876.09万円、平均営業利益:864.77万円(年)、平均運転資金:282.13万円(月)、平均手持ち資金:2409.13万円
アプリケーション開発 における売上に対する理想比率:原価2%、人件費60%、家賃・リース料10%、水道光熱費4%、広告販促費10%、その他経費4%、利益10%

平均従業員数が8人程度とまさに「ザ・中小企業」といった事業規模となり、運転資金約280万円もほとんどが人件費となります。開発費はほぼ一定のため、自社メディアやスマホアプリがヒットすれば、利益率はグンと跳ね上がります。ただし、自社開発の場合はヒットするかどうかは不透明で、軌道に乗るまでは売上が上がりません。十分な手持ち資金が必要です。費用は人件費が大半となりますが、新技術の習得など、時代に乗り遅れないために常に先行投資が必要となります。

この業界で起業を目指すなら…

もともと大手IT企業に勤めていた人が独自アイデアをカタチにするために起業するケースであれば、ベンチャーキャピタル等からの出資は比較的受けやすいでしょう。もう1つ、受託開発で安定した収益を確保しながら、並行してオリジナルのコンテンツやアプリを開発するやり方もあります。
いずれにしても完全なブルーオーシャンというのは見つけにくい分野なので、成功の見込みがある場合はスピード勝負となります。マンパワーと資本を投下して素早くシェアを確保しましょう。

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建設業

業界特有の勘定科目を忘れず
資金繰りに注意が必要

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:2.38人、平均年間売上高:4812.00万円、平均営業利益:803.92万円(年)、平均運転資金:290.05万円(月)、平均手持ち資金:914.96万円
建設業における売上に対する理想比率:原価30%、人件費35%、家賃・リース料8%、水道光熱費5%、広告販促費3%、その他経費2%、利益17%

建設業法に基づいて指定業種の建設を請け負う仕事になります。1件ごとの工期が長く、業務完了後の支払いが多々あります。業界の慣習的に手形払いになることが多いのも特徴です。材料費などの仕入が先行することがほとんどなので、資金繰りには十分注意する必要があります。手持ち資金を多めに確保しておかないと、黒字倒産してしまう可能性もあります。
建設業では、売掛金にあたる完成工事未収入金、期をまたぐ工事の場合は棚卸資産として未成工事支出金といった特別な勘定科目を用いて会計処理をする必要があります。

危険が伴う業務のため、従業員を雇った際は必ず労災保険に加入しておかねばなりません。

この業界で起業を目指すなら…

建設業法により業種が28種類に細分化されています。中小企業がすべての業種をカバーすることは不可能で、それゆえに一人親方として得意分野で勝負する人も多いのです。専門に特化すれば個人で開業することも十分可能ですが、経理からコスト管理、工程管理など幅広い業務を自ら担当することになります。
建設業の許可を受けるには、経営業務の管理責任者が常勤でなければなりません。また、金額の大きな案件を受注するためには建設業の許可が必須となります。

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運輸業

引越シーズン以外の売上の柱になるビジネスモデルが必要

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:7.07人、平均年間売上高:6291.56万円、平均営業利益:579.17万円(年)、平均運転資金:327.05万円(月)、平均手持ち資金:1363.97万円
運輸業における売上に対する理想比率:原価25%、人件費46%、家賃・リース料10%、水道光熱費2%、広告販促費2%、その他経費6%、利益9%

引越業の場合は売上を現金で回収できることが多いものの、複数のトラック、車庫を用意して、従業員数名を雇うとなると運転資金は月300万円以上必要となります。費用の大半は燃料費などの原価コストと人件費です。引越を専門に行う業者のほか、引越業と運送業を兼業することで経営安定を図る業者も多くあります。
大型トラック等の高価な車両の保有またはリースなどがあり、建物、車両運搬具、土地、リース資産(債務)等の金額が比較的大きくなります。車検費用や修繕費なども定期的に発生します。

この業界で起業を目指すなら…

営業許可を受けるには車両数や車庫などの一定条件を満たしている必要があります。大手から中小まで過当競争で見積りを求められるため、サービス価格を抑えることになりがちです。価格勝負よりも丁寧さ、誠実さといったソフト面での差別化を図った方がいいでしょう。引越シーズンに需要が集中しており、近年では単身者の利用も増えています。閑散期には宅配事業やリサイクルショップ等、売上をあげる別の手段を用意しておく必要があります。

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不動産業

営業力さえあれば成功しやすい
新規顧客を絶やさないことが大切

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:1.69人、平均年間売上高:1598.99万円、平均営業利益:375.15万円(年)、平均運転資金:105.43万円(月)、平均手持ち資金:662.23万円
不動産業における売上に対する理想比率:原価30%、人件費40%、家賃・リース料9%、水道光熱費2%、広告販促費7%、その他経費2%、利益6%

不動産の売買や賃借の仲介を行うには、宅地建物取引業の免許が必要となります。不動産業で起業するということは、フルコミッションの営業を始めるようなものです。不動産業のコストのうち、他社の管理する物件を取り扱う際に発生する手数料や情報料、物件管理費などが費用の約3割を占めます。一般的に不動産業では、なんらかの歩合制を取っていることが多く、仮に人を雇うとした場合、人件費を抑えるにはやはり固定給プラス歩合といった仕組みを導入することになるでしょう。折り込みチラシだけでなく不動産情報サイトの活用など、効果的な広告宣伝費の使い方をしっかりと考える必要があります。

この業界で起業を目指すなら…

課題となるのは顧客の新規開拓です。一生でいちばん大きな買い物といわれるくらいですから、戸建てやマンション販売であれば、一度売った相手にもう一度売るというケースはほとんどないでしょう。不動産仲介業の場合、個人の営業力が最も重要となってくるため、成功するかどうかはその人次第ということになります。営業力のある人であれば、そもそも組織に属するよりも起業した方が稼げる可能性は高いでしょう。

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ライター業

定期的な収入源を確保
SNS等での発信力や影響力が重要

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:1.00人、平均年間売上高:637.25万円、平均運転資金:37.31万円(月)、平均手持ち資金:210.05万円
ライター業における売上に対する理想比率:原価5%、人件費55%、家賃・リース料20%、水道光熱費4%、その他経費6%、利益10%

設備投資はいらず、身体ひとつで起業できます。年間売上は600万程度と免税事業者が多く、個人事業主として活動している人がほとんどです。
仕入不要のうえ、主な必要経費は事務所代や書籍代などで、売上は低くても粗利は非常に高いといえます。ただし受注から納品、入金までのサイクルが1、2か月程度かかることもしばしばです。書籍の場合、入金までに半年以上かかることも珍しくありません。固定費は自身の給与以外、ほぼかからない業種ですが、ある程度の手持ち資金は常に確保しておくべきでしょう。

月々の売上が安定しないため、雑誌やウェブメディアの連載、企業の社内報など、定期的な収入源を確保しておくことが重要です。

この業界で起業を目指すなら…

自分の得意分野を明確に打ち出すことが必要で、SNSやイベント等での発信力、影響力を高めておくことも有効です。逆に自分の名前は表に出さず、職人的なライティングを目指すのであれば、単価の高い仕事として、代理店経由の広告案件や法人クライアントからの仕事を積極的に受注する必要があります。そのために納品物のクオリティを一定以上に保つこと、納期を厳守すること、などが求められます。法人と直接取引できる信用力をつけるために、法人成りを視野に入れてもいいでしょう。

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デザイン業

卓越したデザイン力はもちろん論理的な提案力も求められる

黒字化企業の経営状態 平均従業員数:1.00人、平均年間売上高:659.37万円、平均運転資金:34.25万円(月)、平均手持ち資金:182.30万円
デザイン業における売上に対する理想比率:原価5%、人件費55%、家賃・リース料20%、水道光熱費4%、その他経費6%、利益10%

グラフィックデザインやWebデザインの分野であれば、収益構造はライター業とほぼ重なります。ハイスペックなPC、デザインソフトやフォントといった設備投資や保管料は、ライターよりも少しだけ多くなります。
納品から入金までのサイクルが長いという点もライター業と同様で、手持ち資金は多いに越したことはありません。起業後すぐは自宅兼事務所といった形態か、同業者と共同事務所を借りるなどするケースが多いでしょう。
いずれにしろ、単純作業をこなすだけでは単価アップは見込めず、将来的な発展は望めないので、いい意味での属人性を発揮することが大切です。自分の得意ジャンルやオリジナリティを確立しておく必要があります。

この業界で起業を目指すなら…

学校を卒業してすぐにフリーランスになるのではなく、まずは広告制作会社、デザイン会社などで経験を積んでから独立するパターンが多いでしょう。起業後も勤めていた会社や以前の取引先から仕事を発注してもらえるような関係性を築いていないと、安定収入にはつながりません。単価を上げるためには、考案したデザインを論理的に提案するなどのコミュニケーションスキルが求められます。
DTPなどの単純作業は分量をこなせ、安定収入につながりやすい反面、出版不況もあり単価がどんどん下がっているのが実情です。いかに効率良く大量の作業を処理するか、といったスキルも求められます。一方、Webデザインの場合は「デザインを納品して終わり」ではなく、コーディングまで一貫して対応することで継続案件となりやすく、単価も高くなるでしょう。またスマホアプリのUI/UXデザインがしっかりできれば重宝されるでしょう。

起業したら日々の経理処理が大切!あわてる前に把握しておこう

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上記は、ドリームゲート「開業レポート2013年改訂版アンケート調査 新しいウィンドウで開く」を参考に、記載しております。

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